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TPP特別委員会で追求される西川衆院議員 (c)朝日新聞社
西川元農水相 TPP「内幕本」の全文入手 「安倍首相『族を以って族を制す』」〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160420-00000003-sasahi-pol
週刊朝日 2016年4月29日号
一冊の本のゲラ刷りが国会で波紋を呼んでいる。
衆院環太平洋経済連携協定(TPP)特別委員会の委員長を務める、自民党の西川公也衆院議員が、TPPについて『TPPの真実─壮大な協定をまとめあげた男たち─』(中央公論新社)という、交渉の内幕を書いた著書の出版を計画。
ところが、その出版計画が4月7日以降、衆院特別委で暴露され、大騒ぎに。政府はTPP交渉の経過をほとんど明らかにしていなかったため、「機密漏えいではないのか」と民進党議員に追及され、西川氏が明確に答弁をしなかったために委員会は紛糾した。
それなのに委員会の中断時、西川氏が自ら執筆を認めたような発言をしたことが、マイクを通じて伝わり、より窮地に追い込まれた。
本誌はそのゲラ刷り全文を入手した。西川氏は安倍政権下で自民党や農相を歴任するなどTPP交渉の中枢にいた人物。
原稿では≪最後の最後で交渉の切り札を持っていました≫と得意げに交渉過程に触れているのだ。
西川氏は原稿の中で、≪安倍首相に「TPPに対する党の意見を集約してほしい」と言われ(略)、首相が取りまとめを頼んできた理由は「族を以って族を制す」ということ≫と分析。
そして2014年2月24日にはシンガポール閣僚会合の全体会合をやっている最中、オーストラリアのロブ大臣と秘密裏に会談したと明かし、牛肉の関税率を38.5%から半分の19%と提示されると、≪私は即座に「それはさすがにダメだ。冷蔵(チルド)と冷凍(フローズン)の2種類に」などと交渉した≫と記す。
14年7月15日にワシントンで米通商代表部(USTR)フロマン代表と交わした会話もこう記されていた。
≪フロマン代表はアメリカが得するのは750億ドル(約9兆円)で日本が得するのは1000億ドル(12兆円余)だと言うのです。「日本の試算によると、日本が得するのは8.5兆円で貴方たちの数字と真逆になっています。(略)」と返しておきました≫
14年9月、西川氏はTPP交渉の手腕を買われたのか農相に就任したものの、たった6カ月で退任。15年2月に、政治献金を受けていた企業が、国からの補助金をもらっていたことが判明したためだ。
自民党幹部によれば、
「本は西川氏が書いたのは間違いない。政治資金パーティーで配るんだと言っていた。TPPが政局になる時期に、いいのかと思っていた」
西川事務所に事実関係を取材したが、期日までに回答は得られなかった。(今西憲之)
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