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2016年 01月 28日
安倍首相が、盟友の甘利明氏に、何とか経済再生大臣を続投させようと懸命になっている。(@@)
先日も書いたように、甘利氏は安倍晋三氏が最も信頼している議員のひとりで、前政権からずっと安倍氏を支えて来た盟友中の盟友。(『盟友・甘利に収賄の疑惑で、安倍政権に最大のピンチ!これで潮目が変わるか?』http://mewrun7.exblog.jp/24068649/)
特に今政権では、甘利大臣は、安倍首相の目玉政策であるアベノミクスによる経済再生&TPPを担当しているだけに、甘利氏抜きの国政運営やTPPに関する国会対応は考えにくいところがある。(~_~;)
実は甘利大臣は、13年に舌がんであることが判明。安倍内閣に迷惑をかけられないとして、辞任を願い出たのだが。安倍首相は辞意を了承せず、「病気を克服して、一緒にやって欲しい」と要望。甘利氏は、入院&手術した後、また閣僚の座に戻ることになった。^^;
今回も、甘利氏は記事が出る前日に安倍首相とこの件について話したと言われているのだが。閣僚辞任を覚悟していた甘利氏に対して、安倍首相は「乗り切れる」「何が何でも守るのでここは耐え忍んでください」などと、またまた強く慰留したと言われている。(-_-)
『甘利氏は疑惑報道の動きを察知し、一時は政権中枢に「辞意」を伝えたとされますが、「『乗り切れる』と慰留された」(関係者)といいます。(赤旗16年1月21日)』
『菅義偉官房長官と親しい某野党幹部は20日夜筆者に対し「甘利さんが菅さんも同席した安倍総理との会談で仔細を報告、と同時にニュージーランドで2月4日に開かれるTPP交渉調印式には是非とも出席したい。その後の私の身柄は総理にお預けすると語ったと聞いている」と述べた。
一方、別の官邸関係者は異なる情報を筆者に伝えてきた。「甘利大臣は20日の月例経済報告関係閣僚会議直後の行動の逆パターンで、同日夜8時過ぎに安倍総理と菅官房長官が待つ公邸に官邸経由で入り、3人で協議したようです。総理が、潔く退きたいとする甘利大臣を何が何でも守るのでここは耐え忍んでくださいと説得したというのです」
真相は藪の中である。ただ言えることは、安倍首相にとって甘利経済財政・再生相は、2012年9月自民党総裁選挙時の安倍選対事務局長であっただけではなく、現在は言わば「精神安定剤」的な存在であり、その甘利氏を手放すことはアベノミクスの司令塔を欠くと同時に、精神的なダメージとなるというのである。(現代ビジネス16年1月23日)』
<ちなみに、安倍首相はと〜っても友達思いなので、やはり盟友の下村博文文科大臣に金銭問題が生じた時も「辞めちゃ駄目だ」と説得して、内閣改造をするまで辞めさせなかったんだよね。(>_<) (『下村が辞意も安倍が慰留か。お友達内閣を倒すべし!+中川妻の化けの皮』)
下村氏は文科大臣を退任した後、総裁特別補佐と特命担当の副幹事長になって、官邸と党のパイプ役として、安倍氏の周辺にいやすいように配慮されてるけど。^^;>
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甘利経済再生大臣は、今日28日に会見を開き、週刊誌が掲載した口利き・ワイロ疑惑に関して説明を行なう予定なのだが・・・。
本来であるなら、他の与野党議員や国民が甘利氏の説明をきいて、「なるほど。その説明なら納得行く。無実だね」と思えば、その後、甘利氏が閣僚や議員を続けることを肯定するし。
「いや、その説明では納得できない。犯罪に当たる疑いが強い」と思えば、甘利氏に閣僚や議員の辞任を求めることになるというのがふつ〜のパターンだろう。(・・)
でも、安倍首相は現時点で、甘利大臣を辞任させる気は全くないようで。このまま2月4日にニュージーランドで行なわれるTPPの署名式に出席させる方針を既に決めたとのこと。(・o・)
<甘利氏自身も、この3年、TPP交渉に最も力を注いで来たことから、少なくとも2月4日の署名式は出たいようだけど。^^;>
しかも、安倍首相は、うまくしのげれば、その後も甘利氏が経済再生大臣を続けて、今国会のTPP関連の法案審議に対応することを望んでいるようなのだ。(~_~;)
