http://www.asyura2.com/16/senkyo202/msg/610.html
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http://mewrun7.exblog.jp/24208332/
2016-03-10 17:25
これは『保育園を落ちたのは私だ!〜子育て支援も女性活躍も軽視で、安倍への怒りが爆発http://mewrun7.exblog.jp/24195546/』の続報になるのだが・・・。
「保育園に落ちたのは私だ」運動が止まらない!(**)
もともと民主党の山尾志桜里氏が2月29日の衆院予算委員会で、ネット上で共感を得ていた、「保育園落ちた日本死ね」という匿名ブログのことを取り上げたのがきっかけになったのだけど。
この時、自民党議員(の方向)から「誰が書いたんだよ」「ちゃんと本人を出せ」との心ない野次が。(あたかも民主党orサヨク関係者が捏造したかのような印象を与えるような感じで?)
さらに安倍首相が「匿名である以上、本当であるか確かめようがない」と冷たくあしらったことから、実際に保育園を落ちた経験のある人、現に困っている人の怒りが爆発。
3月5日、国会前に数十人の女性が集まり、「保育園を落ちたのは私だ」と記したプラカードを掲げて抗議活動を行なったのである。(++)
* * * * *
実はこの野次を飛ばした議員の中に、平沢勝栄氏(元警察官僚)がはいっていたことがわかった。(・o・)
『2月29日の衆院予算委員会で「保育園落ちた日本死ね」のブログについて質問した山尾志桜里議員に対し、ヤジを飛ばした自民党の平沢勝栄議員が10日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。ヤジを飛ばした真意を説明した。
衆院予算委員会では、山尾議員が匿名ブログの「保育園落ちた日本死ね」について、安倍首相へ質問した際、「誰が書いたんだよ」「本人に会ったのか」などのヤジが渦巻いた。このヤジを言った一人が平沢議員。スタジオに登場すると「ヤジを飛ばしたことは心からお詫び申し上げます」と謝罪したが、山尾議員が、使用を認められなかったブログやパネルを使ったことを非難した。
平沢議員によると、出所不明のものは使わない、また日本死ねという言葉は子供の教育にも影響があるので使わない、ということが自民党と民主党以外の野党も賛成して決めたにもかかわらず、山尾議員が「自民党(だけ)が(ブログやパネルを使うことを)止めた」などと説明したことに抗議するため、ヤジを飛ばしたとした。
だが番組後半で、「日本死ね」ブログを指し、「これ、本当に女性が書いた文章なんですかね」と発言。これを聞いたコメンテーターの高木美保は「それは関係ないでしょう、女性、男性関係ない」と激怒した。
それでも平沢議員は「気持ちはわかります。でももうちょっと訴え方はあると思う」と続けたため、高木も「議員が気持ちが高ぶってヤジを言うのと同じですよ。言わずにはいられないというのを感じ取れないですか?」とやり合う場面もあった。(デイリースポーツ16年3月10日)』
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また産経新聞は早速、「共産党が便乗している」とアピールする記事を出したりしてたし。^^;
ネット上も含め、民主党や共産党などサヨクが主導して、このような運動を盛り上げているという風潮を作ろうとしている雰囲気が感じられるところがあった。(~_~;)
『「保育園落ちた」ブログに共産便乗? 吉良氏「認可園落ちた」ツイッター書き込み 「危機感持って」と反論も
「保育園落ちた日本死ね」という匿名ブログに関連し、共産党の吉良佳子参院議員がツイッターに「わが家にも認可保育園に入れないとの通知が区から届きました」と書き込み、国会周辺で抗議行動にも参加した。与党内からは「収入面から入園が極めて困難なことを分かりながら申請したのではないか」(自民党幹部)といぶかる声が出ている。
吉良氏は昨年10月に男児を出産し、今年2月に公務に復帰。都内の認可保育所に男児を預けられず、5日の抗議行動では共産党の田村智子参院議員と「保育園落ちたの私だ」と書かれたプラカードを掲げた。
参院議員は年約2134万円の歳費が支出され、吉良氏の夫も東京都目黒区議。吉良氏の事務所は産経新聞の取材に「子供のことを考え認可保育園に申請した」としている。
一方、共産党の穀田恵二国対委員長は8日の記者会見で、匿名ブログについて、「アベノミクスの誤りは極めて明確だ」と述べ、安倍晋三政権の政策と絡めて対応を批判した。(産経新聞16年3月9日)』
