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列島危機に「担当大臣」が丸川珠代や河野太郎という絶望
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/179718
2016年4月18日 日刊ゲンダイ
デタラメを流布して平然の丸川大臣(左)と大臣になった途端に反原発を封印した河野大臣(C)日刊ゲンダイ 文字お越し
熊本地震で眠れない夜を過ごす被災者の不安を増幅させているのが、全国で唯一稼働している九州電力川内原発1、2号機の存在だ。
丸川珠代原子力防災担当相は16日午前、川内原発の敷地内で観測された地震動が自動停止させる基準値を下回っているとして、「現在のところ、原子力規制委員会は停止させる必要はないと判断している」と報告した。震源域が拡大し、いつまた巨大地震が起きるかも分からないのに、万が一に備えて安全対策を取るという発想はない。
「福島第1原発事故後に定めた除染などの長期目標を『何の科学的根拠もなく決めた』と、デタラメを流布して平然としている丸川大臣が『心配ない』と言ったところで、信用しろという方が無理です」(環境ジャーナリスト)
気象庁はこの地震について、「過去に例がない」「経験則から外れている」と言っている。闇の中の手探り状態なのに、なぜ川内原発は「大丈夫」と断言できるのか。
安倍政権としては、せっかく再稼働にこぎ着けた川内原発を止めたくない。巨大地震に耐えたという“実績”も欲しい。利益優先で、国民の安全は二の次なのである。
大体、この政権は防災に対する意識が低過ぎる。
「この列島危機にこういう担当大臣という巡り合わせは、不幸としか言いようがありません。まだ東北の復興も道半ばなのに、防災や原発を軽視して、とても適任といえない人物を就けた。数の力に驕って軽率な人事をした安倍首相の責任は重大です」(政治シャーナリスト・山田厚俊氏)
河野太郎国家公安委員長が防災担当相を兼務していることを、初めて知った国民も少なくないはずだ。
大臣になった途端、反原発を封印して、安倍にひれ伏した男だから、この災害時にも全く存在感を示せない。
こんな大事な局面に、そろって自民党の人材払底を象徴するような担当大臣では、絶望的な気分になってくる。
活断層だらけの日本で原発再稼働という狂乱政治をなぜ、国民は傍観しているのか
原発ストップ!(C)日刊ゲンダイ
川内原発は、地震の引き金になったとみられる「日奈久断層帯」の南西方向に位置する。熊本県内では地面が大きく隆起したり、亀裂が入ったりしている箇所が複数見つかっている。こんな凄まじい破壊力の大地震が、稼働中の川内原発を襲っていたら――なんて想像するだけでゾッとする。
16日未明の地震は「布田川断層帯」が動いたとみられており、その北東に四国電力伊方原発(愛媛県)がある。日本は2000以上の活断層がある「地震の巣」。火山・地震活動が活発期に入ったとの指摘もある中、今回の熊本のような直下型地震がいつ原発を直撃しても不思議じゃない。
「異常があってからでは遅いということは、東京電力福島第1原発事故の経験から、誰の目にも明らか」
「人々は、次の大地震が川内原発を襲うのではないかという恐怖にさいなまれている」
フォトジャーナリストの広河隆一さんをはじめ文化人らが16日、川内原発の即時停止を求める要請文を九州電力に送ったのも当然だ。それなのに「世界一厳しい安全基準」とか寝言を言って原発再稼働に突っ走っているのが今の安倍政権だ。
原発問題に取り組む「たんぽぽ舎」共同代表の柳田真氏はこう言う。
「今回の地震を報じた英国BBCなど海外の報道機関は、必ず原発の状況とセットで伝えています。福島原発事故以降、それが日本に対する世界の常識的な見方です。ところが国内では、NHKに代表されるように地震や被災地の様子は報じても、原発にはほとんど触れません。今回の地震域が川内、伊方両原発に迫っているにもかかわらずです。これでは、再稼働中止を求める声がなかなか広がりにくいはずです」
旧ソ連はチェルノブイリ原発事故がきっかけで崩壊したともいわれている。日本で再び原発事故が起きたら、同じ状況に陥るのは必至だ。このまま安倍政権の愚行を傍観していたらダメだ。
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