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実際、安倍首相は昨日27日、まだ甘利氏の国民への説明が行なわれる前だというのに、参院の代表質問でこのように語っている。(-"-)
『安倍首相は27日午前の参院本会議で、甘利経済再生相の違法献金疑惑について、「速やかに必要な調査を行い自ら説明責任を果たすと考える。経済再生、TPP(環太平洋経済連携協定)をはじめとする重要な職務に引き続きまい進してもらいたい」と述べた。
首相の施政方針演説などに対する各党の代表質問で、民主党の郡司彰参院議員会長の質問に答弁した。
これに先立ち自民、公明両党の幹事長と国会対策委員長は27日午前、東京都内のホテルで会談し、2月4日にニュージーランドで行われるTPPの署名式に甘利氏を出席させる方針を確認した。(読売新聞16年1月27日)』
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甘利大臣は、26日の会見では建設会社側と大臣室で会ったことを認めているのだが。おそらく、28日の会見では、自分自身は現金受領やクチ利きには一切関わっていなかったと主張する方針、戦略を決めた様子。(・・)
mewは、もし甘利氏自身はお金を受け取っていなかったとor口利きしていなかったとしても、甘利氏の秘書が口利きや現金受領に関わっていた場合(orその疑いが強い場合)もアウトだと思うのだけど・・・。
秘書に関しては、第三者の手で調査するのでもう少し時間がかかると言って、説明を先延ばしして。それで2月4日の署名式に出席&その後もできるだけ長くズルズルと閣僚を続けようと考えているのではないかと察する。(ーー)
首相官邸筋も「甘利氏は説明できる」と、安倍首相が甘利氏を続投させるとの見方を示したという。(-_-;)
『甘利明経済再生担当相は26日の記者会見で、自身と秘書が千葉県の建設会社から口利きを頼まれ、見返りに現金を受け取ったという週刊文春の報道に関連し、過去に建設会社側が主催した会合に出席したことがあると明らかにした。自身の現金授受に関する疑惑については、28日に改めて会見し否定する。首相官邸筋は「甘利氏は説明できる」と述べ、安倍晋三首相が甘利氏を続投させるとの見方を示した。
甘利氏はこれまで、2013年11月に大臣室で、14年2月に神奈川県大和市の事務所で建設会社側と会ったことを認めていた。26日の会見ではさらに「千葉に(後援会の)支部を作るという話が持ち込まれた。秘書から(会社側が)支援者を集めてくれるので行ってほしいという話があった。20〜30人支持者を集めたということで、会を開いてくれた」と述べた。
会合が開かれた時期については「大臣室に来られる前の暑いときだったと記憶する」と述べたが、明示はしなかった。そのうえで「私が向こうの関係者と連絡をとることはなかった」と強調した。(毎日新聞16年1月26日)』
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千葉日報には、この後援会設立に関して『甘利氏と密接関係 金銭授受疑惑業者 後援会千葉県支部設立に奔走』という記事が出ていた。(・・)
『甘利明経済再生担当相の金銭授受疑惑をめぐり、金銭を渡したとされる白井市の建設業者側が、甘利氏後援会の千葉県支部発足に奔走するなど密接な関係にあったことが21日、県内政治関係者への取材で分かった。
関係者によると、白井市の建設業者の総務担当者は、一昨年ごろの甘利氏後援会「甘山会(かんざんかい)」県支部立ち上げに関与。「同じ神奈川県出身らしく、以前からつながりがあった」(県内政治関係者)。
京葉地区で発会式が開かれたが、公務を理由に欠席を連絡すると、総務担当者が理由の確認を求めるなど熱心だったという。
また、同社側が「県内でも他議員からパーティー券を買ったりしていた」(同)など、政治家とのパイプづくりに励む様子についての証言もある。
同社前には21日、報道陣が殺到。従業員のものとみられる車の出入りはあったが、取材に応じる関係者はいなかった。担当者はこれまでに、週刊誌の取材を受けたことは認めたうえで「内容は全て真実」とのコメントを出している。(千葉日報16年1月21日)』
