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ハンセン病特別法廷問題について、会見で謝罪する最高裁の今崎幸彦事務総長(手前)=25日午後、東京都千代田区、白井伸洋撮影 :朝日新聞
ハンセン病の次は砂川判決だ
http://xn--gmq27weklgmp.com/2016/04/26/post-4418/
26Apr2016 天木直人の公式ブログ
WHOが1960年に隔離の必要性を否定したにもかかわらず、裁判所は1972年までハンセン病患者を隔離した特別法廷で差別的な暗黒裁判を繰り返して来た。
この誤りを認め、最高裁がきのう4月25日、記者会見を開いて謝罪した。
聖域であった最高裁が自らの誤りを認め、頭を垂れて謝罪する。
前代未聞の事だ。
我々はこの最高裁の謝罪を出発点として、この国の裁判所の民主化を一気に進めなければいけない。
そして、その究極のゴールこそ、砂川裁判を下した田中耕太郎最高裁長官の弾劾だ。
米軍基地建設に反対した学生らを有罪にした1959年の砂川判決の裏に、当時の田中耕太郎最高裁長官が米国政府に裁判情報を教え、この国の司法を米国に売り渡していたことが米国の極秘文書で明かされた。
有罪判決を受けた当時の被告らが裁判の再審を求めて汚名を晴らそうとするのは当然だ。
ところが東京地裁はその再審請求を棄却した。
かくなる上は、ハンセン病特別法廷のように、最高裁に自己検証を求め、国民監視の下で、みずからその誤りを認めさせるしかない。
最高裁にとって、砂川判決の誤りを認める事は、ハンセン病特別法廷の誤りを認めるより、はるかに困難に違いない。
なぜならば、ハンセン病特別法廷の誤りを求めてもその他の最高裁の判決への影響は回避できるが、田中耕太郎最高裁長官の誤りを認める事は、最高裁そのものを否定する事になるからだ。
だから最高裁は砂川判決を自己検証する事はしないだろう。
しかし、ハンセン病で自己検証をしてしまった最高裁に、砂川判決だからといって自己検証を拒む理屈は、もはやどこにもない。
ハンセン病の次は砂川判決だ。
砂川判決の自己検証の必要性と重要性を、メディアは国民に知らせなければけない。
そして国民の声で最高裁に砂川判決の自己検証をさせなければいけないのである(了)
◇
ハンセン病特別法廷、最高裁が謝罪 「尊厳傷つけた」
http://www.asahi.com/articles/ASJ4T4RCSJ4TUTIL02Z.html
2016年4月25日14時40分 朝h新聞
ハンセン病患者の裁判を隔離された療養施設などに設けた「特別法廷」で開いていた問題で、最高裁の今崎幸彦事務総長は25日、調査報告書を公表し、「患者の人格と尊厳を傷つけたことを深く反省し、お詫(わ)びする」と謝罪した。
ハンセン病患者であれば例外なく特別法廷の設置を認めてきた最高裁の判断について、報告書は「社会の偏見、差別を助長するもので、深く反省すべきだ」と言及。一方で、特別法廷を開いたことは、憲法の「裁判の公開」には違反しないと結論づけた。
最高裁事務総長は司法行政の事務方のトップ。最高裁が司法手続き上の判断の誤りを認め、会見で謝罪するのは極めて異例。
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