★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK201 > 733.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
ミサイル防衛網の予算が6000億円もオーバーして1兆5800億円に。新国立競技場に怒ってなぜこれはスルー?
http://www.asyura2.com/16/senkyo201/msg/733.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 2 月 24 日 00:10:10: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

                2016年2月24日 日刊ゲンダイ


ミサイル防衛網の予算が6000億円もオーバーして1兆5800億円に。新国立競技場に怒ってなぜこれはスルー?
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/4c75bd35c5335cba70e159178d0610c6
2016年02月23日 | 安倍自民党の危険性 Everyone says I love you !



 そもそも、アメリカから大枚はたいて買っているミサイル防衛網が役に立つのか、猛烈に疑問視されているわけですよ。


 たとえば、今回の北朝鮮の「弾道ミサイル」=人工衛星ロケットに対する配備でも、北朝鮮は人工衛星の打ち上げの要領で何日も前から打ち上げを予告しています。


 それを踏まえて、日米はイージス艦を配備したり、地上から迎撃するPAC3という防衛ミサイルをえっちらおっちら用意しているわけです。


 いざ戦争となったら、相手はこんな悠長に何日も前から「撃つよ、撃つよ」なんて教えてくれませんよ。こっちの準備が整わないうちに撃ってくるに決まってます。



こんなことを親切に教えてもらっている。「本番」ではこうはいかないよ。




 今回、結果として北朝鮮は2月7日に人工衛星の打ち上げを行ったんですが、日本は1月29日に破壊措置命令を出して、PAC3が石垣島に配備完了したのは2月6日、宮古島なんて7日当日ですからね。


 わたくし、なんとなくイメージとして、いつ何時ミサイルを撃ち込まれてもいいように、イージス艦も地上部隊も常時ミサイルで迎撃できるように待ち構えているかのように思っていたんですが、全然違うのね。イージス艦が佐世保を出港したのも2月6日だし。


 それに、米軍のミサイル防衛の実験でも、迎撃ミサイルは当たったり当たらなかったりです。弾道ミサイルって成層圏から物凄い速さで落ちてくるし、その大きさなんて迎撃しようと思ったら凄く小さい的。


「相手が撃ってくる拳銃の弾を、こっちも拳銃で撃ち落とそうとしてるようなもの」


とさえ言われています。


 そんなん出来るの、次元大介くらいやろ。



当たるも八卦当たらぬも八卦。




 さて、そのミサイル防衛網は2004年から整備し始めたのですが、それにかかる費用が2008年には8000億から1兆円って言ってたのに、今では1・5倍になって1兆5800億円になってるんだそうです。


 さらに、菅官房長官が買いたいと言っているTHAADミサイルってのは物凄く高いらしくて、アラブ首長国連邦が買った時にはたった2基で2300億円もしたというんです。


 これ、いつまで、いくらかかるんですか。


 皆さん、新国立競技場が当初予算よりはるかに費用が膨らんだと言って激怒したわけですが、あれ、1300億円が2520億円になるって大騒ぎしてたんですよ。


 このミサイル防衛網って、米軍の売り込み、触れ込み通り使えるかどうかもわからないのですが、新国立競技場の誤算の5倍も余計にかかってるんですが、誰も怒らないんですか




ミサイル防衛大いなる幻想―東西の専門家20人が批判する
デービッド クリーガー (編集), カラー オン (編集), 梅林 宏道 (翻訳), 黒崎 輝 (翻訳)
高文研
途方もない巨費を投じ、日本をも巻き込んで進行中のミサイル防衛に、はたしてゴールはあるのか?それは再び、核軍拡の連鎖を引き起こすだけではないのか?欧米はじめロシア、日本、中国、韓国、インドなどの軍事・軍縮専門家がそれぞれの視座から検証する。



宇宙開発戦争――〈ミサイル防衛〉と〈宇宙ビジネス〉の最前線
ヘレン・カルディコット (著), クレイグ・アイゼンドラス (著), 植田那美 (翻訳)
作品社
宇宙軍拡か?100兆円市場か?衛星通信・GPS・気象観測など、生活に不可欠となった衛星ビジネスのシェア争い。宇宙兵器配備によって、軍事覇権を握ろうとする米国。熾烈化する“宇宙開発戦争”の実態と最前線をまとめた、話題のベストセラー。


