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「♯保育園落ちたの私だ」などのプラカードを掲げて、国会前で抗議行動 (c)朝日新聞社
「#保育園落ちたの私だ」が大反響 政権揺るがした首相答弁と国会ヤジ〈週刊朝日〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160315-00000004-sasahi-pol
週刊朝日 2016年3月25日号
安倍政権を揺さぶる事態が進行中だ。幼い子どもを持つママたちの政権への怒りが噴出しているのだ。
ことの発端は、保育園の入所選考に落ちた母親が「保育園落ちた日本死ね!!!」と題して2月15日に匿名で投稿したブログ。
同じ境遇のママたちが共感し、国会でも取り上げられた。2月29日の衆院予算委員会で、安倍晋三首相が「匿名である以上、本当であるかどうかを確かめようがない」と切り捨てると、瞬く間に炎上。与党議員から「誰が(ブログを)書いたんだよ」「(質問者は)ちゃんと(書いた)本人を出せ」とヤジが飛んだことも、火に油を注いだ。
3月5日には、「♯保育園落ちたの私だ」と書かれたプラカードを手にした母親たちが国会前に集まる抗議集会へと発展する。
怒りは内閣支持率を直撃したのか、毎日新聞が3月5、6日に実施した世論調査では、女性の内閣支持率は前回の48%から11ポイントマイナスの37%に急落。不支持率は8ポイント上昇。
ブログには、「会社やめなくちゃならねーだろ。ふざけんな日本」などと、保育園に入れず、職場復帰できない現状への怒りがぶちまけられている。安倍政権の掲げる「1億総活躍社会」のスローガンにも触れ、「どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか」と嘆いた。ツイッターでは「#保育園落ちたの私だ」というハッシュタグ(検索ワード)が生まれ、同様の投稿が相次いでいる。
こうした流れについて、保育問題を追うメディアコンサルタントの境治さんは、「ツイッターなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が大きな役割を果たし、世の中の空気を変えたアラブの春にも似た動き」と分析する。
「保育園を探す保活の苦労は、母親に孤独感をもたらします。2月に保活の結果が出て、そんな母親たちの恨みつらみが見えないところでたまっていた。そのモヤモヤ感にブログが火をつけ、爆発に至った。母親たちの意識と行動力は高く、“議論を広げていこう”と広がった」
SNSの運用支援をする専門家は、一連の流れについて「ブログタイトルのインパクトが大きく起因している」と話す。
「俗に、釣りタイトルと呼ばれるように、ネット上で拡散する記事は、タイトルのアイキャッチが物を言う。“死ね=最高に怒っている”ということで、これが多くの共感を生む要因になったのでは」
マスメディアの報道も動きを加速させ、急速に波紋を広げた。いったん突き放した安倍首相も7日の参院予算委で、「政権交代前の倍のスピードで受け皿作りを進めている。保育士の待遇改善にも取り組みたい」と火消しに躍起。保育の受け皿を17年度末までに50万人分に増やす方針を説明した。
匿名ブログを書いた本人は今、どう感じているのだろうか。記者がメールでブログ主に連絡を取ると、こう返ってきた。
「(ブログは)もともと誰かに向けて書いた文章ではなく、その場の感情で独り言のつもりで書いたもの。ここまでの騒動になるなんて、予想もしていなかったしびっくりしました。ただただ驚くばかりです」
ただでさえ育休・宮崎謙介前衆院議員の不倫問題で女性支持層に政治不信を広げていたなかでの、安倍政権の失策。子育て世代の怒りを払拭(ふっしょく)できるか。
(本誌・松岡かすみ、上田耕司、牧野めぐみ、藤村かおり/栗原正夫)
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