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2016-02-23 16:45
皇太子(東宮)は今日23日、56歳の誕生日を迎えた。(*^^)v祝
皇太子は、これに先立って東宮御所で記者会見を行ない、父・明仁天皇同様、真っ先に自然災害で苦しんでいる人々や東日本大震災の復興への思いを語った。
さらに、今回はこれまで以上に(&もしかしたら天皇以上に?)「平和の尊さ」「戦争を繰り返さない決意」について熱く述べ、「両陛下の平和を思うお気持ちをしっかりと受け継いでまいりたい」という決意を表明していたことが、強く印象に残った。(**)
<やっぱアブナイ政権による国政が進んでいることに危機感が募っているんでしょうね〜。(ノ_-。)>
『皇太子さまは23日、56歳の誕生日を迎え、これに先立ち、東京・元赤坂の東宮御所で記者会見された。
今年3月に東日本大震災の発生から5年を迎えるにあたり、改めて「被災地の復興に永く心を寄せていきたい」との思いを示された。
皇太子さまはまず、この1年も国内外で多発した台風や地震などの自然災害を振り返り、「被害に遭われた方々のご苦労を思うと大変心が痛む」と述べられた。(読売新聞16年2月23日)』
『戦後70年の節目だった昨年は、改めて戦争の悲惨さと平和の尊さを考える機会になったとし、「歴史の教訓に学び、痛ましい戦争が二度と起こらないようにしなければならないとの思いを強く致しました」と語った。
天皇、皇后両陛下が昨年のパラオに続き、先月フィリピンで戦没者を慰霊したことに触れ、平和への思いを「私たち次の世代がしっかり受け継いでいかなければならない」と述べた。
両陛下から折に触れて、疎開生活など戦時中のことについて、ご一家でそろって話を聞く機会があることも紹介。戦争を知らない世代として、過去の経験に少しでも触れる機会を通じて戦争の記憶をとどめ、平和への努力を「次世代にも受け継いでいくことが重要」との考えを示した。(時事通信16年2月23日)』
* * * * *
特に印象に残った部分をアップしておきたい。(・・)
『この1年を振り返ると、5月の口永良部島新岳での噴火や、9月の台風18号等による茨城県、栃木県、宮城県での豪雨など、引き続き数多くの自然災害が発生しました。海外に目を向けても、史上最大規模と言われたエルニーニョ現象の影響もあり、世界各地で多くの洪水や干ばつが発生したほか、ネパールや台湾では大地震が起こるなど、人々に甚大な被害を及ぼしました。このような自然災害によって被害に遭われた方々のご苦労はいかばかりかと思うと、大変心が痛みます。犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。
今年の3月には、東日本大震災が発生して5年になります。昨年10月、雅子とともに、福島県を2年ぶりに訪問し、復興の進捗(しんちょく)状況を見る機会を得ましたが、復興の道のりはまだ長く続いていると改めて実感いたしました。一方で、風評に負けず質の高い野菜を生産し販売網を拡大しているいわき市の農産品会社の方や、震災発生後、故郷を離れ、住む場所を転々とするなど苦労した若い人たちを中心に、震災前よりも一層輝く福島県を創り出そうとしている人々の姿を実際にこの目で見て、大変うれしく、そして心強く思いました。引き続き、雅子とともに、被災者お一人一人の悲しみやご苦労に思いを寄せ、厳しい環境の下で暮らす被災者の健康とお幸せを祈りながら、被災地の復興に永く心を寄せていきたいと思っております。
また、昨年は先の大戦終結後70年という節目の年でした。1年を通して、国内外で先の大戦に関する様々な事業が催され、戦争を経験した人も、そうでない人も、改めて戦争の悲惨さと平和の尊さを考える機会になったものと思います。
天皇、皇后両陛下には、昨年4月のパラオ共和国ご訪問に引き続き、先月はフィリピン共和国をご訪問になり、先の戦争で命を落とされた方々を、心を込めて慰霊なさいました。そうしたお姿を、雅子と愛子とともに拝見し、両陛下の平和を思うお気持ちの深さに改めて感銘を受けるとともに、そのお心を私たち次の世代がしっかり受け継いでいかなければならないということについての心構えを新たに致しました。
私自身も、雅子と愛子と一緒に、7月そして8月に、戦後70年に関連した特別企画展などを訪れました。そこでは、戦争の記憶を風化させることなく、次の世代、さらにその次の世代に語り継いでいくべく、様々な展示や講演などが行われておりましたが、改めて過去の歴史を学び、戦争に至った背景や、戦時中の惨禍、戦後の荒廃から立ち直る上での人々の並々ならぬ努力についての理解を深め、そして平和の意義について真摯(しんし)に考えるよい機会となりました。』
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『東日本大震災から、今年の3月で5年になります。改めて震災で亡くなられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された多くの方々に心からお見舞いを申し上げます。私も雅子とともに、これまで被災地を度々訪問しておりますが、多くの方々が依然として厳しい環境の中で暮らしておられることに心が痛みます。いまだ復興の道は半ばであり、一日も早く被災された方々の生活が改善し、安心できる暮らしを取り戻されることを願っております。
