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全国の脱原発派は4月の栃木県矢板市長選挙に結集せよ
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2016年2月6日 天木直人のブログ 新党憲法9条
4月10日に栃木県矢板市の市長選挙が行われる(4月3日告示。10日投開票日)
この選挙は、大げさに言えば、安倍政権の原発再稼働強行政策の終わりの始まりになる選挙になるかもしれない。
いや、そうしたいと思う。
安倍政権の原発政策はどれもこれも暴政だらけだ。
その一つに住民の反対を押し切って行われようとしている核廃棄物処分場の押し付けがある。
それを断ったひとつが矢板市だった。
ところがそのあおりをくらって、となりの塩谷町にその処分場が押し付けられようとしている。
しかし、この塩谷町には環境庁より名水百選の認定を受けた「尚仁沢湧水」がある。
塩谷町のシンボルである高原山の中腹にある樹齢数百年にも及ぶ原生林から湧き出る水は文字通り「命の水」だ。
よりによってそこに核廃棄物を国が押し付けようとしている。
たちまち風評がつたわり、その名水を商品化している会社は売れなくなって倒産に追い込まれつつあるという。
そもそも矢板市が断ったから関谷町に核廃棄物処理場のお鉢がまわってきたのだ。
矢板市の住民は関谷町の住民と一体となって安倍政権に対し押し付け反対の声をあげなければウソだ。
この核廃棄物処分場問題が矢板市長選の争点にならないはずがない。
そんな矢板市長選の候補者にリベラル派のさいとう淳一郎という若い県議が名乗りをあげたことを私は地元紙で知った。
矢板氏は私の住んでいる那須塩原市の隣だ。
車で10数キロを走って私は一面識もないこの県議の選挙事務所を訪れ、私の考えを伝えた。
矢板氏は塩谷町と一体となって安倍政権の押しつける核廃棄物処分場を拒否しなければいけない。
その証として、倒産に追い込まれつつある名水工場を矢板氏が買い取り、核汚染から住民を守ったた名水として商品化して全国に販売する、それを選挙公約にしたらどうかと。
全国に広がる脱原発の国民は、その名水を安倍政権の原発暴政にあらがう心意気のシンボルとみなして、買い求めるだろう。
矢板市氏と塩谷町にとって核廃棄物拒否運動と地方創生の一石二鳥だと。
さいとう淳一郎候補は、いきなり押しかけた私を快く受け入れてくれ、そして耳を傾けてくれた。
私は矢板市に、住民の圧倒的な支持を得て、あらたな市長が誕生する事を願う。
安倍暴政に怒りを覚える全国の脱原派は、4月の矢板市長選挙に結集せよ。
行き詰った政治の閉塞状態を、われわれの手で打ち砕き、地方から日本に平和革命を起こす、そののろしを上げるのである(了)
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