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他方、この抗議活動がTVメディアに取り上げられた上、3月にはいって、女性の内閣支持率が激減したこともあってか、安倍官邸はどうもこのままじゃマズイようだと気づいたようで、いきなり「へ〜こら」し始める人たちも出現することに。(『安倍、女性支持低下で保育園に意欲、改憲慎重に。But沖縄には強権の是正指示。』http://mewrun7.exblog.jp/24202713/)
『「保育園落ちた日本死ね!!!」と題した匿名のブログが、政府・与党に波紋を広げている。政権幹部は当初、「議論しようがない」などと受け流していたが、ネット上でブログに共感する声が広がると一転して待機児童への政府対応を強調。世論の大勢が政権批判に転じないよう、神経をとがらせている。
「ブログを読ませていただきました。共鳴を呼んで広がっているのは承知しています」。加藤勝信・1億総活躍相は8日の閣議後の記者会見でそう語り、待機児童の受け皿拡充に取り組む考えを強調した。石破茂・地方創生相も「(ブログに)刺激的な表現が使われている。そこまで言う状況になぜ陥ったのか、虚心に分析しないといけない」と述べた。(朝日新聞16年3月8日)』
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『民主党は「問題の深刻さを理解していない」(安住淳国会対策委員長代理)などと非難。国会で待機児童問題を繰り返し取り上げ、政府の対応の遅れを印象づけようとしている。
政府・与党は4月の衆院補欠選挙や夏の参院選を前に、世論の反発が広がることを警戒している。首相は7日の参院予算委員会で「(待機児童の)受け皿作りは、政権交代前の倍のスピードだ」と問題への取り組みをアピールした。(読売新聞16年3月10日)』
『「保育園落ちた日本死ね」ブログ問題で、自民党の伊吹文明元衆院議長は10日の二階派総会で「最初からパッとやっておけばトラブルは起こらない」と述べ、安倍晋三首相の初動を皮肉った。
安倍首相のブログに関する対応をめぐっては、2月29日の衆院予算委員会で「匿名である以上、実際起こっているか確認しようがない」と発言し、民主党など野党から「冷たい態度だ」と反発があがっていた。首相は批判の高まりを受け、今月7日の参院予算委員会で「(待機児童の)受け皿作りは、政権交代前の倍のスピードで進めている。保育士の待遇改善に取り組みたい」と述べ、丁寧に説明する方針に転換した。
伊吹氏は二階派所属議員らを前に「後先を見極める能力を身につけてほしい」とも語った。(産経新聞16年3月10日)』
<この「最初からパッとやっておけば」という表現も、何か保育園の問題を軽く扱っているような印象を与えちゃう気がするけどね。^_^;>
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でも、この運動は簡単に止まらないのである。(@@)
昨日9日、今度は民主党の山尾議員のところに2万7千人分以上の署名が届けられ、塩崎厚労大臣が(ふつうは受け取らないんだけど?)急遽、受け取ることになったという。(・o・)
『――匿名で書き込まれたブログの波紋が広がっている。9日、このブログに賛同する母親らが集まり、待機児童の解消を求める署名を塩崎厚生労働相に提出する事態となっている。
■このブログが大きな反響を呼び、NPO法人などが政府へ抗議と待機児童の解消を求める署名集めを開始。賛同する母親らが署名を提出するために国会を訪れた。
■母親らは、集まった約2万7000人分の署名を民主党の山尾議員に提出。その後、塩崎厚労相にも手渡された。
■国会での塩崎厚労相のやりとりを見た母親らは「何を改善してもらえるのか、結局の所わからなかった」と話した。
■民主党は、保育士の給与を月額1万円アップさせるなどとした法案を今の国会に提出し、与党との対決姿勢をアピールする考えだ。
■きっかけとなったブログの投稿者は取材に対し「長い間解決していない待機児童という問題がこれによって少しでも解決すれば良いと思います」と話した。
■待機児童の数は2015年の4月1日時点で約2万3000人。今回の事態が問題の解消につながるのだろうか。(NNN16年3月9日)』
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『「保育園落ちた日本死ね!!!」と題した匿名のブログをきっかけに保育制度の充実を求める署名が広がり、6日間で2万7千人余分が集まった。参加した母親らは9日、国会を訪れて署名簿を塩崎恭久厚生労働相に手渡した。当事者からの切迫した訴えに、政権も対応を迫られている。
