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自衛隊戦闘服で談合 「クラレ&ユニチカ」ボロ儲けのカラクリ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/176502/1
2016年3月4日 日刊ゲンダイ
災害救助現場には欠かせない(C)日刊ゲンダイ
自衛隊の戦闘服などの入札をめぐる談合疑惑で、防衛省と化学繊維大手のクラレやユニチカのなれ合い構図が浮き彫りになっている。公正取引委員会は独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで、この2社や、大手商社の丸紅など計8社を立ち入り検査した。
「戦闘服や作業服に使われる『ビニロン』と呼ばれる繊維は耐熱性に優れた特殊素材で、製造する国内メーカーはクラレとユニチカしかない。技術的な問題というよりは、この2社が防衛省にガッチリ食い込んでいるため、同業他社の参入余地がないからです。それで寡占状態が続き、いわば言い値がまかり通ってきた。ただ、クラレとユニチカが相対で談合していたとは考えにくい。縫製はアパレルメーカーに外注することが多く、その間に入る商社が価格調整の役割を担っていたのでしょう」(繊維業界関係者)
■8割が入札不調で随意契約
開発・購入から廃棄までを一元管理する防衛装備庁の2010〜14年度の契約概要によると、戦闘服や作業服の契約はクラレが80件で約141億円、ユニチカは45件で約70億円に上る。そのうち約81%にあたる101件が随意契約だった。
相次ぐ不祥事で組織解体の憂き目に遭っても、防衛省は相変わらずコスト感覚ゼロなのだ。自衛隊の装備品調達をめぐっては、06年に旧防衛施設庁発注工事、10年には航空自衛隊による事務用品発注などで官製談合が続発。それを受けて昨年10月に発足したのが防衛装備庁なのである。
軍事ジャーナリストの世良光弘氏はこう言う。
「戦闘服は特殊技術のかたまりで、国によって耐熱性や偽装レベルの高さは段違い。国防機密という大義名分があるので、調達の詳細は非公表のケースがほとんど。そういった背景からブラックボックス化しやすいのです」
衆院で可決された16年度予算で、防衛費は史上初めて5兆円の大台を突破した。安倍首相は「計上した装備品や米軍再編経費はいずれもわが国の安全確保に必要不可欠だ」とふんぞり返ったが、こんなお手盛り会計を続けているようでは、だれも納得しない。
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