http://www.asyura2.com/16/senkyo201/msg/709.html
Tweet |
米国と北朝鮮が平和協定締結秘密交渉をしていた衝撃ー(天木直人氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1sobq88
23rd Feb 2016 市村 悦延 · @hellotomhanks
なんといっても今日のニュースの中ではこれが一番だろう。
米国と北朝鮮が平和協定締結に向けて秘密協議をしていたことがわかったという。
その事自体が衝撃的だが、報道で明らかにされた様々な事が、さらに衝撃的だ。
第一は、この第一報を真っ先に報じたのは
21日の米紙ウォールストリート・ジャーナルであり、それを米政府があっさり認めた事だ。
もはや動かしがたい事実であるということだ。
これほどの大きなニュースであるというのに、日本のメディアは大騒ぎしない。
それは米紙にスクープを出し抜かれたばかりではない。日本の出る幕はないからだ。
二つ目に、中国はこの秘密協議を知っていた節があるということだ。
王毅外相はすでに17日の時点で、
朝鮮戦争の休戦協定を平和協定に切り替えるべきだと提案している。
三つ目に、韓国の猛烈な反発だ。
韓国の統一省報道官は22日の記者会見で、
「平和協定は米朝間の問題ではない。韓国が主体にならなければいけない」と強調し、
「平和協定よりも北朝鮮の非核化が優先されなければいけない」と反発している(2月23日産経)。
おそらく米中に知らされていなかったのだろう。
しかし怒りの理由はそれだけではない。
怒りが半端でないのは、南北統一と言う歴史的大事業さえも
米中抜きには成し遂げられないという自らの無力に対する自責の念があるに違いない。
主体はもちろん韓国であるべきなのに、
北朝鮮に核兵器で先を越されたジレンマを克服できないもどかしさが見て取れる。
蚊帳の外に置かれているのは日本だ。
菅官房長官は22日の記者会見で北朝鮮の非核化は重要であるといい、
その実現については「引き続き米国、韓国など関係国と緊密に連携し、
北朝鮮に対し自制と国連決議の誠実勝かつ完全な実施を求めて行く」と、
当たり前の事しか言えないでいる。
このスクープから分かった最後の、そして最も重要な事は、
北朝鮮問題の帰趨は、それがどのような展開になろうとも、米中協議で決まるということだ。
その中国は、王毅外相を米国に派遣して、
ケリー国務長官らと北朝鮮問題について協議させると22日、ついに公式に発表した。
もちろん北朝鮮問題だけではない。南沙もシリアもロシアも含まれる。
これが国際政治のダイナミズムである。
安倍外交は中国外交の足もとにも及ばない。
◇
北朝鮮、米国に平和協定協議提案 核実験強行前、非核化拒否で決裂
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201602/CK2016022202000196.html
2016年2月22日 東京新聞 夕刊
【北京=城内康伸、ワシントン=斉場保伸】北朝鮮が一月六日の核実験前、朝鮮戦争の平和協定締結に向けた協議を提案したのに対し、米国が非核化を併せて協議するよう要求していたことが分かった。北朝鮮は米国の逆提案を拒否し、決裂したという。複数の外交関係者が明らかにした。
米国はこれまで、北朝鮮が非核化に向けた前向きの姿勢を見せることを対話再開の優先条件としていたが、核問題を前進させるため、平和協定の締結協議も並行して行うという、従来より柔軟な姿勢を見せ始めたことになる。
米朝のやりとりは、国連代表部を通じた非公式ルートのニューヨーク・チャンネルで行われたもようだ。ロイター通信によると、米国務省のカービー報道官は二十一日、「われわれは慎重に彼ら(北朝鮮)の提案を検討した。協議には非核化がテーマとして含まれなければならないが、北朝鮮側はわれわれの回答を拒否した」と明らかにした。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は二十一日、北朝鮮が四回目の核実験を強行し、非公式接触は終わったと伝えた。
中国の王毅外相は十七日、核問題解決に向けた対話を再開するため、休戦協定を平和協定に切り替える問題と核問題を並行して議論することを提案。「各国の関心事をバランスの取れた形で解決する構想」と強調しており、米朝のやりとりを念頭に置いたとみられる。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK201掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。