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『民主党』の旗を守ってきたが(C)日刊ゲンダイ
民維合流は「祝福されざる結婚」か 永田町の裏を読む 高野孟
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/177858
2016年3月24日 日刊ゲンダイ
このところ立て続けに、いくつかの県で民主党の地方議員や後援会幹部の声を直接に聞く機会があった。皆さん例外なしの100%、民維合流そのものと新党名「民進党」に怒り、戸惑い、あるいは苦悩している。
この合流が「祝福されざる結婚」であり、4カ月後に迫った参院選にも次期衆院選にもプラスになるどころかマイナスにしかならず、参院選の結果次第では“成田離婚”のようなことになりかねないことを、改めて肌身で実感した。あるベテラン市議が言う。
「だってそうでしょう。やっとのことで政権を取ったけれどもうまくいかなくて、多くの支持者が離れていく中で、私ら、陰で泣きながら地べたを這いずって『民主党』の旗を守ってきたんですよ。必ず盛り返して、もう一度政権を取って安倍政治の流れを断ち切りますから、お願いしますと。罵声を浴びることがあっても頑張ってきたんですよ。党名公募だっていうから、私も仲間もみんな『民主党』のままでいい、それでないと困るって、メール投票しました。それが何ですか、台湾の政党の支部みたいな党名が頭から降ってくる。昨日、ポスターの党名の上に貼るシールを印刷屋に発注しましたけどね。私はそんな作業はやりたくないよ。岡田代表にうちの事務所に来てもらって、『申し訳ない』とみんなに謝って、シール貼り作業を一人でやってもらいたい。私らはそれを囲んで、腕組みして見ていますから」
党名だけの問題ではない。A県の衆院B区では、その昔に民主党から当選した候補が、その後、別のC県から再選したが、小沢一郎とともに民主党を離党し、次には落選。またA県に戻って来て参院選に出て落選。そうするとさっさと小沢一郎と決別して維新に鞍替えし、A県B区から衆院選に出て比例復活で当選した。その人が、民維合流でまたB区に戻って来てしまう。
地元民主党後援会の長老幹部はこう言った。
「その人は現職だから次期衆院選で『民進党』公認でここで出るんでしょうが、私たちは、意地でもあの裏切りの“さすらい人”をこのB区で当選させるわけにはいかない。本来の民主党らしい別の候補を立てて、別途に戦う。同じ小選挙区で同じ党から2人出るのは異例でしょうが、仕方ない」と。
どこでもこんな深刻なことが起きているとは限らないけれども、私は、この安易極まりない民維合流とその党名の決め方が、民主党がいちばん大事にしなければならないはずの地域末端のコアな地方議員や支持者をひどく傷つけてしまっていることを憂える。岡田の軽率短慮の罪は深い。
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