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東電旧経営陣3人強制起訴へ 勝俣元会長「有罪」の現実味は
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/176231
2016年2月28日 日刊ゲンダイ
3.11事故当時の勝俣元会長(右から2人目)(C)日刊ゲンダイ
世界が震撼した「フクシマ原発事故」から5年。必要な津波対策を怠り、未曽有の大事故を“招いた”東電の旧経営陣3人が、週明けの29日、業務上過失致死傷罪で強制起訴されることになった。
起訴されるのは、勝俣恒久元会長(75)、武藤栄(65)、武黒一郎(69)両元副社長。被災者らでつくる原告団の告訴・告発を受けた東京地検は3人を含む旧経営陣を不起訴にしたが、東京第5検察審査会は昨夏、「起訴相当」と議決していた。あらためて原告団団長の武藤類子さんはこう言う。
「(被告は)津波対策が必要と分かっていながら何もせず、大惨事を招いた。それが『犯罪』として裁かれないのはおかしい。強制起訴は『事故の責任を取らせるべきだ』という多くの国民の強い思いに支えられていると思います」
裁判の行方はどうなるのか。3人は有罪になるのか。
「昨夏、検察官役に指定された弁護士は3人。このうち1人は第5検察審で審査員に対する助言役を務めるなど事件に熟知しています。その後、新たに2人の弁護士を加え、5人体制になりました。原告団の関係者は『これ以上ない最強の布陣』と有罪判決を勝ち取れると自信を深めています」(司法記者)
「有罪」の“決定打”になりそうなのは、東電が2008年9月の社内会議で「津波対策は不可避」との文書を作成していたことだ。強制起訴に至る決め手となった重要証拠のひとつである。
「おそらく強制起訴される旧経営陣3人の弁護団は『あの津波を予測するのは困難だった』と従来の主張を繰り返しつつ、津波対策は不可避とした08年9月の内部文書についても『仮に08年から防潮堤を造り始めていても11年3月の東日本大震災までには間に合わなかった』などと反論するでしょう。裁判の争点は、3人が津波の危険性をどこまで認識していたかです。旧経営陣の不作為と事故の因果関係を立証するのは容易ではないが、指定弁護士が法廷で直接、『東電のドン』と呼ばれた勝俣元会長を厳しく追及すれば、トボケ切れず、ボロを出す可能性だってあります」(前出の司法記者)
刑事被告人となった勝俣元会長ら3人は今、どこで何をしているのか。東電に確認すると「当社を退任したこと以外の内容については回答を控えさせていただいている」(広報室)と答えた。
事故後、国民の説明責任を求める声を無視して雲隠れした勝俣元会長ら旧経営陣が公判廷に引きずり出される日は刻々と迫っている。
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