2016年3月22日(火) 参院統一候補 4野党で山梨 宮沢由佳さん 宮内氏 比例予定候補に http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-03-22/2016032204_01_1.jpg (写真)協定の調印後、健闘を誓う4党の代表と宮沢氏(中央)。(右端は日本共産党の花田仁県委員長)=21日、甲府市内 安保法制(戦争法)の廃止、立憲主義の回復のため、夏の参院選山梨選挙区(改選数1)での選挙協力を協議してきた日本共産党山梨県委員会、民主党山梨県総支部連合会、維新の党山梨県総支部、社会民主党山梨県連合の4党代表と、民主党宮沢由佳(ゆか)選挙区予定候補(53)=社会福祉法人理事長=は21日、甲府市内で「政策協定書」に調印し、4党は選挙区候補を宮沢氏に一本化してその当選に全力をつくすことで合意しました。 政策協定は、(1)安保法制廃止、集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回および立憲主義の回復をめざす(2)安倍政権の打倒をめざす(3)子育て、介護、教育および雇用における課題解決に力を尽くす(4)さまざまな分野における格差解消を図り、暮らしの安心安全をめざす(5)今後も中央の5野党協議もふまえ、協定の実現、政策的一致が広がるよう努力する―の5項目です。 4党統一候補の誕生に伴い、共産党は同党選挙区候補の宮内げん氏を比例代表予定候補に変更します。 調印後、宮沢氏と握手を交わした宮内氏は「戦争法廃止に向けた統一候補の実現を歓迎します。心を一つに選挙区での野党勝利に奮闘し、比例での共産党躍進に全力をあげる」と決意を語りました。 市民の中での統一候補を求める世論と運動に呼応して、1月中旬、共産党県委員会は県内各野党に協議開始を提案しました。これを受けて民主党県連が4野党の協議を提唱。その後、4回にわたって話し合いを重ねてきました。 青森 田名部匡代さん よしまた氏 比例予定候補に http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-03-22/2016032204_01_1b.jpg (写真)握手する(右から)三上、畑中、田名部、升田の4党代表=21日、青森市 青森県の日本共産党、民主党、維新の党、社民党4党代表は21日、青森市内で4項目の「覚え書」を確認し、参院選青森選挙区予定候補の田名部匡代(まさよ)氏(民主公認)を4野党共同候補とすることで合意しました。 記者会見には、日本共産党の畑中孝之県委員長、民主党の田名部定男県連代表、維新の党の升田世喜男県代表、社民党の三上武志県連代表が出席しました。 「覚え書」の内容は(1)戦争法廃止と集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回を選挙公約とし、安倍政権打倒、補完勢力を少数に追い込む(2)参院選青森選挙区勝利にむけ協力をおこなう(3)上記以外の政策課題は引き続き協議・合意形成に努力する(4)4党協議会を設置し開催する―の四つ。 畑中県委員長は、「合意は県民の世論と運動の力によるもの。日本の新しい政治の展望を開く第一歩だと確信している。国民の願いに応え、勝利めざし胸を張ってたたかう」と決意を表明し、よしまた洋選挙区予定候補は比例予定候補として活動していくと発表しました。 田名部代表は、「4党の連携を密にして必ず勝利したい」、升田代表は「画期的で価値ある日。結束を大事にし、参院選勝利したい」、三上代表は「歴史的な合意。総力あげ頑張っていく」と述べました。 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-03-22/2016032204_01_1.html 2016年3月22日(火) 参院選1人区 統一候補 青森・山梨 新たに 9選挙区で実現 さらに http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-03-22/2016032201_02_1.jpg 夏の参院選にむけて、市民組織の後押しを受ける形で改選定数1人区での野党共闘が進んでいます。21日には、青森、山梨両県で、日本共産党と民主党、維新の党、社民党が統一候補でたたかうことで合意しました。これで32ある1人区のうち、九つの選挙区で統一が実現。野党5党は今後も、自民・公明与党とその補完勢力に勝利し、安倍政権を打倒するため、各1人区で共闘実現の努力を続ける構えです。 (関連記事) 21日、日本共産党青森県委員会、民主党青森県総支部連合会、維新の党青森県総支部、社会民主党青森県連合の4党代表は、田名部匡代(まさよ)予定候補を共同予定候補とすることで合意し、安保法制(戦争法)廃止、集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回を選挙公約にする、安倍政権打倒、現与党と補完勢力を少数に追い込む―などを内容とする覚書を確認しました。 山梨県でも、共産、民主、維新、社民の4党の代表と宮沢由佳(ゆか)予定候補が、安保法制廃止、集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回、立憲主義回復、安倍政権打倒、子育て・介護・教育・雇用での課題解決などを内容とする政策協定に調印しました。 これを受けて日本共産党は、よしまた洋(青森)、宮内げん(山梨)両氏の選挙区からの立候補を取り下げ、比例代表予定候補として活動することを発表しました。 野党統一をめぐっては、昨年12月23日に、熊本県で、弁護士のあべ広美氏が市民ネット・野党5党の統一候補として出馬を表明。全国に先がけて、自公対野党の一騎打ちとなる選挙区となりました。 その後、戦争法廃止や国政選挙での協力などを確認した2月19日の5野党党首合意を受け、宮城(3月2日)、長野(3月7日)、徳島・高知(3月9日)、宮崎(3月17日)、長崎(3月18日)の各選挙区で野党統一の合意が決まりました。「オール沖縄」のイハ洋一沖縄選挙区候補とあわせ、現在までおよそ3分の1の1人区で歴史的な統一が達成されています。 4月12日告示、同24日投票の衆院北海道5区補選でも、野党5党と市民組織による無所属の池田まき予定候補が、参院選の前哨戦として自民公認候補を打ち負かすため奮闘しています。 現在、他の参院選1人区でも、野党間の協議が進められており、統一候補が順次、決まる予定。新潟選挙区では、民主党がくら替え出馬を決めていた菊田真紀子衆院議員の擁立を断念する方針を決めるなど、統一にむけた動きが加速しています。 日本共産党の志位和夫委員長は18日に開かれた党大阪演説会で、「残りの1人区でも、ていねいに協議し合意をはかり、1人区すべてで統一候補を実現し自公とその補完勢力に打ち勝つために全力をあげる」と表明。比例での850万票・8人以上の当選、改選定数2〜6人区での勝利をめざすとともに、1人区でのたたかいにも力を注ぎます。 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2016-03-22/2016032201_02_1.html
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