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2016年02月29日 「ジャーナリスト同盟」通信
<押しつけ憲法論は大嘘>
「戦争放棄の日本国憲法は、世界に冠たる憲法である」と鈴木善幸首相が国会で答弁している。彼の後継者・宮澤喜一首相は「核時代において9条が光輝を放っている」と叫んだ現場を目撃してきた筆者である。彼らは、9条が米国の押しつけで実現したなどとは全く考えていなかった。憲法草案を誕生させた幣原喜重郎首相による、マッカーサー元帥への進言であることを承知していたのだ。9条憲法は、吉田茂内閣下の国会で全会一致で成立した。国民の総意を受けた文句なしの平和憲法である。極右首相や秘密結社・日本会議が宣伝する「押しつけ憲法」は大嘘である。
<テレ朝が、岸信介内閣下の憲法調査会記録で証明>
2月25日放送のテレ朝報道ステーションが、安倍の祖父である岸内閣のもとで発足した憲法調査会での、録音テープを国立公文書館で見つけて、これを放送して多くの国民を納得させた。
憲法制定当時の事情を、中部日本新聞の政治部長の小山武夫が、幣原から直接聞いていた、それを調査会で証言していた。「9条は幣原さんの発案で、彼がマッカーサーに申し上げて、9条の条文になったものだ」と明言していた。
戦後70年間の平和には、敗戦国民の悲劇を率直に受け止めた首相の英断が幸いしたものである。この史実を日本国民はしっかりと認識すべきだ。
戦争肯定派は、財閥と神道など右翼グループなどで、国民の1%に過ぎないだろう。
<幣原首相とマッカーサー元帥の回顧録にも記述>
小山証言を裏付ける当事者の記録も残っている。幣原の「外交50年」(中公文庫プレミアム)、ダグラス・マッカーサーの「マッカーサー大戦回顧録」(中公文庫)である。
マッカーサーは、51年5月の米上院軍事外交合同委員会の公聴会での証言を、回顧録に載せている。
マ元帥と幣原の会見は敗戦後の翌年、46年1月24日のことである。これほどの真実を覆そうとする安倍は、悪人・悪魔の使いに相当しようか。2012年末のネット番組で「みっともない憲法。はっきり言って日本人が作ったんじゃない」と放言している。
<なぜA級戦犯が政権担当?>
筆者は政治記者になって、どうしても理解できなかった疑問は、A級戦犯がなぜ政権を担当することが出来たのか。ドイツでは、想像さえも出来なかったことだから。
いまは明確に判断できる。米CIA工作の成果である。平和・軍縮派の宇都宮徳馬は、生涯にわたって岸批判を止めなかった。同じく三木武夫首相は「もし新聞が社説で反対をすれば実現しなかった」といって悔しがった。日本の新聞は、相手がCIAだと抵抗力を喪失してしまう。国民を平然と裏切る。今もそうである。米ソ冷戦が反共主義者の出番を作ったともいえる。
<米CIAの傀儡>
米CIAの工作というと、それは9条を解体させ、自衛隊を米軍傘下に組み入れることだった。これに吉田が抵抗を見せると、戦犯の岸と、同じく追放されていた鳩山一郎の勢力を支援した。まずは鳩山内閣に改憲総選挙を実施、これに失敗したことから、岸に白羽の矢を当てた。
国民のための政府では、全くなかった。CIA・ワシントンの傀儡政権だった。
<戦前戦後も国民を裏切る売国奴>
長州出身の岸は、東京帝国大学で国粋主義者で有名な学者に師事した。卒業して商工官僚となって財閥の代理人となった。軍需次官も歴任、日本の傀儡政権・満州国支配では、蓄財に成功している。
ついに東條・戦争内閣の商工大臣になった。民意とは無縁の死の商人そのものだった。それは戦後も同様だった。戦前は財閥・天皇に従い、戦後はCIA・ワシントンの召使として、生涯、憲法改悪を叫び続けた。
<売国奴の遺言を強行する売国奴>
そして孫の安倍晋三である。どこを向いて走っているか、はっきりわかるだろう。歴史を知れば、彼の正体はくっきりと見える。彼の取り巻き連の素性も、容易にわかる。
売国奴の遺言を強行する、売国奴に貢献する悪しき政党・宗教団体もまた、民意を裏切る悪魔集団と断じることになろうか。
歴史を正視する日本人でありたい。それは、世界の日本研究者にも当てはまるだろう。
2016年2月29日記(武漢大学客員教授・日本記者クラブ会員)
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