2016/04/01 に公開 【KSM】保育園落ちた日本死ねの人と山尾志桜里議員のツイッターが同時停止【自作自演】2016.04.02 https://www.youtube.com/watch?v=cw8OHUgwb5k2016.3.10 12:16 【保育園落ちたブログ】 「日本死ね!」とつぶやいた女性が現在の心境を明かす 「正直、反応の大きさに驚いている」ととまどいも… http://www.sankei.com/life/news/160309/lif1603090027-n1.html 2月中旬、ブログに公開された「保育園落ちた日本死ね!」の書き込み。保育所に子供を入所させる「保活」に苦しむ母親の激しい怒りに対し、ネット上で賛否両論が広がっている。深刻な待機児童問題を反映した内容に賛同する声が上がる一方、文章の言葉遣いを批判する声も。最近では、国会前で保育園増設などを求める抗議活動が行われ、共産党議員が“当事者”として参加する事態になっている。一連の“騒動”に、発端となった書き込みを公開した女性は何を思っているのか。現在の心境をメールで聞いた。 「生活がかかっていた」…。ブログに書き込んだ東京都内の30代の女性は、当時の心境をこう振り返っている。 発端となったブログには「日本死ね!」というフレーズを筆頭に、強い怒りと憤りの感情が前面に押し出された言葉が並んだ。「何が少子化だよクソ」「ふざけんな日本」「私活躍出来ねーじゃねーか」−。これに対し、ツイッター上では「母親のくせに言葉が悪い」「言葉は選ぶべきだ」といった反応も多く寄せられた。中には、「このような言動をしてるから(保育所に)落とされた」などの批判もあった。 こうした“つぶやき”に対して、女性は今、「あの書き方では、そう言いたくなるのは仕方がない」と受け止めている。保育所の不承諾通知を受け取ったあと、感情の赴くままにわずか数分で書き上げた文章で「大勢の人に見られるということを意識していなかった」背景があるからだ。ブログが国会の場でも取り上げられる事態になり、「たまに知り合いにこの話をされると、どきっとしてしまう。正直、反応の大きさに驚いている」。今も、周囲には自分が書いた文章だということは打ち明けていないという。 この文章をきっかけに、保育所不足や待機児童問題の改善を訴え、実際に行動を起こす人たちが増えている。3月5日には、保育所に子供が入所できなかった母親らが国会前に集まり、「保育園落ちたの私だ」というプラカードを掲げて抗議活動を行った。また、ネット上では、安倍晋三首相らに向けて、保育制度の充実を訴える署名活動も始まっている。賛同者は、3月8日までに2万5000人を超えた。 一方、共産党の吉良佳子参院議員がツイッターで「私も参加しました。がんばりましょう!」とプラカードを掲げた写真を投稿するなど一部政党・団体の政治利用には批判の声が上がっている。 どんどん拡大していく世間の反応に、女性は「私は文章を書いただけ。でも、自然にこのような広がりが出るのは、実際に困っている家庭がたくさんあるということだと思う」。保活問題について、子育てが終わった世代の人は感心が薄くなってしまうという危機感を感じながら「待機児童が問題という中身を見てくださる方々も多いので、微力ながら何かできればという思いでいる」という。ただ、今も保活を継続中で、入園や復職の見通しははっきり立っていない。 2016.3.4 10:00 【保育園落ちたブログ】 「日本死ね!」発信者の匿名女性が取材に答えた 過熱する「保活」に親たちの怒り広がる http://www.sankei.com/life/news/160303/lif1603030040-n1.html 保育園に落ちたことへの怒りの気持ちがぶつけられた文章。多くの反応を呼んでいる 「保育園落ちた日本死ね!」という書き出しで始まる匿名の文章が注目を集めている。女性の活躍推進や待機児童問題の解消が叫ばれる中、保育所の入園選考にもれた母親が率直な心境をつづったインターネット上の記事だ。安倍晋三首相が予算委員会で内容について言及したほか、ネットにも賛否両論の多数の書き込みが寄せられるなど、話題となっている。産経新聞はこの文章の主の話をインターネットを通して聞くことができた。 「何なんだよ日本。一億総活躍じゃねーのかよ」「子供産んだはいいけど希望通りに保育園に預けるのほぼ無理だからって言ってて子供産むやつなんかいねーよ」。こんなストレートな怒りの言葉が並ぶ文章が2月、インターネット上に発表され、注目を集めている。発信したのは、保育所に子供を入れるために行う「保活」で、結果がすべて「不承諾(入園できず)」になった女性だ。 