http://www.asyura2.com/16/senkyo199/msg/440.html
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鈴木宗男さんが古巣の自民党公認候補を支持 鈴木貴子氏の態度が問われる
http://inotoru.blog.fc2.com/blog-entry-1746.html
2016/01/09 21:01 弁護士 猪野 亨のブログ
今年4月に実施される衆議院北海道選挙区5区の補欠選挙ですが、自民党公認、民主党推薦、共産党公認のそれぞれの候補が立候補を表明していました。
共産党は「野党共闘」という観点から候補を取り下げると表明しています。
さて、そのような中で地域政党である新党大地がどちらを支援するのかが注目されていました。
以前から、鈴木宗男氏は、共産党が入った共闘はあり得ないという発言を繰り返していました。それは2015年4月の北海道知事選でも同様でした。
それが結局、鈴木宗男さんは、自民党候補を推すという結果になり、極めて残念です。
「北海道5区補選 鈴木宗男・大地代表が自民公認候補を支持」(毎日新聞2016年1月9日)
http://mainichi.jp/senkyo/articles/20160110/k00/00m/010/033000c
「鈴木宗男さん 共産党が候補を下げるだけ、これならいいでしょう 5区は反自民候補で闘いませんか」
http://inotoru.blog.fc2.com/blog-entry-1715.html
共産党も「野党共闘」などという言葉を使わず、さっさと公認候補を下げればいいものをぎりぎりまで引っ張って自らの存在感を示したかったのかもしれませんが、本当に5区補選で自民党の世継ぎ候補を破りたいのか疑います。
民主党の推す池田真紀氏なら、別にそれまでの経歴からいっても、共産党が黙って推す候補としては問題ないはずです。
そうこうしている内に鈴木宗男は自民党候補を推すことになったのは誠にもって残念です。
もっとも、鈴木宗男さんが自民党候補を推す前には、安倍総理とも面談していました。
「安倍首相「後はお互い信頼関係で」 鈴木宗男氏明かす」(産経新聞2015年12月28日)
http://www.sankei.com/politics/news/151228/plt1512280032-n1.html
鈴木宗男さんの政治手法は昔ながらの自民党の利益誘導型であり、小泉政権のもとでの構造改革路線とは相容れないものでした。鈴木宗男さんが逮捕されたのも小泉自民党に切り捨てられた感が強くありました。
しかし、その小泉氏が退陣し、その後、構造改革路線が格差社会を生み出したと批判されるや否や自民党はどさくさにまぎれてかつての利益誘導型政治を復活させ、今回の予算もまたばらまきと批判されるまでに至っており、実は鈴木宗男氏とは親和性がありました。
その意味では鈴木宗男さんは自民党への「復党」も視野にあるのかもしれません。
郵政選挙で自民党を離党、除名された議員が安倍氏の下で次々に復党しているのと同じ構図です。
問題は、鈴木貴子氏です。前回の衆議院選挙では、民主党公認候補として立候補し、小選挙区では破れ、比例区で復活当選しています。
あくまで民主党の議席なのです。
その鈴木貴子氏は、父宗男氏とともに共産党との「野党共闘」を拒否しています。
仮に新党大地が自民党候補を推すにしても、民主党籍を持つ鈴木貴子氏は、池田真紀氏を推さなければ筋は通りません。
かつて、石川知裕氏が新党大地から立候補し、小選挙区では破れたものの比例区で復活当選しましたが、その石川氏は、小沢一郎氏の金庫番として有罪判決を受け、上告をしていました(後に上告棄却)。
その上告に対して、鈴木宗男さんは石川氏に離党と議員辞職を求めました。その理由は新党大地の議席だからというものです。
鈴木貴子氏にも同様のことが言えます。
父宗男氏と同じく自民党候補を推すのであれば、議員辞職すべきです。
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