自分で撃って自分で撃ち落とす実験と、実戦とは違いますからね。


ミサイルを売る軍需産業のために、手を変え品を変えして良い結果を出している可能性もあるし。



ミサイル防衛費1.5倍超 政府想定超え累計1兆5800億円
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201602/CK2016022302000119.html
2016年2月23日 東京新聞朝刊



 北朝鮮の脅威に備えた弾道ミサイル防衛(BMD)に関し、政府が整備を始めた二〇〇四年度以降、想定を上回る規模の予算を投じていることが防衛省への取材で分かった。一六年度予算案を含めると、十三年間のBMD関連費用は累計で約一兆五千八百億円。北朝鮮が人工衛星と主張する事実上の長距離弾道ミサイル発射を受け、安倍政権は新たなミサイル迎撃システムの配備検討を表明したが、導入すればさらに費用が膨らむことになる。 (横山大輔)


 政府は〇八年四月の国会答弁で、BMD整備費を全体で「八千億円から一兆円程度を要する」と説明していた。約一兆五千八百億円という累計額は既に一・五〜二倍に達する。


 現在のBMDは、海上自衛隊のイージス艦四隻に搭載したSM3ミサイルと、全国に三十四基を展開する地上配備型のPAC3ミサイルの二段構えで弾道ミサイルを迎撃する。


 BMDは「スパイラル開発」と呼ばれ、順次能力向上を図る手法で開発が進むため、数が増えなくても費用が上乗せされる。実際、高性能レーダーなどの関連装備費や日米共同の開発費も加わり、毎年度数百億〜一千億円超の予算がかかっている。特に安倍政権ではBMDの強化を打ち出し、SM3搭載イージス艦を八隻体制に増強することを決定。一五、一六年度のBMD関連費は単年度でそれぞれ二千億円を超えた。


 北朝鮮の事実上のミサイル発射を受け、さらに配備を検討するのは、米軍の地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」。迎撃高度がSM3とPAC3の間で、導入すれば三段構えの体制になる。費用は米政府との協議次第だが、少なくとも数千億円との指摘がある。製造元の米ロッキード・マーチン社によると、アラブ首長国連邦に二基売却する概算契約は約二十億ドル(二千三百億円)だった。


 菅義偉(すがよしひで)官房長官は、北朝鮮による弾道ミサイル発射前は「国民の安心・安全のための対応策はしっかりと整えた」と強調したが、発射後は「国民を守るため検討を加速する」と新システム導入に意欲を示した。



◆際限なく競争続く


 元航空自衛隊空将補でNPO法人「国際地政学研究所」の林吉永事務局長の話 弾道ミサイル防衛能力を向上させれば、相手はさらにかいくぐるミサイルを開発する。巨費を投じ新システムを導入しても「穴」は出る。際限ない競争が果てしなく続き、歯止めが利かない「安全保障のジレンマ」に陥る。安倍政権は安全保障関連法の議論で米国との「同盟強化」をあれほど強調しながら、日本を狙う弾道ミサイルに米軍とどう迎撃体制を組むか全く説明していない。国民に知らせず、巨額の予算を投じることは許されない。


<高高度防衛ミサイル(THAAD)> 米軍がミサイル防衛(MD)の一環として運用する地上配備型迎撃ミサイル。弾道ミサイルが大気圏外を飛んでいる間に迎撃し損なった場合に備え、大気圏内に再突入してくる高度150キロほどとされる段階で撃ち落とすとしている。PAC3も地上配備型だが、着弾直前の高度十数キロで使われる。




菅氏、高高度防衛ミサイルの配備「検討」 費用膨大で防衛予算増も
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201602/CK2016020902000132.html
2016年2月9日 東京新聞朝刊



記者会見に臨む菅官房長官=8日、首相官邸で


 菅義偉(すがよしひで)官房長官は八日の記者会見で、米軍の地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の国内配備を検討する考えを表明した。北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイル発射を受け、ミサイル防衛(MD)の強化にさらに乗り出す可能性に言及した。導入されれば防衛予算がさらに増えることになりかねない。


