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安田さん救出9カ月成果なし 不安が残る外務省の“交渉力”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/177559
2016年3月18日 日刊ゲンダイ
安田純平氏(左・FBから)の解放へ向けて岸田外相は交渉できるか(C)日刊ゲンダイ
昨年6月から行方不明のフリージャーナリストの安田純平氏(42)とみられる映像がネット上で公開され、混乱が広がっている。安田氏はシリアのアルカイダ系過激派組織「ヌスラ戦線」に拘束されたとみられ、かなりやつれた様子だったから心配だ。
動画では「私の国に言わなければならない」「痛みに苦しみながら暗い部屋に座っていても、誰も反応しない。誰も気にとめない」などと暗に日本政府の対応を批判する発言もあった。
「映像公開は『身代金を早く出せ』というヌスラ戦線のメッセージでしょう」と、中東情勢に詳しいジャーナリストの村上和巳氏はこう続ける。
「ヌスラ戦線はIS(イスラム国)と違い、油田など、お金を得られる支配地域を持っていないため、資金不足に陥っています。監視や食事などにお金がかかる安田さんを早く引き取ってもらいたいというのが本音で、以前から日本政府とも接触していたと思われます。ヌスラ戦線が公に身代金を要求しないのは、妥協できる額で水面下で交渉しようということの表れ。日本政府としては交渉しやすい状況だと思います」
村上氏によると、ヌスラ戦線はISとは敵対関係にあり、人質をISに引き渡したり、殺害することはないという。ただ、交渉が失敗すれば厄介なことになる恐れもあるようだ。
「安田さん拘束が公になった以上、日本政府が交渉を拒否することは考えづらいが、交渉が難航し、ヌスラ戦線から具体的な身代金の額を公に提示される事態になるとマズイ。ヌスラ戦線にもメンツがあるため、額を提示すれば後に引けなくなり、交渉が長引く可能性があります。また、ヌスラ戦線は米国の空爆対象でもあり、同盟国の日本は表立って身代金を渡しにくい立場にある。日本政府が裏で身代金を渡しても、ヌスラ戦線が公開してしまえば日本のメンツは丸つぶれです。いずれにしても日本側がヌスラ側と信頼関係を築けるかが重要です」(中東問題事情通)
岸田文雄外相は17日、「さまざまな情報網を駆使して、全力で対応に努めている」と言ったが、外務省はこの9カ月間何も成果を挙げていない。安田氏救出は外務省の交渉能力にかかっているが、不安が残る。
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