それと同時に、訪問するたびに、少しずつではありますが、復興が着実に進んでいるのを目の当たりにするのも事実です。特に、昨年も福島県広野町にあるふたば未来学園で高校生とお話をいたしましたが、若い世代の方々のお話を聞くたびに、自分たちが地域の復興とさらなる発展にどのように貢献できるかということについて、しっかりとした将来を見据えた考えを持ち、前向きに取り組んでいる姿が印象深く、とても心強く思いました。
私としても、雅子とともに、被災者一人一人の悲しみやご苦労に思いを寄せ、厳しい環境の下で暮らす被災者の健康と幸せを祈りながら、被災地の復興に永く心を寄せていきたいと思っておりますし、また折を見ながら被災地への訪問を続けてまいりたいと思っております。』
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『戦後70年という節目の年に、先の大戦に関する様々な展示やお話を見聞きし、戦争によって日本を含む世界の各国で多くの尊い人命が失われ、さらに多くの方々が大変つらく悲しい思いをされたことを再認識し、大変痛ましく思うとともに、改めて戦争の悲惨さと平和の尊さに深く思いを致しました。そして、歴史の教訓に学び、このような痛ましい戦争が二度と起こらないようにしなければならないとの思いを強く致しました。
天皇、皇后両陛下には、昨年4月には、ご訪問になったパラオ共和国で、また、先月はフィリピン共和国において、国籍を問わず先の戦争で命を落とされた方々に対して、心を込めて慰霊をなさるとともに、平和への強い思いをそのお姿で世界にお示しになりました。私たちも、そうした両陛下の平和を思うお気持ちをしっかりと受け継いでまいりたいと思っておりますし、また、私たちのみならず、多くの方々が両陛下のご訪問を通じて、先の戦争についての理解を深められたのではないかと思います。
私自身、昭和40年以降、毎年のように、夏の軽井沢で、両陛下とご一緒に沖縄豆記者の皆さんにお会いしたり、戦後引き揚げてきた方々が入植した軽井沢にほど近い大日向の開拓地を両陛下とご一緒に何度か訪れるなど、戦争の歴史を学び、そして、両陛下のお気持ちに直接触れてきております。また、両陛下からは折に触れて、私たち家族そろって、疎開のお話など、戦時中のことについてうかがう機会があり、愛子にとってもとてもありがたいことと思っております。
御文庫付属庫や玉音放送録音原盤の話については、その場所を実際に拝見したり、玉音放送録音原盤で昭和天皇の肉声をはっきりうかがうことが出来、深い感慨を覚えました。戦争を知らずに、平和の恩恵を生まれたときから享受してきた私たちの世代としては、各種の展示や講演、書物、映像など、過去の経験に少しでも触れる機会を通じて、戦争の悲惨さ、非人道性を常に記憶にとどめ、戦争で亡くなられた方々への慰霊に努めるとともに、戦争の惨禍を再び繰り返すことなく、平和を愛する心を育んでいくことが大切だと思います。そして、そうした努力を次世代にも受け継いでいくことが重要だと思います。
同時に、世界では、いまだに紛争が続いている地域がいくつもあります。そのような紛争の惨禍が終結し、いつの日か世界全体に平和が訪れることを願っております。』
* * * * *
今上天皇も、次の天皇になる予定の皇太子も、このように日本と世界の平和を願い、戦争の参加を再び繰り返さないという強い思いを持っていてくれて。
さらに「平和を愛する心を育んで行くことが大切だ」と強調し、次世代にもそれを受け継いでいくことが重要だとまた、と言い、次世代にも受け継いで行きたいと語ってくれるのは、mew的に本当に嬉しいことだし。是非、多くの国民の心にその思いが伝わればいいな〜と心から願っているです。(・・)
このあと国立大学の式典での国旗・国歌の問題について書くのだが・・・。
東京都の教育委員会は03年、石原都知事の下、すべての都立校に式典で国旗掲揚、国家斉唱を強制。大きな声で国歌を歌わない、伴奏を拒むなどした教師を処罰する政策を実行に移すことに。
でもって、当時、都教委の委員だった将棋の米長邦雄氏が、2004年秋の園遊会で、さも自慢げに「日本中の学校において国旗を掲げ国歌を斉唱させることが、私の仕事でございます」と語ったところ、明仁天皇が「やはり、強制になるということでないことが望ましいですね」と諭すように返したのは有名な話だ。(・・)
しかし、哀しいかな、安倍首相&超保守仲間は、信奉しているはずの天皇や皇太子の思いを軽視して、「平和を愛する心」より「国を愛する心」を育む教育を行なうことに力を入れようとしているのである。(ーー)
<ちなみに自民党の改憲草案では、「第三条2 日本国民は、国旗及び国歌を尊重しなければならない」と、義務規定を設けられたりするし〜。(~_~;)>