 安倍政権は北朝鮮や中国を念頭に安全保障環境が悪化していると繰り返し強調。安全保障関連法が三月末までに施行されるのをにらみ、二〇一六年度予算案では、イージス艦など最新鋭の高額な武器購入を増やし、防衛費は当初予算案単独で初めて五兆円を超えた。北朝鮮によるミサイル発射を機に、政府は膨大な予算がかかるとされるTHAAD導入の検討も急ぐ。


 THAADは、落下段階に入る短・中距離弾道ミサイルを撃ち落とすシステムで、自衛隊が保有する地対空誘導弾パトリオット(PAC3)では届かない高度で迎撃できるとされる。中谷元・防衛相が昨年十一月に、導入検討を初めて表明した。


 菅氏は八日の記者会見でTHAAD配備について「現段階で具体的な計画はない」としながらも「国民を守るため、米国の先進的な取り組みや装備品を研究しつつ検討を加速したい」と述べた。一三年十二月に閣議決定した国防の基本的な方針となる防衛大綱ではMD強化を掲げていることも強調した。 (関口克己)



北朝鮮ミサイル 防衛省にPAC3配置 破壊措置命令発令
http://mainichi.jp/articles/20160130/k00/00m/010/154000c
毎日新聞2016年1月29日 23時05分(最終更新 1月30日 21時20分)



防衛省内に配置されたPAC3=東京都新宿区の防衛省で2016年1月29日午後10時4分、喜屋武真之介撮影


 北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射する可能性があるとして破壊措置命令が出されたのを受け、自衛隊は29日夜、東京・市ケ谷の防衛省敷地内に航空自衛隊の地上配備型迎撃ミサイルのパトリオット(PAC3)を配置した。


 前回北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射した2012年には北朝鮮が人工衛星と称して発射方向と時期を事前に発表し、破壊措置命令はその後に出された。しかし今回は「事前の予告なく何らかの挑発行動に出る可能性が否定できない」(中谷元(げん)防衛相)として、予告前にミサイル迎撃に動き出した。


 前回は北朝鮮が12年12月1日に南方に向けて人工衛星を発射すると発表。政府は同日に破壊措置準備命令を、同7日に破壊措置命令を出した。海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を搭載した海上自衛隊のイージス艦を日本海に1隻、東シナ海に2隻展開し、PAC3を首都圏や南西諸島の計7カ所に配置した。


 今回、北朝鮮は人工衛星や弾道ミサイルについて予告していない。今月6日に実施した4回目の核実験も、それまでの3回と異なり事前に対外的な通告がなかった。このため「今回のミサイル発射は国際的な表明をせずに強行手段に出る可能性は排除できない」(防衛省幹部)との見方もあり、破壊措置命令に踏み切った。


 海自のイージス艦が日本周辺海域に展開するなどして迎撃態勢を整えている模様で、PAC3もさらに配置を進めるとみられる。


 政府は破壊措置命令については公表しない方針。北朝鮮に対して準備状況を明らかにしないためという理由だが「米国側から情報管理の徹底を求められている」(自衛隊幹部)という事情もあるという。【町田徳丈】




北朝鮮ミサイル 発射予告を前倒し 7〜14日に
http://mainichi.jp/articles/20160207/k00/00m/030/028000c
毎日新聞2016年2月6日 18時29分(最終更新 2月7日 00時55分)



北朝鮮が予告した落下予定海域


 政府は6日、北朝鮮が「地球観測衛星の打ち上げ」と称して準備している長距離弾道ミサイルの発射予告期間を7〜14日に変更したと発表した。北朝鮮はこれまで国際海事機関(IMO)などに8〜25日の間の打ち上げを通告していた。時間は午前7時(日本時間午前7時半)〜正午(同午後0時半)、方向は北朝鮮の南方で変わらない。政府は北朝鮮が7日にもミサイルを発射する可能性があるとみて警戒を強めている。


 北朝鮮は6日付の文書でIMOに前倒しを通告した。政府は同日午後、西村泰彦内閣危機管理監のもとで内閣官房や防衛省など関係省庁の局長級会議を開き、情報の収集・分析にあたった。また、通告の変更を各都道府県に連絡した。内閣官房は「北朝鮮が核実験に続き、『人工衛星』と称する弾道ミサイルの発射を強行することは国連安全保障理事会決議の明白な違反であり、わが国の安全保障上の重大な挑発行為だ」と非難する文書を発表した。


