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政権を取って言え! 鬼が笑う野党の小沢、共産党アレルギー
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/177172
2016年3月12日 日刊ゲンダイ 文字お越し
「知恵」と「組織」を利用せよ(C)日刊ゲンダイ
恐るべきことだ。民主党等を裏切り、政権を自民党に渡したユダのごとき元首相が国会質問に立ち、小沢排除をブツ倒錯、
共産党の票がなければ、選挙にならないくせに自民党の「民共批判」にビビリ、腰が定まらないバカバカしさ
東日本大震災の発生から5年を迎えた。思い返せば、今なお続く民主党の大凋落は、あの瞬間から始まったのだ。当時の民主党政権は大震災と福島原発事故の対応に右往左往。菅首相がみっともないほど取り乱す姿に国民はあきれ果て、サジを投げた。
こうして再起不能のズタボロ状態となったうえ、続く野田政権が民主党のイメージをとことんまで悪化させた。財務省の言いなりとなって公約違反の消費増税に邁進した野田前首相の姿に、国民の怒りは頂点に達した。
そんな最悪のタイミングで野田前首相は解散・総選挙の大勝負に出て、民主党はブザマなまでに惨敗した。自民党に政権を明け渡し、国政における「安倍自民1強」の弊害を生み出してしまった。
そんなユダのごとき、裏切り元首相がいまだに国会質問に立ち、安倍首相に小馬鹿にされたかと思えば、連合の春闘決起大会にノコノコ参加。野党勢力の総結集について、こう言い放った。
「一番足を引っ張った元代表さえ来なければ、あとは全部のみ込もうと思っている」
「方針が決まってもゴチャゴチャ言うのが民主党の悪いクセだ。一番ゴチャゴチャ言ったのは元代表だ」
野田前首相の言う「元代表」とは、首相時代に消費増税に反対して党を飛び出していった小沢一郎生活の党代表を指す。約4年も前の個人的な恨みつらみをネタに排除の論理を振りかざすとは、野田前首相もイカれている。
ようやく民主と維新両党が合流にこぎつけたのに、小沢排除発言で野党の総結集に冷や水をぶっかける野田前首相の方が、よっぽど「足を引っ張る元代表」になっていることに気付かないのか。
■決戦を前に依然「好き嫌い」の信念のなさ
8日の定例会見で、小沢代表は「私が嫌われているのは、不徳の致すところ」と前置きしながら、「野党共闘がどれだけ必要で、国民がどれだけ期待しているのか考えると、そういうレベルの話をしている時じゃない」とピシャリ。「ましてや一国の総理を経験した方ですから、もう少しレベルの高い次元で話をしてもらった方がいい」と苦言を呈したが、野田前首相の放言が民主党内でさほど批判されず受け流されている状況が、「小沢アレルギー」が依然として残っていることを物語る。
実際、今週も党執行部のメンバーはオフレコ取材を前提に、小沢代表との共闘を否定していた。直前まで「好き嫌いや出戻りというのではなく、大きい器量をもってやらないと政権は取れない」と発言していたにもかかわらずだ。政治評論家の森田実氏はこう言った。
「4月の衆院2選挙区の補選が差し迫る中、今こそ野党は補選に全精力を注入し、2連勝で夏の参院選に向けて弾みをつけたいところ。逆に負けたら参院選の野党共闘に影を落としかねません。そんな大事な時期に同じ野党同士で『アイツは嫌いだから』などと四の五の言っている場合ではない。野党第1党の民主がこの体たらくでは、反安倍勢力の結集に向けた本気度を国民に疑われるだけです。信念なき野党が党名だけ変えても、世論は盛り上がりません」
どの世論調査でも民主・維新の新党に「期待しない」が6割を超えているのも、その後の野党総結集にかける意気込みや展望がちっとも感じられず、単なる野合にしか見えないからだ。民主党内の小沢嫌いの面々は、自らのクビを絞めていることを自覚すべきだ。
民主党には微塵も感じない政権打倒の覚悟
足を引っ張っているのはアンタだ(C)日刊ゲンダイ
