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安倍自公政権もまた追い込まれている沖縄宜野湾市長選挙−(天木直人氏)
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14th Jan 2016 市村 悦延 · @hellotomhanks
私は繰り返し書いてきた1月24日に投開票される沖縄県宜野湾市長選挙は、
翁長知事にとっても安倍首相にとっても負けられない選挙だと。
しかし安倍首相は負けても国政とは無関係だと開き直るだろうが、
翁長知事の沖縄は、民意は辺野古反対一辺倒ではない事が証明された、
と喧伝されて一気に分断されてしまう。
負けられないのは翁長知事の方だ、と書いてきた。
しかし、きのうの日刊ゲンダイ(1月14日号)の「永田町の裏を読む」で
ジャーナリスト高野孟が書いているのを読んで、安倍首相もまた追い込まれていると思った。
自公が推す現職の佐喜真淳市長は、選挙演説で辺野古移設の賛否には言及できないという。
賛成だと口に出してしまえば、まず当選しないからだ。
だから、負担軽減を叫ぶしかない。
県内移設でもいいから、早く普天間を閉鎖してくれと強調するしかないのだ。
その一方で、志村恵一郎候補は、「それでは何の解決にもならない、
海兵隊基地は県外か国外へ」と訴える。
どちらがわかりやすいか。
その答えは明らかだ。
おまけに志村候補は翁長知事の腹心の元沖縄県職員だという。
翁長知事と一体となって戦える。
佐喜真候補が安倍首相や菅官房長官と一緒になって戦えば、沖縄県民を逆なでする。
こう考えれば、苦しいのは佐喜真候補の方であることは明らかだ。
それだけではない。
私が高野氏の記事で注目したのは、公明党がカギを握ってると、次のように書かれていたところだ。
「・・・選挙戦の現状を地元記者に聞くと、
『大激戦で、鍵の一つは公明党・創価学会の本気度だろう』と言う。
官邸が軽減税率案を丸呑みしてくれたお礼に、公明党は佐喜真候補の支持を決めたが、
沖縄の学会婦人部は辺野古反対だから、本気で個別訪問までやらないかもしれず、
だとすると志村がやや有利ということになるかもしれない」と。
もしこの地元記者の言う事が本当なら、公明党・創価学会は大変だ。
翁長知事の沖縄が負けたら、その責任は公明党・創価学会にあるということになる。
今度こそ公明党・創価学会は平和の敵、民主主義の敵であることになる。
そんな事になれば、公明党・創価学会に未来はない。
追い込まれているのは自公政権も同じだ。
いや、追い込まれているのは自公政権の方だ。
1月24日に行われる宜野湾市長選挙は、何としてでも勝たなければいけない。
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