 予告期間の前倒しについて、防衛省幹部は「7日の発射を想定しなければならない」と語り、別の同省幹部は「周辺国をかく乱する狙いよりも、ミサイルへの燃料注入が完了したためではないか」という見方を示した。


 安倍晋三首相は6日夕、外出先から東京都内の私邸に帰ったが、同日夜に首相公邸に戻り、そのまま宿泊した。


 ラヂオプレス(RP)によると、北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは5日、北朝鮮北西部東倉里(トンチャンリ)の西海(ソヘ)衛星発射場から約55キロに位置する新義州市の天候を、7日は晴れのち曇り▽8日は曇りのち雨▽9日は晴れ−−などと伝えた。


 北朝鮮の通告では、ロケットの1段目は黄海、衛星のカバーは東シナ海、2段目はフィリピン・ルソン島沖の太平洋海域にそれぞれ落下する。2012年12月の前回発射と同様のルートで、沖縄県の先島諸島上空や台湾の東方を通過するとみられる。


 これに対し、中谷元(げん)防衛相は既に自衛隊に破壊措置命令を発令し、航空自衛隊の地上配備型迎撃ミサイル「パトリオット」(PAC3)の沖縄県・石垣島への移送を6日夜までに終えた。同県の宮古島に海上輸送中のPAC3は7日午前7時半までに配備を完了させる。このほか市ケ谷駐屯地(東京都)、朝霞駐屯地(同)、習志野演習場(千葉県)、那覇基地(沖縄県)、知念分屯基地(同)でも迎撃態勢を整えた。海上配備型迎撃ミサイル(SM3)を搭載したイージス艦3隻も日本海と東シナ海に展開している。


 中谷氏は6日夜、防衛省での幹部会議後、「7日午前7時半までに所要の態勢が整う予定だ。国民の安全を確保するため万全の対応をとる」と記者団に語った。7日に発射する可能性に関する質問には「いかなる事態にも最善の対応がとれるよう準備している」と答えた。


 ミサイルが発射された場合、政府は緊急情報ネットワーク(エムネット)と全国瞬時警報システム(Jアラート)で自治体などに情報を伝達する。【村尾哲】




PAC3、石垣島に配備 北朝鮮のミサイル発射備え
http://www.asahi.com/articles/ASJ256JJBJ25TPOB001.html
吉田拓史、具志堅直 2016年2月6日20時26分 朝日新聞



輸送艦「おおすみ」から陸揚げされ、市内を移動するPAC3=6日午後5時37分、沖縄県石垣市、上田幸一撮影







 北朝鮮が予告した事実上の長距離弾道ミサイルの発射に備え、防衛省は6日、地対空誘導弾パトリオット3(PAC3)を沖縄県石垣市(石垣島)に配備した。7日には同県宮古島市にも配備する。


 海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」は6日午後4時15分ごろ、石垣港に接岸。発射台やレーダーなどを載せたトラックや警察車両計37台が次々と陸揚げされた。車両は市街地を通り、前回2012年に北朝鮮がミサイルを発射した時と同じ埋め立て地に運び込まれた。


 北朝鮮のミサイルが国内に落ちる可能性がある場合、まず東シナ海などで警戒しているイージス艦がミサイルで迎撃。撃ち漏らした時にPAC3が使われるという。


 沖縄では航空自衛隊の那覇基地(那覇市)と知念分屯基地(南城市)にPAC3が常時配備されている。今回も石垣島と宮古島を合わせた計4カ所で発射に備える。


 長崎県佐世保市の佐世保港からはイージス艦「きりしま」と「ちょうかい」が6日、東シナ海に向けて出港した。防衛相の破壊措置命令を受けて4日から海自佐世保基地の桟橋に停泊していた。米海軍のミサイル追跡艦「ハワード・O・ローレンツェン」は5日に出港した。海洋観測艦の「ボーディッチ」と「ヘンソン」も同港を出た。(吉田拓史、具志堅直)




【防衛最前線(57)】輸送艦「くにさき」 PAC3を宮古島に搬送した「おおすみ型」3番艦は戦車10両、自衛官350人を輸送可能
http://www.sankei.com/politics/news/160217/plt1602170003-n2.html
2016.2.20 10:30 産経新聞



