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まず、題名をご覧になって
”おい、リニアはJR東海がすすめている一民間計画やないか”
と、お叱りを受けそうなので、リニアがなぜ、国家的プロジェクトになりうるのでしょうか。 以下の二つの引用(抜粋)をご覧ください。
国土交通省は一七日、JR東海がすすめるリニア中央新幹線(東京・品川―名古屋)の建設計画を認可した。八月の認可申請からまともな議論もないスピード認 可である。リニア中央新幹線はJR東海が総額九兆円にもおよぶ工費を全額自己負担で建設するとしている。だがそれはたてまえで、安倍政府はリニア中央新幹 線建設を「成長戦略」に位置づけ、米日独占資本のための実質的な「国家プロジェクト」(首相・安倍)とし、そのつけは人民におしつけようとしている。
<中略>
特徴的なことは、JR東海も国交省もリニア中央新幹線だけではまったく採算にあわないことをみとめていることである。JR東海は「リニアだけでは絶対にペイしない」(会長・山田佳臣)とリニア単独では赤字で儲けにならないことをみとめている。
<中略>
総工費も当初予測の三兆円から、三倍にふくれあがっている。このため政府がすすめる整備新幹線の事業にリニア中央新幹線をくみこむことができなかった。だ が二年前に安倍政府が発足し、JR東海の事業としてリニア中央新幹線建設計画の具体化がいっきに加速した。 JR東海名誉会長・葛西敬之は、安倍を支持する 財界人の中心人物であり、安倍の首相再登板への旗振り役だった。
安倍政府は、九兆円もの巨大事業を米日独占資本に提供するために、JR東海を前面にたてながら「国家プロジェクト」としてリニア中央新幹線建設を強行し たのである。またリニア中央新幹線の着工認可で、東京、名古屋、大阪の都市再開発に拍車がかかり、地価もあがっている。JR東海の「全額自己負担」のたて まえの裏で、安倍政府は血税を投入しようとしている。リニア中央新幹線建設は、全線の八六%が日本アルプスをふくめたトンネル工事であり、それにともなう 道路など環境整備は政府、自治体の負担となる。
建設費へのさまざまな支援も予想されている。大阪への延伸計画を前倒しさせるためとして、自民党の中からは三兆六〇〇〇億円の建設費を国がたてかえ、利 子を国が負担し、元金をJR東海に返済させる案がでている。国が負担する利子は年間七〇〇億〜一〇〇〇億円が見込まれているが、それは整備新幹線の建設で 毎年、国が拠出する予算と同額である。
海外売込み図る
採算にあわないリニア中央新幹線の収益をおぎなうために、首相・安倍が先頭にたってリニア新幹線の海外への売り込みをやっている。安倍は首相就任直後の 二〇一三年の訪米・日米首脳会談で、リニア新幹線の導入をオバマに打診し、総工費の半額を日本の国際協力銀行をつうじて融資する意向をつたえた。さらに九 月再訪米では融資規模を五〇〇〇億円とすることを追加提案している。今年四月には駐日米大使ケネディのリニア実験線(山梨県)への試乗に安倍みずからがつ きそった。同月の日米首脳会談で安倍はリニア技術の無償提供も申しでている。
<後略>
を、受けて、
日本が売り込みをかけている米東海岸のリニア新幹線構想で、アメリカ連邦鉄道局(FRA)が初めて補助金拠出を認めた。先行開業路線が計画されてい るメリーランド州に2780万ドル(約34億円)が交付され、計画立案や設計分析、環境評価などに用いられる。8日に山梨県のリニア実験線に試乗したアン ソニー・フォックス米運輸長官が明らかにした。
米リニア構想は、高額な建設資金などを理由に一旦は下火になっていた。しかし、今春ごろから、フォックス長官やメリーランド州のラリー・ホーガン 知事ら推進派の声が大きくなってきている。補助金は、あくまで事前調査資金という位置づけだが、計画実現の足がかりとなるか注目される。
<中略>
昨年4月には、キャロライン・ケネディ駐日米国大使も、安倍晋三首相の案内でリニアに試乗している。5年越しで補助金交付が実現した背景には、こうした地 道なロビー活動に加え、日本側の「技術の無償提供」「数10億ドルの資金融資」といった援助の提案があった。現地で売り込みに精力的に動いている佐々江賢 一郎駐米大使は、「たとえ総工費のほんの一部にしかならないとしても、この補助金交付がマイルストーン(節目)になる」と歓迎している(WSJ)。
<後略>
んで、昨年12月に山梨県で始まった工事に続き、東京品川駅も先月末から着工しているリニア。。。
おとなり韓国では、リニアでこんな出来事もあったとか。
韓国の肝いりリニアがわずか8分で運行停止 「見切り発車」に追い込まれた理由とは…「国家の恥」という声も 産経ニュースより一部抜粋
韓国の仁川国際空港と付近を結ぶ低速リニアモーターカーが、3日の運転開始からわずか8分後に急ブレーキで運行停止するトラブルに見舞われた。2012年 に完成したものの、その後のチェックで500件超の問題が見つかり5年あまりも営業運転ができなかった、といういわくつきの韓国版リニアだけに、現地メ ディアは「予想された『恥さらし』」と報じた。開通前に「日本に次いで世界で2番目」とアピールしていた韓国の威信も、文字通り“地に落ちた”形だ。
<中略>
ただ、最後まで問題だった、強風が吹くと車体とレールの間隔が基準値以下になる「浮上着地現象」については、強風時の運行中止基準を風速20メートルから風速15メートルに引き下げて問題なし と判断した。
<後略>
それと、ここ、阿修羅掲示板で、過去の、特にアクセスの多かった最近のリニア関連記事以下三つ
も、一瞥して感じたのは、総価請負方式のためにゼネコンの多くが手を上げていないとか、膨大な電力を要するので原発ムラも推進とか、上記引用にもあるように、リニアは風の影響をモロに受けやすそうなのでトンネル部分が多いから(コスト高の原因)、それによって発生する大量の建設残土とか、その246kmにも及ぶトンネル区間からの出水問題とか、水枯れとか、だから莫大な建設コストとかが論点になっているようですが。。。
全くこれらの記事や、おそらく今までの大手マスコミ、リニア記事で誰も触れていなかった、というか、触れられなかった、タブーがそこにはあるのではないでしょうか。 以下の引用二つをご覧ください。
高圧送電線・変電所から発生する周波数は、50Hzないし60Hz。この周波数において、電磁波の安全基準は、2ミリガウス以下といわれています。 健康意識の高いスウェーデンでは、1993年以降、2〜3ミリガウスを基準に高圧線の鉄塔撤去をおこなってきました。
高圧送電線・基地局周辺の電磁波はアブナイ!? 電磁波なびより一部抜粋
リニアモーターカーが走行すると、床上で6000〜40000ミリガウスの磁場が発生する、という研究報告があります。
リニアモーターカーの電磁波問題とは? わかりやすくご紹介します。 エコロガ環境通信より一文章のみ抜粋
まぁ、あれですか、経済というか、もっとはっきり言って、巨大コストのかかる国家的プロジェクトによって被る、将来、予見できそうな財政負担や国民健康被害よりも、そのシロアリ的甘い汁が優先されるのは、原発で立証済みですね、安倍さん。
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