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今度の米国の大統領選挙は日本の政治の未来図だー(天木直人氏)
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7th Feb 2016 市村 悦延 · @hellotomhanks
きょう2月7日の読売新聞「地球を読む」で、猪木武徳青山学院大学特任教授が書いている。
今度の米国大統領選挙は、かつての良き米国がすたれた証拠だと。
ここで猪木氏がいうかつての良き米国とは、
誰にでも勝機があるアメリカンドリームの米国であると同時に、
そうして得た富を社会に還元する美風をもつ国であるという意味だ。
そして猪木氏は言う。
独善的な富豪のトランプ氏も、社会主義的なサンダース氏も、そうではない。
そういう人物が大統領選挙で支持を集めるところに、
かつての米国の政治が変わりつつあると書いている。
きょう2月7日朝のTBS時事放談に出ていたコロンビア大学のジェラルド・カーティス教授に至っては、
トランプやクルーズの米国もサンダースの米国もあり得ないと言わんばかりに切って捨てていた。
そのような候補者が支持を集めるような政治は米国の政治の崩壊だと言わんばかりだ。
カーティス教授は古き良き米国の体制側に立ちその特権を享受してきた者の象徴であり、
猪木教授はその特権を利用して来た日本の親米保守の象徴である。
彼らが今度の大統領選挙にいら立ちを覚えるのは当然だ。
私がここで言いたい事は、
やがて日本の政治も今度の米国の大統領選挙のようになるのではないか、ということである。
米国で起きたことはすべて何年か遅れて日本で起きる。
日本の政治も例外ではないはずだ。
政治が完全に分断され、対立的になり、健全な政治が失われてしまう。
いや、すでにそれが起きている。
安倍一強政治の強引さはもはや政治の分裂と対立だ。
そしてその行き着く先は政治の崩壊である。
それに歯止めをかけなくてはいけない。
それを目指すのが新党憲法9条である。
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