そもそも民主党は、安倍政権の打倒にどこまで本気なのか。その根本的な疑念は共産党に対する態度からもうかがえる。
民主党執行部は、共産党との「選挙協力」という表現をかたくなに拒み、民共連携の印象が強まることに「ありがた迷惑」と漏らす幹部までいる。先月の京都市長選で民主党は自公両党に相乗り。参院京都選出で、夏に改選を控える福山哲郎幹事長代理は選挙中に「共産党と徹底的に闘う」と宣言してみせた。闘う相手を間違えている。
つくづく、民主党には自分たちの置かれた状況が分からない勘違い連中しかいないようだ。
次の参院選で反安倍勢力に勝利の芽が出てきたのは、共産党が1人区候補を原則降ろすという大英断を下したからだ。そのおかげで、前回の参院選を基に算出すると、山形、新潟、長野、宮城、栃木、山梨、三重の7選挙区で野党逆転の可能性がある。
ハッキリ言って民主党は次の参院選で共産党の票がなければ勝負にならない。そればかりか、党の存続すら危ういのに、自民の補完勢力のような保守系議員や支持団体の連合に気兼ねして、野党共闘のパートナーを邪険に扱う。安倍自民党が「民共合作」という日中戦争時の「国共合作」をもじった悪趣味なレッテル貼りをすれば、岡田代表をはじめ、幹部は色をなして反論する。
安倍政権の打倒に向け、いまだ共産党との協力スタンスの腰が定まらないのだから、民主はアホの極み。揚げ句に「我々は単独政権を目指す」(枝野幹事長)と豪語しているのは、勘違いもはなはだしい。戯言は選挙に勝ってから言ったらどうだ。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は言う。
「水面下で共産党は次期衆院選に向け、『200小選挙区で独自候補を取り下げる』と民主党に打診したといいます。それほどまでに、安倍政権の打倒に『本気だ』ということ。民主党は共産党の本気に応えるべきですし、民共合作批判は自民党の焦りの表れ。真に受ける必要はありません。むしろ、安倍政権を打倒し、立憲主義を取り戻すための救国内閣をつくる選挙協力だ、と堂々と構えていればいい。民共合作批判には『じゃあ、社会党と組んだ自社さ政権は何だったの?』と笑い飛ばすくらいの余裕を示すべきです」
■党名すら自分たちで決められぬ情けなさ
オール野党が憲法無視の暴走政権に歯止めをかけることができるのか。この夏の参院選は日本の民主主義の行方を決める一大政治決戦だ。ところが、野党第1党にその自覚は薄く、維新との合流もイメージ刷新どころか、ゴタゴタ続き。党名ひとつ、満足に決められない。国民にすれば「民主」という名称が残ろうが、消えようが、どうでもいいのに、2度も世論調査にかけられるなんて、それこそ「ありがた迷惑」である。前出の森田実氏もこう言うのだ。
「『自分たちで決められないから、世論に決めてもらう』と言っているのと同じ。この右顧左眄はやはり、この政党に信念が欠落していることを印象づけます。常に気にするのは自民党やメディアから、どう見られているか。自分たちに理念や哲学がないから、他人の意見が気になるのです。米国の民主党大統領候補のサンダース氏が旋風を巻き起こしているのは、生活者重視の政策が自らの政治信念に基づいているからこそ。せっかく海の向こうで下馬評を覆す見事な政治活動の好例が出てきたのに、民主党があまり参考にしていないように思えるのは、とても残念です」
折しも日本国内では「保育園落ちた日本死ね!!!」というブログをめぐる騒動を機に、子育て中の女性の怒りの矛先が、安倍政権に向かいつつある。
「野党は夏の参院選までに、働く女性や社会的弱者に目を向けず、『1億総活躍』を掲げる安倍政権の欺瞞をあぶり出すことです。その結果、女性票を完全に味方につければ勝機は十分にある。マドンナ旋風で社会党が自民党を過半数割れに追い込み『山が動いた』、89年参院選の再来です」(鈴木哲夫氏=前出)
オール野党が奇跡の逆転フィーバーを起こすためにも、バカバカしい「アレルギー」は克服すべきだ。
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