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(回答先: 今日のニュース 報道ステーションが報じた「憲法9条」は 日本の意向で定められた。という「当たり前」がニュースになる… 投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 2 月 27 日 00:04:05)
仮に、憲法第9条のいきさつに関する幣原氏の説明が事実だとしても、それは、「幣原外交」として有名な国際(覇権国家)協調主義者である幣原氏の政治的価値観に基づく考えであり、「日本の意向」(国民“多数派”の意向)を示しているとは言えない。
幣原氏の考えが国民多数派の意向ではないことは否定できない自明の話である。
幣原発言を根拠に、「日本の意向で定められた」とか、「「日本の意思」がまるで入っていないかのように言う、最近の俗説」といった見解は、二重三重に誤っている無残な解釈というほかない。
幣原氏が敗戦直後の45年10月に総理大臣に就任できたのも、現行憲法が公布できたのも、最終的には占領者である連合国支配者の意に適っていたからである。
現行憲法は、日本が主権を失った状態で最上位権力者である占領者から制定を求められただけでなく、手続き的に言っても、大日本帝国憲法の改正(欽定)であり、現在に至るまでその内容について国民の審判を受けたことさえない。
憲法第9条だけの問題ではなく、主権を喪失した(日本国主権より上位に占領軍総司令官)状態で、占領者が国家の有り様を規定する憲法を制定させること自体が“押しつけ”なのである。
改廃が容易な法律はともかく、国家の基本を規定するのみならず変更も厳しい憲法は、占領の束縛から解放されたのちに、国民の自由闊達な議論を経て制定すべきものである。
統治権限と独立に強い制限をかけられ外国勢力が最高権力者という状態の国家に憲法は必要ない。逆にそんな状態で制定された憲法は、“永遠の占領”をもたらしかねない危険なものではないかと疑ったほうがいい。
占領状態で制定させられた憲法を無批判で尊重するのは、“良き占領者”をありがたがるのと変わらない恥ずべき精神性である。
※ 日本も戦前戦中は行っていたように、占領統治をスムーズに進めるため、国民のなかに分断を持ち込むだけではなく、やって欲しい政策をあたかも被占領側の申し出のように仕組んだりもする。
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