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他方、ここで大きく「潮目が変わる」可能性もあることから、野党はこの問題の追及に意欲満々になっている。(++)
民主党は早速、「特命チーム」を作って、調査を開始。URや国交省、環境省などからも事情をきくほか、郷原信郎弁護士を招いてアドバイスを得たという。(関連記事・『甘利&秘書の口利き疑惑〜「絵に描いたようなあっせん利得」と郷原弁護士』http://mewrun7.exblog.jp/24074735/)
『民主党は25日、甘利明経済再生相の金銭授受疑惑を追及する「特命チーム」の初会合を開いた。維新の党も加わり、元検事からヒアリングして論点を整理。衆院予算委員会の審議に照準を合わせて問題点を浮き彫りにし、甘利氏を辞任に追い込みたい考えだ。
民主の枝野幸男幹事長は25日、「甘利氏は安倍政権の屋台骨。党をあげて追及していかなければならない」と訴えた。この日は元検事の郷原信郎弁護士を招いて追及すべきポイントを整理。会合で、民主の山井和則予算委理事は「50万円を受け取ったかどうか記憶にない閣僚が、国会審議に耐えられるはずもない」と批判した。
与党内からは「録音されていたり写真を撮られていたり、わなを仕掛けられた感がある」(自民の高村正彦副総裁)といった発言が出ており、維新の柿沢未途予算委理事は「わなだったと言い張れば、(現金を)受け取っても不問にできるのか」と反発。26日には、報道で取りざたされている独立行政法人都市再生機構(UR)や国土交通省などから事実関係を聞き取ることを確認した。(朝日新聞16年1月25日)』
<あ、しっかりと甘利大臣を追及するために、山井くんも政治資金収支報告書の問題を、きちんとクリアにしておいてね。(・・)>
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しかも、郷原弁護士によれば、URからの補償金が(口利きのおかげで?)2000万円から2億2千万円にハネ上がったなんて情報もあるのだとか・・・。 (゚Д゚)
『週刊文春の報道では、建設会社S興業(千葉・白井市)は13年8月、工事トラブルを巡り、独立行政法人都市再生機構(UR)から2億2000万円の補償金を受けたとされる。両者間の交渉を取り持った“謝礼”として、S興業の総務担当者は500万円を甘利大臣の事務所の秘書に手渡したという。
この破格の補償金について、民主党の会合に出席した元検事の郷原信郎弁護士から、驚きの“新証言”が飛び出した。
「詳細は定かではありませんが、当初、URはS興業に対して2000万円の補償金を提示したといいます。それがいつの間にか2億2000万円に跳ね上がったらしい。もし、甘利大臣の事務所の口利きがあったとすれば、あっせん収賄罪に当たる可能性が出てきます」
あっせん収賄罪は「公務員が請託を受け、他の公務員に不正な職務行為の遂行をあっせんし、見返りとして賄賂を収受・要求・約束する罪」と定められ、5年以下の懲役に処せられる。UR職員は都市再生機構法により「みなし公務員」だから、甘利大臣側がUR側に「不正な職務行為のあっせん」をして2億円も補償金を吊り上げ、500万円を受け取っていたならアウトだ。
民主党の山井和則議員はこう言う。
「2億2000万円の補償金について、真実なら極めて悪質性が高い話です。今後、URなどにヒアリングし、事実を明らかにしていきます。関係者らを国会に参考人招致することも検討するのは言うまでもありません」
URに「補償金吊り上げ」の件を問い合わせたが、広報担当者は「調査中」と口を閉ざしたまま。国交省の天下り団体として数千億円規模の税金が投じられてきたUR。甘利大臣と同様、頬かむりで逃げ切れると思ったら大間違いだ。(日刊ゲンダイ16年1月27日)』
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大手メディアは、まだこの件を、こわごわと報じている感じなのだけど。だんだんアチコチから色々な情報が出始めているので、このブログでも、できるだけご紹介したいと思っている。(・・)
そして何とか安倍政権を崩壊に導けないものかと、ガチで願っているmewなのだった。(@@)
THANKS
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