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母親や保育士の話を聞いた民主党(C)日刊ゲンダイ
待機児童300万人 なぜ保育園に入れない <第4回>「整備スピードは2倍に加速」 安倍首相は現実逃避
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/177560
2016年3月19日 日刊ゲンダイ
安倍首相は昨年11月6日の「読売国際経済懇話会」で待機児童問題について、「(安倍政権になって)保育所の整備スピードは、これまでの2倍に加速しています」と胸を張っていた。
確かに、2013年4月時点で228万8819人だった全国の保育所の定員は、14年に233万5724人、15年は247万4554人と右肩上がりだ。ところが、厚労省調査の15年4月時点の待機児童は全国2万3167人。これは、300万人ともいわれる潜在人数からかなり条件を絞り込んだ数字だが、それでも前年同期比で1796人も増えている。「受け皿」が増加しているのに、なぜ待機児童が減らないのか。
その原因の一端が、17日開かれた「民主党待機児童緊急対策本部」の会合で明らかになった。保育所が増えても、それ以上に辞める保育士が多すぎて、結果的に受け入れ人数が減ってしまうのだという。
会合では民主党の議員や厚労省の担当者らに対し、母親や保育士からさまざまな意見が飛んだ。厚労省の担当者が「各自治体にヒアリングしたが、人手不足で保育所が開けないというケースは聞いていない」との認識を示すと、即座に反論したのが、神奈川県川崎市の認可保育園で保育士として働く平沢舞子さん(33)だ。
「そんなことはないと思います。保育士の数が定員に満たず、開園が遅れるケースはままあります。また、保育士が少ない状態で開園し、少しずつ増員せざるを得ない保育所もあるようです」
会合終了後、改めて平沢さんに話を聞いた。
「認可保育所の場合、開園当初は、まず保育士の定員を満たしています。しかし、新規ということもあり、未経験の保育士さんが多い。不慣れな仕事で精神的に参ってしまい、退職するケースも少なくありません。国や自治体が定めた配置基準で、1人の保育士が受け入れられる子供の人数が決められています。だから、欠員が出ると急きょ派遣の方にお願いし、次年度から子供の受け入れ人数を減らすこともあります」
都内の認証保育所で園長を務める女性(28)はこう言う。
「保育士に欠員が出ても、何とか少ない人数でやりくりする認可外保育所もあるようです。そうなると、保育士1人当たりの負担が増えてしまいます。体調を崩し、退職せざるを得なくなることもあります」
新規開園時の定員だけ見て「増えた、増えた」と威張っていても、その後の実態は全然違う。安倍首相も厚労省も現場の現実がわかっちゃいない。
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