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2016/01/19 22:49
最近、安倍首相は野党から質問攻撃されると、以前よりも一国の首相としての態度を忘れ、声の調子まで変え、むきになって反論する。
今回の参議院予算委員会で、社民の福島氏に、政府が考えている「緊急事態条項」に関連して、「ナチスの国家授権法」だと言われ、安倍首相は気色ばんで「限度を超えた批判」と述べた。
このナチスの事例は、別に福島議員が初めて言った訳ではなく、既に民主の岡田代表が、15日のBS朝日の番組で述べていることである。岡田氏は、以下のように言っている。
「緊急事態条項」新設について、ナチス・ドイツを例示して批判した。「法律がなくても首相が政令で国民の権利を制限できる。恐ろしい話だ。ナチスが権力を取った過程もそうだ」と述べた。
収録後、記者団に「ヒトラーが政権を取った後、議会を無視して権力、独裁政権をつくった。そういうふうに読まれかねない自民党の案だ」とも述べた。」
この言葉は、何も岡田代表や福島氏だけの話ではない。少なくとも自民、特に安倍政権を批判する国民の声である。安倍首相は、そう思わせる騙し討ちをやっているから、不信感を抱いているのだ。衆議院選挙に勝利した時の公約である社会保障については全く手を付けず、頼んでもいない「安保法」、「特定秘密法」、TPP、原発再開を始めたのは、国民に対する裏切りであり、全く信用されていないのだ。
依然、麻生大臣が、確か外国人記者会見で、「ナチス」のように黙って静かに、国会で合法的に通せば良いと話していた通りになっていることを直感的に感じているから、福島市や岡田氏は、国民の声を代弁して言っているのだ。
安倍晋三首相は19日午前の参院予算委員会で、夏の参院選の争点に掲げた憲法改正の具体的中身について、大災害や他国による武力攻撃に備えるための「緊急事態条項」に関連し、「東日本大震災の時に地方選挙を延期するという措置がなされた。自民党内で、国会議員もそういう対応ができないか議論になった」と述べた。緊急時の国会議員の任期延長も重要な選択肢との認識を示した発言だ。
社民党の福島瑞穂氏の質問に答えた。
一方で首相は「中身については、これから憲法審査会で議論してもらいたい。そのなかで、自ずと定まってくる」とも語った。
これに対し、福島氏は「(緊急条項によって)内閣が法律と同じ効力を持つ政令を出せるようになるなら、ナチスドイツの国家授権法と全く一緒だ。これは許すわけにいかない」と批判した。
首相は「いささか限度を超えた批判があった」と気色ばみ、「国際的に多数の国が採用している憲法の条文だと考えている。そうした批判は謹んで頂きたい」と反論した。
岡田・民主代表 自民改憲案を批判 「ナチス」例示
毎日新聞2016年1月16日 東京朝刊
民主党の岡田克也代表は15日、BS朝日の番組収録で、自民党が憲法改正の優先項目としている「緊急事態条項」新設について、ナチス・ドイツを例示して批判した。「法律がなくても首相が政令で国民の権利を制限できる。恐ろしい話だ。ナチスが権力を取った過程もそうだ」と述べた。
収録後、記者団に「ヒトラーが政権を取った後、議会を無視して権力、独裁政権をつくった。そういうふうに読まれかねない自民党の案だ」とも述べた。
岡田氏は収録で、緊急事態に関し「どういう場合が当たるのか非常に抽象的だ」と指摘。「判断するのは首相だ」として恣意(しい)的に運用される危険性を訴えた。
憲法改正についても「安倍晋三首相は立憲主義を全く理解していない。改憲に火を付けたらとんでもない。相当慎重に見なければならない」と強調した。
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