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「事実なし」が一転…UR職員が甘利事務所“口利き”におわす
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/174620
2016年2月3日 日刊ゲンダイ
野党議員からの追及でついに“落ちた”(左は甘利前大臣)/(C)日刊ゲンダイ
2016年度予算の実質審議が3日から、衆院予算委で始まった。野党側は辞任した甘利明・前経済再生担当相の金銭授受問題を徹底追及する構え。千葉県の建設業者の意をくんだ甘利事務所が、都市再生機構(UR)に補償金をつり上げる“口利き”をしたか否か――が最大のポイントだ。甘利事務所とURの12回に及ぶやりとりが明らかになる中、大手メディアは「口利きの事実なし」と報じているが、ここにきて一転、UR職員から口利きを“認める”発言が飛び出した。
■「あるともないとも言えません」
「おおっ」。どよめきが広がったのは2日、国会内で開かれた民主党の「甘利大臣疑惑追及チーム」の会合。出席議員から、甘利事務所の「口利きの有無」について問われたUR職員が、うめくようにつぶやいた時だった。
「あるともないとも言えません」
URの担当者はこれまで、一貫して「口利きの定義が曖昧なので、はっきりと答えられない」と言葉を濁していた。ところが、民主党議員に「なぜメディアに『口利きの事実なし』と報じられていると思うか」と問われると、「推測ですが」と前置きした上で、「私たちは1日の記者レクで、『甘利事務所から、補償金の額を上げるよう求められる発言はなかった』と言っただけ。それをどう捉え(報じ)るかは各メディア次第です」と答えたのだ。
つまり、「口利きがなかったとは言っていない。報じたのはメディア」と“口利き”を暗に認めるかのような発言をしたのだ。
さらに議員から「口利きがあったのかイエスかノーで答えよ」と詰め寄られると、「うーん……」としばらく押し黙り、とうとう冒頭の発言に至ったのである。
民主党の山井和則衆院議員は1日の記者レクについて、「私がUR総務部長に『口利きやあっせんを否定もできないのでは?』と質問すると、『はい。それはあります』と早口で答えていました」と振り返る。
1日の記者レクにしろ、翌日の「民主党追及チーム」の会合にしろ、UR職員の声はとにかく小さかった。言質を取られないよう、発言をボカしていたのかもしれないが、ハッキリしたのはUR側が“口利き”を明確に否定していないことだ。それでいて「甘利事務所から、補償金の額を上げるよう求められる発言はなかった」なんてトボけているから、訳が分からない。
元検事の郷原信郎弁護士がこう言う。
「甘利事務所から補償金の上乗せを狙った発言がなかったというのなら、12回にわたる面談には一体、何の意味があったのか。甘利氏ほどの大物政治家の秘書から『少しイロを付けてでも地区外に出ていってもらう方がいい』と言われれば、UR職員が圧力と感じるのは明らかでしょう。実際に補償金が上乗せされていなくとも、現時点であっせん利得処罰法に抵触する可能性が濃厚です。口利き以外の何ものでもありません。もしUR職員に圧力をかけ、不正を働かせていれば、あっせん収賄罪に問われる可能性もあります」
このままURが真実を隠し続ければ、世間では「甘利疑惑」隠しに加担したと受け取るだろう。すべてを洗いざらい打ち明けるべきだ。
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