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安倍政権の対北朝鮮外交はピントはずれだったと書いた朝日新聞
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2016年2月14日 天木直人のブログ 新党憲法9条
きょう2月14日の朝日新聞が、かつて米国の対北朝鮮外交の責任者であったクリストファー・ヒルズ元国務次官補の言葉を引用して書いている。
金正恩総書記は軍部を重視し、拉致問題にまったく関心が無かったと。
国家の優先事項として拉致問題の解決を急ぐ考えは持っていなかったと。
そんな中で日本との交渉を任せられていた北朝鮮外務省など対日部門は日本が拉致問題委の解決にこだわり交渉が停滞すると打つ手がなくなり、事態を静観する姿勢に転じたと。
それにもかかわらず特別調査委員会を解体しなかったのは、解体すれば、自ら交渉を決裂させたと言う責任を負わされるからだ、と。
そこに安倍政権が制裁を強化してくれた。
特別調査委員会を解体する絶好の口実ができたというわけだ。もし、この朝日新聞の見立てが正しければ、そして米国の情報に基づいた見立てだから正しいに違ないが、安倍外交は完全にピント外れだったということだ。
もはやこれで明らかになった。
金正恩の北朝鮮と安倍首相の日本の間では、拉致問題の解決は100%不能である。
それにもかかわらず、交渉継続の可能性は閉ざさない、拉致問題は安倍政権の手で解決すると言い続ける。
メディアもそう垂れ流す。
これ以上の不誠実はない(了)
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