2016年10月8日(土) 核兵器廃絶 ヒバクシャ署名、国連提出 第1委議長「心から感謝」 〖ニューヨーク=島田峰隆〗ヒバクシャ国際署名推進連絡会を代表してニューヨークを訪問している日本被団協の藤森俊希事務局次長は6日、国連本部で国連総会第1委員会(軍縮・国際安全保障問題)のサブリ・ブカドゥム議長に会い、日本で集めた国際署名を提出しました。 藤森氏は56万4240人分の署名目録と400人余りの知事、市町村長、地方議会議長の署名を手渡しました。 署名を受け取ったブカドゥム氏は「核兵器のない世界を求めるみなさんの継続した活動に、第1委員会と国際社会から心からの感謝を申し上げます」と発言。「この署名は、被爆者の方々が人間の倫理や社会的責任に訴える力を持っている証拠です」と激励しました。 また「第1委員会の仕事を進めるなかで、核兵器が持つ危険性、大量破壊兵器のない世界をつくる必要性について、特に若い人々に伝える活動をあなた方と一緒に進めたい」と強調しました。 藤森氏は「議長の言葉にたいへん励まされました。日本に持ち帰って被爆者に必ず伝えます」と語り、握手を交わしました。 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-10-08/2016100801_03_1.html 2016年10月8日(土) 世論さらに広げたい 署名推進連絡会が会見 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-10-08/2016100801_07_1.jpg (写真)記者会見する(左から)林田、田中、岩佐の各氏=7日、東京都内 幅広い団体と個人が結集するヒバクシャ国際署名推進連絡会は7日、東京都内で記者会見し、9月末までに集めた56万4240人分の国際署名目録を国連総会第1委員会の議長に提出したことを発表しました。 国際署名は2020年まで世界数億人を目標に、毎年の国連総会に提出します。 キャンペーンリーダーの林田光弘さん(24)は、国連総会での核兵器禁止をめぐる議論と核兵器の非人道性から禁止条約をつくる世界の流れを止めるわけにはいかない、と署名提出の経緯を説明。 田中熙巳(てるみ)代表(84)=日本被団協事務局長=は「核保有国とその同盟国は核兵器禁止・廃絶と口ではいうが行動していない。国際署名で日本、世界の世論を大きく広げたい」と訴えました。 国際署名よびかけ被爆者代表の岩佐幹三(みきそう)さん(87)は「一人ひとりが被爆者になりたくない、と思うよう人々の心を動かす運動にしたい」と述べました。 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-10-08/2016100801_07_1.html
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