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新国立“聖火台”の置き場なし B案の建築家が疑問「不自然」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/176718
2016年3月6日 日刊ゲンダイ
旧国立と同じ場所に(伊東氏のシンポジウムより=一部加工)/(C)日刊ゲンダイ
敗れた「B案」には聖火をともす場所が、しっかりと存在した。
新国立競技場の現在の設計計画ではスタンド内に聖火台を置けないことが判明し、政府や関係機関はスッタモンダ。事業主体のJSCと大会組織委は責任を押しつけ合っているが、B案を選んでおけば今頃、醜態をさらさずに済んだ。B案を作成した建築家の伊東豊雄氏が、本紙の独占取材に応じ、こう打ち明けた。
「聖火台の位置について、東京五輪の開会式などを実際に演出するプロデューサーの意向が優先されることは、予想できました。デザイン段階で私が具体的な場所まで指定するのは、政府やJSCに逆らうことにもなりかねません。応募要綱に入っていないのも、そのためだと思いました。だから、選考する人たちに嫌われないように、『技術提案書』では聖火台の位置をアピールしていません。絶対に勝ちたかったですから」
それでも提案書に聖火の置き場所を密かに盛り込んだのは、“東京五輪のシンボル”に強いこだわりがあるためだ。
「1964年の東京五輪で使われた旧国立競技場の聖火台を、2020年の大会でも再び使いたい。そう願っていたのです。世界には同じ都市で五輪が2度開催される例はあれど、同じ聖火台が2度使われたケースはありません。必ず後世への語り草となり、レガシー効果を高めることにつながる。あえて旧国立時代と同じく、バックスタンド最上段の中央に据えたのも、そうしたアイデアに基づいています」
全45ページに及ぶB案の提案書は、現在もJSCの公式サイトで閲覧可能だ。43ページ目の「アートワーク」という項目で聖火台の位置が分かる(写真)。@観客全員が見えるA期間中は外からも見えるよう可能な限り目立つ場所に設置する――IOCが聖火台の位置に求める条件を満たしている。
現計画の建築家・隈研吾氏は聖火台について、「(応募)要綱に入っていなかった」と説明したが、誘致成功前ならいざ知らず、とうに新国立は夏季五輪の主会場に決まっていた。「要綱にないから」と聖火台を無視するとは信じ難い。
伊東氏も「五輪のメーンスタジアムの屋根に木材を使う以上、聖火をともす際の消防法上の制約をもっと意識していなければ、建築家として不自然です」とクビをかしげた。
それにしても現計画は、ザハ案のパクリ疑惑や出来レース疑惑などケチがつきっぱなし。いっそ政府は伊東氏に頭を下げ、B案に再変更したらどうか。
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