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安倍政権を退陣に向かわせるための連帯ー(植草一秀氏)
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20th Mar 2016 市村 悦延 · @hellotomhanks
3月18日に開催された
オールジャパン平和と共生
https://www.alljapan25.com
主催「安倍政治を許さない!参院選総決起集会」
では、時間の関係で集会アピールの読み上げと採択ができなかった。
その集会アピールを掲載させていただく。
オールジャパン平和と共生
「安倍政治を許さない!参院選総決起集会」
集会アピール
私たちはいま、歴史の分岐点に立っています。
2009年に主権者の意思を反映する政権が樹立されましたが、
日本を支配し続けてきた既得権勢力の抵抗は激しく、
メディアを活用した情報操作や、さまざまな人物破壊工作を展開して、
この主権者政権を破壊してしまいました。
その延長上に誕生した第二次安倍政権は、国会における数の力を頼みに、
暴走、暴虐の限りを尽くしています。
国民の知る権利を奪う特定秘密保護法の制定を皮切りに、
集団的自衛権の行使容認の閣議決定、消費税の大増税、戦争法制の強行制定、
労働者派遣法の改悪、原発再稼働、TPPへの参加など、
主権者多数の声を封殺する横暴な政権運営を続けています。
選挙での得票状況を見ると、安倍政権与党に投票した主権者は全体の4分の1にしかすぎませんが、
衆議院では議席全体の7割を占有し、独裁的な政権運営を続けています。
「戦争と弱肉強食」の方向に突き進む安倍政権を打倒し、「平和と共生」の政治を確立することが、
いまほど強く求められているときはありません。
本年夏には参議院選挙があり、衆議院の解散総選挙もいつ行われるのか分からない局面にあります。
この重大な局面で主権者が適切な行動を取らなければ、
私たちの未来は、まさに暗黒の世界に転落してしまうことになるでしょう。
現在の選挙制度を踏まえると、私たち主権者が、小異を残して大同につく連帯行動を強め、
「戦争と弱肉強食の政治」を「平和と共生の政治」に大転換させるために、
広く大きな連帯運動を展開しなければならないことは明らかです。
安倍政権に対峙する野党勢力のなかから、
「小異を残して大同につく」ことの重要性を説く行動が広がっている、
この機運を生かし、野党と主権者=市民が連帯して、現状を打破してゆこうではありませんか。
主権者と主権者の意思に沿う健全な野党各党が強く連帯し、
スクラムを組んで「戦争と弱肉強食」の政治を打破し、「自由と平和」を守り、
そして、共に支えあい、共に分かち合う「共生の政治」、「共生の社会」を実現するために、
連帯の輪を広げて行動することをここに宣言します。
今年の選挙は、まさに「自公プラスその補完勢力の連合対野党プラス市民=主権者の連合」
の天下分け目の戦いになります。
言い換えれば「自公対オールジャパン」の戦いになります。
「平和と共生」の政治実現を求めるすべての政治勢力と主権者が連帯し、
小さな違いを乗り越えて、本年夏の参議院選挙、
そして、来る衆議院総選挙を必ず勝ち抜く決意を確認することをもって、
本日の「安倍政治を許さない!参院選総決起集会」集会アピールといたします。
2016年3月18日
オールジャパン平和と共生
3.18「安倍政治を許さない!参院選総決起集会」実行委員会
この集会の詳細を、集会の実行委員の一人でもある高橋清隆氏が、
早速文章にして同氏のブログに掲載下さった。
「野党各党と市民が「安倍政権打倒」で気勢
オールジャパン平和と共生
http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/1896839.html
また、レイバーネット さまがこの総決起集会の記事を掲載下さった。
記して感謝の意を表したい。
また、レイバーネットさまが集会の模様を伝えて下さった。
当該記事
「自公対オールジャパンの闘いだ!