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国家主義的な安倍首相らの超保守派にとっては、国民が天皇を崇拝し、自ら犠牲になって「天皇とお国の繁栄」「富国強兵」に貢献するために「愛国心」を育てることこそが大事なわけで。
安倍首相は、前政権の06年に教育基本法を改正して「国を愛する心を育む」ことを教育目標に入れ込んだことを、と〜っても大きな誇り(自慢)にしており、国旗、国歌の指導を強化するように指示。( ̄ー ̄)
それを受けて、文科省は全国の公立の小中高に式典での国旗掲揚、国歌斉唱を行なうように強く指導(監視、圧力がけ)を行なったため、いまやほぼ100%の学校で実施されるようになったのであるが。
しかし、国立大学に関しては、昨春の卒業式で国歌の斉唱を行なったのは86のうち14の大学しかなかったという。(・o・) <東京&周辺では、東大も一橋もお茶女も横国もやってない。京大もやってないって。>
* * * * *
その実態を受けて、昨年4月、安倍首相が国会で、国立大学の卒業式や入学式での国旗掲揚・国歌斉唱に関して「改正教育基本法の方針にのっとり、正しく実施されるべきではないか」と発言。
当時の下村文科大臣が、国立大学の学長が集まる場で、あえて式典での国旗掲揚、国歌斉唱を要請するに至ったのである。
『安倍晋三首相は9日の参院予算委員会で、国立大学の卒業式や入学式での国旗掲揚・国歌斉唱に関して「改正教育基本法の方針にのっとり、正しく実施されるべきではないか」との認識を示した。改正教育基本法では「国を愛する態度」を養うことなどが教育目標に掲げられている。次世代の党の松沢成文幹事長に対する答弁。
松沢氏は「国歌斉唱に至ってはほとんどの国立大学が実施していない。税金で賄われている以上、国旗掲揚や国歌斉唱は当たり前だ」と迫った。これに対し、下村博文文部科学相は「大学の自主的な判断に委ねられている」と指摘しつつも、「広く国民の間に定着していることなどを踏まえ、各大学で適切な対応が取られるよう要請していきたい」と応じた。(産経新聞15年4月9日)』
『下村博文・文部科学相は16日、全86の国立大学長らに、卒業式や入学式で国旗掲揚と国歌斉唱をするように要請した。東京都内であった国立大学長会議で、「取り扱いについて、適切にご判断いただけるようお願いする」と述べた。
冒頭のあいさつで下村文科相は、国旗と国歌が国民に定着してきたことと、1999年の国旗国歌法の施行が今回の要請の背景にあると説明した。ただし、学習指導要領に基づいて実施を指導してきた小中高校とは異なり、「各国立大学の自主的な判断にゆだねられている」と話した。
下村文科相は要請後、記者団の取材に応じ、「適切な判断」とは国旗を掲揚し、国歌を斉唱することかという質問に、「文科省としてそういうお願いをした」と答えた。「最終的に各大学の判断。大学の自治とか学問の自由とかに抵触するようなことは全くない。介入ではない。お願いしているだけだ」と強調した。実施状況の調査は「今のところは考えていない」という。(朝日新聞15年6月16日)』
<下村大臣は、この時、とりあえずひたすら「お願い」する姿勢を貫いたようであるが。(大学の自治、学問の自由への介入とか言われると、また問題になっちゃうからね。^^;)
ただ、安倍首相&超保守仲間たちは、国立大学は国がお金を出している以上、国の方針に従うべきだと考えを持っている上、近時は国立大学の予算や運営に関する締め付けが厳しくなっていることもあり、目に見えぬ圧力を感じている大学関係者も少なからずいるという。(知人は、安倍が首相をやめるまでの辛抱かなと言ってたけど。^^;)>
* * * * *
21日も、国立の岐阜大が今年の卒業式で国歌斉唱しない方針を発表したのに対して、馳文科大臣が「国が交付金を出しているのに)恥ずかしい」と語り、暗に批判したというニュースが出ていたのだけど。^^;<そんなことを言う馳くんの方が、mewは恥ずかしい。(ノ_-)>
『馳浩文部科学相は21日、金沢市で記者団に、岐阜大学の森脇久隆学長が卒業式などで国歌「君が代」を斉唱しない方針を示したことについて、「国立大として運営費交付金が投入されている中であえてそういう表現をすることは、私の感覚からするとちょっと恥ずかしい」と述べた。
卒業式や入学式での国歌斉唱は昨年6月、当時の下村博文・文科相が全国の国立大学長らに要請していた。岐阜大は前身の旧制学校の校歌を式で斉唱しており、森脇学長は今月17日の定例記者会見の質疑で、これまで通りの方針で臨む考えを示していた。(朝日新聞16年2月21日)』
安倍首相らは、もしかしたら国のお金は政府のものだと勘違いしているかも知れないのだけど。国のお金は、国民の税金=国民のものなわけで。
どうか全国の国立大学は、安倍内閣の前近代的な愛国政策や上からの予算の圧力などに負けず、主権者たる国民の意思、そして憲法で保障された大学の自治、学問の自由を守るためにも、しっかりと自分たちの意思を貫いて欲しいと願っているmewなのだった。(@@)
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