輸送艦くにさきは空母さながらの全通甲板が特徴だ(海上自衛隊提供)


 北朝鮮は7日、事実上の長距離弾道ミサイルの発射を強行した。事前に国際機関に通告されたミサイルの飛行経路には、沖縄県の先島諸島の上空が含まれていた。自衛隊は「万が一」のときに備え、地上配備型の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の配備迎撃態勢を決定した。


 具体的な配備先には、沖縄本島の那覇基地、知念分頓基地のほか、石垣島と宮古島が選ばれた。PAC3は全国6カ所の高射群などに配備されているが、その数には限りがある。普段は配備されていない先島諸島に対し、迅速に搬送・配備する必要があった。


 宮古島への搬送を担うことになったのが、海上自衛隊の輸送艦「くにさき」だ。「おおすみ」型輸送艦の3番艦として、平成15年に完工した。艦首から艦尾まで真っ平らな全通甲板を採用した空母型の船体が特徴だ。離島などに隊員や装備を送り届けるのが主任務で、完全武装した陸上自衛官約350人を運ぶことができ、90式戦車10両、トラック40両以上の輸送が可能。離島防衛のために導入される水陸両用車「AAV7」の運搬手段としても活用される見通しだ。


 くにさきがPAC3を宮古島に運搬するまでの過程は、多難を極めた。北朝鮮は当初、2月8〜25日にミサイルを発射すると国際機関に通告していた。これを受け、くにさきは広島県呉市の海自呉基地を4日に出港。7日午前10時ごろに宮古島の平良港に到着し、同日中の配備完了を予定していた。


 しかし、北朝鮮は通告期間を1日前倒しし、早ければ7日午前7時半(日本時間)に発射する可能性も出た。洋上で一報を受けたくにさきは、荒波の中を速度を上げて急行。7日未明に宮古島に到着した。


 ただ、安全に着岸するために必要なタグボートの準備が間に合わなかった。着岸には通常、2隻のタグボートの支援を受けるが、準備ができたのは1隻のみ。防衛省は「到着を待っていたら配備が間に合わない」(幹部)と判断。くにさきはタグボート1隻での着岸に踏み切った。


 あたりは暗闇。当日は強風のため波も高く、失敗すれば船体が岸壁に打ち付けられるリスクもあった。それでも、配備が間に合わないうちにミサイルが発射され、万が一にも宮古島に被害が出れば、自衛隊の信頼は失墜する。


 海自幹部は「タグボート1隻での着岸は異例だが、あのケースでは配備を間に合わせる唯一の手段だった。もちろん、高い操船技術に裏打ちされた自信があるからこその判断だ」と強調する。


 着岸は成功し、PAC3の発射機を搭載した車両2台を即座に陸揚げした。島の西部にある公園に配備を終えたのは、7日午前6時40分。北朝鮮の予告時間が始まる50分前のことだった。


 配備がギリギリになったことを受け、一部のマスコミからは「後手に回った」「計画が甘い」といった自衛隊への批判が出ている。しかし、安全保障の世界に100%正解といえる対応はない。刻々と変化する状況に迅速に対応し、「最悪の事態を回避することが危機対応の基本」(海自幹部)といえる。その意味で、突然の北朝鮮の通告期間前倒しにもかかわらず、時間までに迎撃態勢を整えた自衛隊の働きは評価されるべきだろう。


(政治部 石鍋圭)



 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2016年2月24日 00:49:34 : AgGJjM0L0A : jMZuvl2gIv0[1]
ま、
今の自衛隊に出来るのは戦争ごっこ
モノホンの戦争が出来る能力は今の自衛隊にはありません
無意味な兵器に予算の殆どを注ぎ込むので
これか先も自衛隊の戦争能力は戦争ごっこのレベルです

2. 2016年2月24日 21:04:19 : Fa7CggFOJA : 8XE4jx2ongA[5]
どこに1.6兆円が流れたのかな?

3. 2016年2月25日 12:41:12 : rrhrFN6JLd : C6EI10g_Gy4[355]
張り子の虎のパフォーマンス。撃っても届かんし当たらん。

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK201掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
政治・選挙・NHK201掲示板  
次へ