〜熱気に包まれた「参院選総決起集会」」
http://www.labornetjp.org/news/2016/0318kasa
を転載させていただく。
3月18日、東京・文京シビック大ホールでおよそ千人の人を集めて、
オールジャパン平和と共生主催「安倍政治を許さない!参院選総決起集会」が開かれた。
開場1時間前には、もう並び出すという熱気に溢れたものだった。
特に、遅れてきた小沢一郎氏が入場すると、誰よりも大きな拍手が起きた。
いわゆる「政治家」に期待されるものがあることがわかった。
第1部では、開会に続いて民主の最高顧問江田五月氏は、
「もう若手に譲る時だがその前に大きな仕事をしなけらばならない。
それは、安倍内閣を倒すこと。
戦後の焼け野原からここまで復興してきたのは、両親や祖父母の世代。
復興と同時に、憲法も育ててきた。そういう市民の思いを大切に、安倍暴走は止める。その一点で頑張る」と。
共産党書記局長・山下芳生氏
「この数ヶ月画期的に仲良しになった。
国会前の行動が後押しになった。
これほど国会と市民、国民が共に闘えたことはない。
集団的自衛権の閣議決定撤廃、たった1回の事故で、元に戻らなくなったから原発再稼動反対。
消費税値上げを止める。
選挙で安倍を倒して立憲政治をやりましょう」
と力強くいう。
「いま、7つの選挙区で統一候補が決まりました」とも。
社民党・吉田忠智氏は、
「市民が背中を押してくれたおかげで、共闘関係ができた。
党大会に初めて共産党と、小沢さんが来てくれた。
衆議院の前倒し選挙になるといっているが、
解散前に一票の格差是正をしなければならないから、すぐは無理だろう」と。
民主の篠原孝氏
「2012年に57議席とった時から、野党共闘といい続けてきた。一緒に頑張りましょう」。
生活の党と山本太郎と仲間たち代表・小沢一郎氏
「安倍政権は、国民のためにならない。
本気で国民の側にたった政治をするなら、夏の選挙に勝たなければならない。
野党同士、やだの好きだの言っている場合ではない。
野党が心を一つにすれば、国民の信頼は 集まる。
政権交代のチャンスは、今だ。頑張る」。
レイバーネットさまの記事の小見出し
「自公対オールジャパンの闘いだ!」
まさにこれである。
記事からさらに転載させていただく。
来賓として、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会・高田健氏
「9月19日は国会前に立っていた。
法案が強行裁決されるとこれまでは運動が停滞したが、今回は違う。
敗北感がない。
そのままみんな一緒に総がかり行動をやってきた。
国会の外でできることを国会の中でできないはずはないといい続けて、仲間たちが、市民連合を作った。
大きな運動にして、今度の選挙に立ち向かおうとしている。
さしあたりの、二つの補欠選挙に勝ち抜いていこ う」
と、呼びかけた。
第1部の最後に、壇上の各党と会場が一体になって、「団結ガンバロウ」と声をそろえた。
第2部では、鳩山由紀夫、落合恵子、梓澤和幸、山田正彦、孫崎享、平野貞夫、岩上安見、
植草一秀の各氏ら15人が登壇し、野党共闘の共通理念である、
原発、憲法、TPP、辺野古、緊急事態条項、差別&消費税
について話した。」
さらに、しんぶん赤旗さまが記事を掲載下さった。
市民団体が決起集会
参院選勝利 山下氏ら野党代表が決意
「幅広い市民や著名人らが賛同する市民団体「オールジャパン平和と共生」は18日、
「安倍政治を許さない!参院選総決起集会」を都内で開きました。
日本共産党の山下芳生書記局長や民主、社民、生活の各党の代表らが決意表明し、
参院選勝利へ気勢をあげました。
「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の高田健氏は
「戦争法廃止をはじめ、さまざまな課題で一緒になって頑張ろう」と呼びかけました。
山下氏は、戦争法廃止を共通目標とし国政選挙で最大限協力するなどとした5野党合意を
「画期的な合意ができた」と紹介し、合意の具体化の協議や野党統一候補の擁立が次々に進み、
衆院解散に備え小選挙区の候補者調整もやりたいと表明。
「(野党が)ここまで心を一つにできた一番の力は、国民の世論と運動です。
“自公対5野党プラス市民・国民”のたたかいになっています」とし、
安倍政権打倒、戦争法廃止、立憲主義回復をあげ「これ以上の大義はありません。
希望ある政治を一緒につくろう」と呼びかけました。
民主・江田五月最高顧問は
「意見(の違い)はあるが安倍首相の暴走は絶対に食い止める、この一点で野党は腕を組んで頑張る」
と発言。
社民・吉田忠智党首は
「参院1人区の候補者一本化を加速させ、衆院小選挙区も1人に絞り込むために頑張る」、
生活・小沢一郎代表は
「野党が互いに好きだの嫌いだの言っていては自公に勝つことはできない。
力をあわせれば国民の信頼は絶対に野党に集まる」
と強調しました。
この集会の模様をまったく報道しないメディアが多数存在するなかで、
一部のメディアが詳細を報じて下さった。
レイバーネットさまの
「自公対オールジャパンの闘いだ!」
の表現は、私が団結ガンバローと、集会アピールで示した言葉でもあり、
このフレーズがオールジャパンの広がりを持つことを、安倍首相は心底恐れているだと思われる。
オールジャパンの闘いを展開できるなら、必ず政治情勢を転換することができるはずだ。
最後に小出裕章氏が贈ってくれた言葉を再度紹介させていただく。
「次の国政選挙はとても大切だと私は思います。
昨年7月18日に、私は「アベ政治を許さない」のポスターを掲げて、
今私が住んでいる街・松本の駅前に立ちました。
11月3日以降は毎月3日に立っています。
次の選挙では何としても安倍自民党を退陣の方向に行かせたいと願います。
そのためには、ただ一点それだけのために連帯する必要があると思います。
この集会にご参加くださっている皆さんがそれぞれの個性を生かして活動してくださることを願います。
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