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岸信介元総理・吉田茂元総理と真逆のことをやっているバカ殿連合
http://blog.goo.ne.jp/dreamtoday/e/b71eae6847ffe9fb01ecbc42cd74f34c
2016-03-08 09:42:04 【現代と思想】〜ジャーナリスト精神
後述の孫崎享氏の評論は衝撃的だ。
岸信介元総理は、安倍晋三と真逆の考えであった。
バカ殿様は、おじいちゃんの顔に泥をぬることをやっている。
バカ殿連合(安倍麻生)を総理にして、岸信介も吉田茂も草場のかげで泣いている。
なぜか?
よくお読みくだされば、すべて孫崎氏が明晰にあきらかにしています。(櫻井智志)
【孫崎享のつぶやき】
安倍首相は岸信介元首相の思想は受け継いでいない。1960年の日米安保時条約では自衛隊を海外に使われない条項を挿入。
2016-03-08 07:061
安倍首相はしばしば祖父岸信介元首相を学ぶと言っている。
確かに強行突破しようとする面は学んでいるかもしれない。しかし、岸元首相が日米関係で何を米国に主張し獲得しようとしていたかは、何も学んでいないのでないか。
1960年の安保条約改定は岸信介首相の時に行われました。
安保闘争があり、多くの人は旧安保条約を否定しています。
しかし、今、安倍首相が集団的自衛権で何をしようとしているか、つまり自衛隊を米国戦略に差し出す体制を作ったことを見ると、実は、優れた部分が隠されているのです。
1960年の安保条約改定の時には、吉田茂元首相や下田武三元外務次官などは自衛隊を海外に展開しなくても済むように工夫したのです。
日米新安保条約は1960年1月19日署名されました。
日米関係推進派の代表的政治家と言えば、吉田茂です。
その吉田茂は当初日本の軍事力を東南アジア(ベトナム)に介入させようとしているのでないかと心配し、条約の改定には反対だったのです。
そうした中で、実務的に頑張ったのが下田武三元外務次官です。彼は「日米基軸を今後の外交の柱に」と主張してきた誰もが認める親米派の中心人物です。
この彼ですら、『戦後日本外交の証言』(行政問題研究所、一九八五年)の中で次のように説明しています。
「新条約において、米側草案にあった太平洋地域におけるいずれかの一方に対する武力攻撃が自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め≠フ字句のうち、太平洋地域≠日本国の施政の下にある領域≠ニすることでまとまった。
これにより日本は仮に太平洋地域の米軍が攻撃された場合にも集団的自衛権の行使のために出撃しなくてすむことになった」として、極東での米国への攻撃に日本が巻き込まれないようにするのに苦心した」
一寸考えてみてください。
ベトナム戦争があった時は冷戦の真っ最中です。「ベトナム戦争で負ければアジアは全て共産化する」と言われた時代です。
日本人の多くはベトナム戦争はベトナム人の民族独立闘争であって、ベトナムが負けたからと言ってアジア全体が共産化するとは思っていません。しかし、「アメリカさんよ。貴方は間違っている」とは言えません。だったら日本の被害をできるだけ少なくしようという発想です。
日本が望まない戦争に自衛隊を出さなくて済むように、外務官僚である下田武三元外務次官が頑張りました。
そして岸首相もそれを後押ししました。
安倍首相は「祖父である岸元首相を尊敬する」と言っていますが、集団的自衛権を認めるのは「太平洋地域」を「日本国の施政の下にある領域」にするように頑張った時と全く逆です。
日本の言論界も同じです。猪木正道氏は防衛大学校長を務め、日本国内でどちらかといえば右派に位置づけられた人です。
この猪木正道は「国を守る」(『猪木正道著作集』、力富書房、一九八五年)の中で次のように行っているのです。
「日米安保条約のマイナス面は戦争に巻き込まれる恐れのあることです。
日米は国益でも重なる部分と一致しない部分があるでしょう。
米国は強すぎることもあり、自分の国だけが正しいと考える傾向があります。米軍の行動は必ずしも日本の国益と一致しないし、国民の大多数の希望と合致しないこともありうるということを正しく認識する必要があります」
米国はベトナム戦争では韓国軍の派遣を決めています。韓国は南ベトナムのべ約32万人を派遣しました。最初は医療部隊から、次第次第に戦闘部隊の派遣に移行します。この時代、もし「日米の緊密化が何よりも重大」という姿勢を岸首相や、外務官僚がとっていたら、多分自衛隊員の多くがベトナムで死んでいたと思います。
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