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集会後、デモの先頭に立って歩く野党の5人。ひとりおいて左から、樋高剛(生活)、初鹿明博(維新)、小池晃(共産)、菅直人(民主)、又市征治(社民)の各氏。(2月14日、撮影/林克明)(週刊金曜日)
安倍政権にNO! 1万人が参加し渋谷を大行進――「民主党はハッキリしろ!」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160229-00010000-kinyobi-soci
週刊金曜日 2月29日(月)10時6分配信
2月14日、「安倍政権NO!☆0214大行進in渋谷」が東京の渋谷で行なわれ、約1万人が参加した。首都圏反原発連合、アジア太平洋資料センター、原発をなくす全国連絡会に事務局がおかれる「安倍政権NO!☆実行委員会」の主催だった。
原発・秘密保護法・安保法制などに見られるような、「一人ひとりが大切にされない政治にノーを突きつけ、今年夏の参院選で形を現そう」(集会司会者)という趣旨で、「野党共闘を!」が市民運動の中の合言葉のようになっている。当日参加した菅直人元総理は、「民主党はハッキリしろ! という声が皆さんの中から聞こえてくる。今日は、党を代表して集会に出席してくれと岡田(克也)代表から言われてきた」と語ると、会場はどっと沸いた。
今年1月5日に新宿で行なわれた市民連合(安全保障法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合)主催の集会に参加した蓮舫議員が野党共闘について一言も触れなかったのに比べ、明らかに共闘に前向きの姿勢といえるだろう。
同じく集会に参加した小池晃参院議員(共産党)は「菅直人さんが民主党を代表して来たように、皆さんの声が確実に政治を動かしている」と述べた。当日の集会には、このほかに社民党の又市征治幹事長、樋高剛前衆院議員(生活の党と山本太郎となかまたち)、初鹿明博衆院議員(維新の党)が参加、野党5党の政治家が揃った。
この日は、全国規模の労組がいくつか参加したほか、多数の個人、地元で活動する小グループなどが参加したため1万人に膨れ上がった。子ども連れで都内三鷹市から参加した女性は、生活を守るために「安倍政権はいらないと女子たちの元気会の集いをアピールするためにやってきました」と周囲に呼び掛けていた。また、東京の町田市から参加した男性は「大きな団体に参加して仲間をつくり地元で活動できるようにしたい」と仲間を募るためにやってきたと言う。
今回のような大規模集会と居住する地元で運動を連携させようとする動きも最近注目される傾向だ。安倍政権NOに反応しない人々への語りかけとして、集会に参加した上智大学の中野晃一教授は、「安倍政権は非現実的で私たちのほうが現実的。安倍政権は、『あなたのためにならない』、『安倍政権は、将来性がまったくない』ことを伝えよう」と強調した。「あなたのためにならない」「安倍政権は将来性なし」は二大キーワードになるかもしれない。
(林克明・ジャーナリスト、2月19日号)
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