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2016年02月06日 「ジャーナリスト同盟」通信
<極右全開・戦後体制を全面否定答弁>
今週の安倍晋三の国会答弁を総括すると、さしずめ極右全開を印象付けている。70年前の戦後体制を全面的に否定、世界に冠たる平和憲法をわが手で書き改めてやる、と豪語する。極右の狂気を国会で咆哮したのだ。まさに天を恐れぬ暴君を、見事に演じている。日本会議会長の「天がくだしたもうた指導者」そのものであろう。まともな議会であれば、いっぺんに内閣総辞職ものである。近隣諸国との軍事挑発も想定されかねない局面でもあろう。
<昭和天皇・吉田内閣も否定か>
戦後体制は、占領政策を主導した勝者のアメリカと、敗者の日本は、昭和天皇と吉田茂内閣とで構築、生まれたものである。戦後初めての民主的な選挙が伏線となって具体化した。
現在のような安倍独裁の下での政治ではなかった。ソ連参戦と2発の原爆投下に天皇が降伏、政府も受け入れた。もっと早い決断がなされていれば、原爆の投下はなかった。それ以前に中国侵略を止めれば、日米戦争もなかった。
戦後体制は、当時の日本国民と与野党国会議員の総意で推進したもので、占領軍の一方的な判断ではなかった。
日本は、ポツダム宣言を受け入れて降伏したものである。すなわち、民主的な政府を実現して、戦後を平和主義で歩んできたものである。対して安倍の認識は、極右丸出しもいいところだ。昭和天皇と吉田内閣を全面否定するもので、国民の常識と異なる。
<侵略戦争の教訓ゼロ>
極右の面々を安倍が代表しているが、半島から大陸への植民地支配と侵略は、世界史の常識である。明白な侵略戦争が行われ、日本は敗北したもので、安倍が主張するような自衛のための戦争ではなかった。
安倍には、こうした当たり前の常識がない。戦前の皇国史観のレベルである。それゆえに、侵略戦争の教訓がまるでない。
そんな極右の正体をさらけ出した国会答弁だった。日本国憲法が否定してやまない戦後最悪の暴君であろう。1日も早い退陣を求めたい。これが国民の総意である、と断じたい。
<A級戦犯の祖父を乗り越えた?>
孫の安倍に薫陶を与えてきたA級戦犯・岸信介も、いまの安倍に驚いているのではないだろうか。
「世界を全て敵に回すつもりなのか」と泉下で嘆いている様子が眼に映る。一連の安倍答弁は、各国とりわけワシントン・北京・モスクワのファイルに記録されている。「狂った暴君」と映っているのではないだろうか。
<改憲3分の2議席確保に自信>
安倍をここまではしゃぎさせる理由は、野党の体たらくと関係している。特に第一党の民主党の不甲斐ない対応である。民意を真正面から受け止められない点にある。岡田の責任でもあろう。
その結果としての、衆参3分の2議席確保への自信なのだろう。野党が1本にまとまればすべて逆転する政治環境にあるが、バラバラでは自公・戦争内閣に軍配が挙がる。素人でもわかる。
<新聞テレビは安倍新聞・チャンネル>
そこには2つの要因がある。NHKをはじめとする新聞テレビの報道姿勢である。安倍チャンネルのテレビ、安倍新聞のことである。
言論が権力の走狗になってしまっている。新聞テレビがまともな政治評論をしない。権力監視を止めてしまっている。ひとり「日刊ゲンダイ」が正論を吐いているだけの現状である。
安倍の自信はここからきている。
<創価学会も安倍の手に>
もう一つが集票マシーンとみられる宗教団体・創価学会の安倍支援である。筆者のもとには、以前、学会幹部と称する人物が接近してきて、こうささやいたものである。
「われわれは戦争放棄の9条を改憲することには、断固として反対する。その時は連立解消を決断する」
安倍は9条改憲を連日のように繰り返し発言しているが、創価学会に変化は起きていない。平和宗教から戦争宗教へとまっしぐらだ。戦争神社の靖国・伊勢神宮レベルに堕落してしまっている。
木更津レイプ殺人事件の悲劇の被害者は、生前に「池田先生は決して太田を許さない」と叫んでいた。現実は、安倍の盟友となった太田が、池田創価学会を乗っ取ってしまったらしい。これも空恐ろしい事件である。
いえることは、完璧に開き直った安倍は、狂気の暴君よろしく平和国民に襲い掛かってきている。それはアジア諸国民に対しても、である。世界と日本経済の沈下も災いしている。深刻極まりない2016年を予感させている。
2016年2月6日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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