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2006年9月23日、日中両政府の総合政策対話を前に握手する当時の谷内正太郎外務事務次官(左)と中国の戴秉国外務次官=東京・麻布台の外務省飯倉公館 :時事通信
安倍・谷内コンビを震え上がらせた中国高官の回顧録ー(天木直人氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1soj2ok
19th Apr 2016 市村 悦延 · @hellotomhanks
胡錦濤政権下の外交トップだった戴秉国(たい へいこく)国務委員(副首相級)が
回顧録を出版し、2006年10月の安倍首相(第一次政権)の訪中実現の舞台裏を明らかにしたという。
回顧録で触れられている安倍訪中とは何か。
安倍第一次政権が成立した2006年当時は小泉元首相の靖国参拝で日中関係は冷え切っていた。
それが安倍首相の就任直後の対中訪問で一気に改善した。
日本の首相は就任したら真っ先に訪米するものと相場は決まっている。
ところが安倍首相は最初の訪問国として中国を選んだ。
それを中国が評価したからだ。
その安倍訪中のお膳立てをしたのが当時の外務事務次官だった谷内正太郎氏であり、
その谷内正太郎氏の手柄に協力したのが当時の外務次官だった戴秉国(たい へいこく)氏だった。
その時の苦労話を戴秉国氏が回顧録で語っているというのだ。
日経や産経は、これを、対中外交を改善させた安倍・谷内コンビに対する好意的なメッセージのごとく
報じている。
とんだ見当違いだ。
なぜこのタイミングで戴秉国氏がこのような内幕を明らかにしたのか。
それは安倍・谷内コンビに対する痛烈な牽制、批判とみるべきだ。
あの時、日中関係改善の為によかれと思って谷内正太郎次官に協力した。
そのおかげで谷内次官は安倍首相に気に入られ、
いまでは国家安全保障局長(NSC)に出世して安倍外交を任せられている。
その同じコンビが、今度は一転して対中包囲網に狂奔している。
お前らのあの時の対中外交は一体何だったのか。
単なるパフォーマンスだったのか。
あの時の恩義を忘れたのか。
そう戴秉国氏の回顧録は安倍・谷内コンビに迫っているのだ。
確かにその通りだ。
あの時、あれだけ対中外交改善に熱心だった安倍・谷内コンビが、
いまやここまで中国を敵視するようになった。
許せない。
そういう習近平主席のメッセージなのである。
安倍・谷内コンビは震え上がっているに違いない。
◇
安倍氏電撃訪中の内幕明るみに=前国務委員が回顧録―帰国翌日ひそかに来日・中国
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160418-00000067-jij-cn
時事通信 4月18日(月)14時30分配信
【北京時事】中国の胡錦濤前政権で外交政策を統括した戴秉国前国務委員(副首相級)の回顧録「戦略対話」がこのほど出版された。
小泉純一郎首相(当時)の靖国神社参拝で日中関係が極度に緊張した後、2006年10月に実現した安倍晋三首相(第1次内閣)の電撃訪中につながる日中政府間の秘密交渉の内幕の一端が明らかになった。
当時筆頭外務次官だった戴氏と谷内正太郎外務事務次官(現国家安全保障局長)との総合政策対話(戦略対話)は06年9月23日から都内で開かれ、靖国問題で進展はなかった。戴氏は26日に帰国する予定だったが、谷内氏は「望みを捨てない。最後の瞬間まで努力したい」と提案、翌27日の再交渉が実現した。
谷内氏は27日午前、戴氏と会った際、1枚の紙を取り出し、安倍首相も同意したという提案を出した。戴氏は「すぐ北京に戻り、報告する」と午後に帰国。同日中に報告を受けた共産党中央は日本側の提案を「基本的にOK」し、翌28日に再訪問するよう戴氏に命じた。
王毅駐日大使(現外相)は27日深夜、日本外務省高官と連絡を取り、高官と共に28日午前4時に谷内氏の自宅に行き、谷内・戴交渉の準備を行った。28日昼、日本へ出発した戴氏はマスコミにばれないよう生まれて初めてサングラスを掛け、随行の部下に「社長」と呼ばせて秘密裏に再来日した。
東京の中国大使公邸で行われた交渉で、双方は靖国参拝問題に関して「了解」に達し、10月8日の安倍首相の電撃訪中が決まった。第1次内閣で靖国神社に参拝しなかった安倍氏側と、参拝中止を要求した中国側の間にどのような約束や合意があったのか、戴氏は回顧録で触れていない。
ただ、戴氏は首相就任前に安倍氏が繰り返した対中関係改善への前向きな発言に「中国側は積極的なメッセージを鋭く捉えた」と回想。「少しでも間違えれば、両国関係の改善・発展の得難い歴史的チャンスを失うことになる」と危機感を持って交渉に臨んだという。
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