「主人の収入は少なく、働かねばなりませんが保育園に入れてもらえませんでした。子どもをおぶってもよければ働きたいが、社会が許してくれない。子どもの多いお母さんを見るとうらやましくて涙が出る」
この日の衆院厚労委員会。民主党の山尾志桜里氏は、署名に添えられたこんなコメントをまじえて塩崎厚労相に質問した。
署名は「子どもをいつでも安心して預けることができる社会の実現」を求める趣旨で、関西の翻訳業の40代女性が呼びかけた。2月29日の衆院予算委員会で安倍晋三首相がブログについて「匿名なので、実際にどうなのか確かめようがない」と答弁したのを知り、インターネットの署名サイトで今月4日に開始。9日午前10時半までに2万7682人分が集まった。
山尾氏は「悲鳴に共感する声が強烈なスピードで広がっている現実が問題だ」と指摘。子育て支援の取り組みを急ぐよう訴えた。
塩崎氏は「山尾委員も安倍総理も全く同じ方向を向いていて、子どもをみんなでしっかり育てていこうと同じ思いでいるはずだ」と答弁。収まらない山尾氏が保育所に入るための「保活」の実態を調べるよう求めると、塩崎氏は調査を約束し、急きょ署名を直接受け取ることも決めた。(朝日新聞16年3月9日)』
『「私は、山尾委員もですね、それから安倍総理も全く同じ方向を向いていて・・・」(塩崎恭久厚生労働大臣)
「勘弁してほしいと思います。3党(自公民)で決めた子育て支援3000億を後回しにしている政権と、私は同じ方向を向いていません」(民主党 山尾志桜里衆院議員)
集まった署名は、午後、塩崎厚労大臣に手渡されました。
「安倍首相ですとか、やじをお言いになった皆さんを含めて、ぜひご覧になっていただければ」(JNN16年3月9日)』
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さっき平沢勝栄氏の野次の話を書いたのだが。平沢氏は例のブログに関して、こんなことも言っていたらしい。(-_-;)
『「保育園落ちた日本死ね!!!」と題した匿名のブログをめぐり、自民党の平沢勝栄衆院議員は10日、ヘイトスピーチ根絶などを検討する「差別問題に関する特命委員会」の会合で、「ブログに『死ね』という言葉が出てきて、表現には違和感を覚えている」などと語った。
平沢氏は特命委の委員長。会合では安全保障関連法に反対するデモについても言及し、「ヘイトスピーチに該当しそうな文言も出ていた。デモをそばで聞いていた時に『安倍(首相)死ね』と言っていた人もいる」と述べた。そのうえで、「ヘイトスピーチは、規制、根絶しなければならないが、表現の自由と絡んでくる。そのやり方については慎重に検討しないと禍根を残す」と語った。(朝日新聞16年3月10日)』
mewも「死ね」という表現は好ましくないと思った。(mew周辺では「死ね」「逝く、逝け」はNGワード)ただ他の部分は、多少乱暴な表現だとは思うものの、あれぐらいの言い方をしないと伝わらない部分もあるように思えたです。(・・)
ただ、ヘイトスピーチの問題点というのは、人種とか民族とかの違いによって、どちからかと言えば弱い立場にいる人に対して憎悪や差別をあらわすために、あえて侮蔑的なor暴力的表現を使って相手を精神的に傷つけることにあるわけで。
日本(政府)のように、強い立場、権力のある立場の人への悪口を(死ねはともかくとしても)、人種、民族差別のヘイトスピーチと同視してしまう感覚には、大きな疑問を覚えざるを得まい。(ーー)
<自民党は国連や野党の提言を軽視して、なかなかヘイトスピーチを禁止する法律を作ろうとしないのだが。その理由のひとつとしては、超保守派の議員やその支持者が在日外国人を差別しているので、ヘイトスピーチをさほど悪くないと考えているところがある。(ーー)
ましてや平沢氏が「差別問題に関する特命委員会」の委員長だというのだから、常識的な感覚、社会性に欠けた彼らに期待するのはムリかもね。(-"-)>
安倍内閣の閣僚や自民党の議員には、保育園のことを含め、女性の仕事や子育てに対する考え方や感覚が、一般社会の人とかなりズレている人たちが多いのが実情なわけで。(何せ閣僚や議員の半数上は世襲や苦労知らずのお金持ちだからね〜。)
この保育園の件を機に、国民の多くがその感覚のズレに築いてくれるといいな〜と願っているmewなのだった。(@@)
THANKS
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