http://www.asyura2.com/16/senkyo203/msg/295.html
Tweet |
防衛大「任官拒否」が倍増…安保法で“自衛隊離れ”急加速
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/177777
2016年3月22日 日刊ゲンダイ
防大生からも嫌気(C)日刊ゲンダイ
21日に卒業式が行われた防大生419人のうち、47人が自衛隊への任官を拒否した。昨年の25人から倍増し、この24年間で最多だ。辞退者の26人が「他業種に就職したい」と説明したというが、安保関連法が29日に施行されれば、自衛隊が直面するリスクは格段に大きくなる。それで逃げ出す若者が増えているのだ。
任官拒否は東日本大震災翌年の2012年に4人まで減少したが、その後は増加。過去最多の94人に上った91年は、湾岸戦争をめぐる自衛隊海外派遣の議論が重なった時期で、約10人が「湾岸戦争の影響」を理由にしていた。いまと似たり寄ったりの状況だ。
軍事ジャーナリストの神浦元彰氏はこう言う。
「海上保安学校の卒業式(19日)に現職総理として初めて安倍首相が出席したのを見て、防大生の任官拒否が想定以上に膨らみ、話題作りの顔出しだろうとピンときました。安保法制による海外派遣で死者が出ようものなら、任官拒否の流れは止められません。そもそも、最近の防大生の多くは本命に落ちて第2、第3志望で入るケースが少なくないんです。学費がかからないし、給料も出るしで、経済的に優しいですからね。災害派遣や国際貢献に憧れはあっても、紛争地などでの活動は頭にありません」
確かに、防大生のモチベーションはそう高くなさそうだ。15年入試の合格者は1436人だったが、入校者は540人にとどまった。一方で、東大文科T類は合格者418人が全員入学。慶大総合政策学部は合格者536人に対して入学者434人で、早大政経学部は合格者1559人中892人が入学している。
そうやって見ると、「自衛隊の最高指揮官」として卒業式で意気揚々と訓示をたれた安倍首相はいい面の皮だ。「全ては国民のリスクを下げるため、その任務は誠に崇高なものであります。諸君は私の誇りであり、日本の誇りであります」と持ち上げ、1世紀以上前の日露戦争勝利を引き合いに出して「世界の平和は諸君の双肩にかかっている」と前のめりだった。吉田茂元首相が「君たちが日陰者である時の方が国民や日本は幸せなのだ」と淡々と1期生を送り出したのとはあまりにも対照的だ。
特別職国家公務員に位置付けられる防大生は学費(4年間で約250万円相当)が免除される上、月10万9400円の学生手当と年約33万9000円のボーナスを受け取る。原資は税金だ。任官を拒んでも返還義務はない。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK203掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。