「働かなきゃいけないのに保育園に落ちた。こうした自分の怒りや感情を率直に書いた」。女性は文章を公開した経緯をこう振り返る。保活では、認可保育所はもちろん、通える範囲にある認可外保育所も申し込んだが全滅。中には、見学の段階から「うちは無理だと思いますよ」と門前払いをするような保育所もあった。「保活に必死な保護者同士の間にも殺伐とした雰囲気があり、一言で言うなら『暗い保活』でした」と振り返る。 「じゃあ引っ越せ」 女性の記事が発信されてから、インターネット上にはさまざまな意見が交わされている。「言葉は乱暴だが、言いたいことを代弁してくれた」「『納得』しかない」「私も落ちた…」などと内容に賛同する意見のほか「じゃあ引っ越せば」「田舎なら保育園に入れる。仕事はパートにすればいい」など、批判的な意見も少なくない。また、「保活が甘かっただけでは」「0歳児からなら入れたんじゃないの?」などという辛辣な意見も寄せられている。 安倍首相が先月29日の衆院予算委員会でこの問題について野党議員から質問を受け、「匿名である以上、実際に起こっているか確認しようがない」と述べたことも話題を呼んだ。文章を書いた女性は「『待機児童をなくすためにどうするか』を議論してほしかった。ネット上の賛否両論を目にすることもあるが、これをきっかけにして保活の問題が解決に向かえば」と期待も寄せているという。 「0歳」か「1歳」か 過熱する保活を乗り切るには、子供を保育所に入れるために辛い選択を迫られる親も多いのが現状だ。確実に入園を狙う場合、産後1年間認められている育児休業を途中で切り上げ、比較的定員の枠が大きい「0歳児」から入れるケースが「鉄則」とされるからだ。1歳児クラスの場合、0歳児から進級する子供がいるため、仮に定員が「12」とあっても、実際に募集がかかるのはほんの数名だけということが少なくない。 東京都杉並区の女性会社員(29)は、「本当はもっと子供と過ごしたかった。でも、保育所に入れずに仕事を失ってしまうことは考えられなかった」と、長女(1)が6カ月だった昨年4月に長女を預け、復職した。「希望する園の1歳児クラスの倍率はどこも10倍以上。認可外保育所も空く保障がなく、泣く泣くの選択だった」と振り返る。 また、妊娠前から気をもんでいるケースも少なくない。東京都板橋区の女性会社員(43)は「お腹の大きい時期にいくつも保育所を回った。区役所にも通い詰め、担当者と親しくなって『どうしたら選考で必要な点数を稼げるか』を必死で探した」と振り返る。 ただ、時期によってはこうした選択が難しいケースもある。2月中旬に長男を出産したばかりの埼玉県川口市の女性会社員(36)は、早くも保活に不安を募らせている。保育所へ入園できずに仕事を辞めた友人がいたため、自身は比較的入りやすいとされる「0歳児」で入園させることを考えていた。しかし、2月産まれの長男は、希望する保育所の受け入れ可能な月齢に達しておらず、入園申請すらあきらめざるを得なかった。「高齢だと何回も妊娠のチャンスがあるわけではない。0歳児クラスの入園時期に合わせた出産を狙ってばかりはいられない事情もあるので、入園のチャンスを広げて欲しい」と話す。 どうすれば入れる? 「夫婦2人、フルタイムで働いても無理。どうすれば認可保育所に入れるのか」。東京都練馬区の女性会社員(28)は先月中旬、区から不承諾通知が届き、認可保育所に入園する厳しさを身にしみて感じている。 復職を控えた昨年春も、希望する保育所を12園書いて申し込んだものの全滅。偶然空きが出た認可外の保育所に預けて復職した。二度目の挑戦となる今春は「認可外に預けてすでに復職している」という選考の加点要素があったにも関わらず、全滅だった。勤務時間や親との別居など、一般的な加点要素はすべて満点。「離婚や夫との別居以外、もう加点要素が残っていない…」と肩を落とす。女性が長男(2)を通わせる保育所は3歳児までしか受け入れない。このため、来春は退園を余儀なくされる。「このままでは、仕事を辞めなくてはならないかも」と今から気が気でないという。 一方、ネットで文章を公開した女性は、現在も保育所に入園できることを示す「内定」は1つももらえていない状況。「どこの園に連絡しても、『来年ですか?』と聞かれる。もう今春の空きはないんでしょうね…」。このままでは、仕事を辞めざるを得なくなってしまうそうだ。 女性は、「『不承諾』という言葉は本当に気が滅入る。子育てが終わると関心がなくなるかもしれないけれども、解決していかなければいけない問題だと思う」と話している。
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