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2016年 01月 08日
先日、ちょっとほっとさせられるニュースがあった。
昨年9月、安保法案に反対する活動を行なっている学生団体・SEALDsのメンバー・奥田愛基氏が通う大学に、「奥田氏と家族を殺すと」いう内容の書面が送られ、捜査が行なわれていたのだが。
今週5日、ようやく、名古屋市に住む19歳の少年が脅迫容疑で逮捕されたという。(・・)
『安全保障関連法に反対する団体「SEALDs」のメンバー、奥田愛基さんらの殺害を予告する文書が送られた事件で、警察は名古屋市に住む19歳の少年を逮捕しました。
この事件は去年9月、安全保障関連法に反対する学生団体「SEALDs」のメンバー、奥田愛基さん(23)に「お前と家族を殺害する」などと書かれた脅迫文が届いたものです。
警察が脅迫文の送り元などを捜査したところ、名古屋市に住む無職の少年(19)が浮上、容疑を認めたため5日午前、逮捕しました。
調べに対し、少年は「ストレスを発散させるために私が脅迫文を送りました」と供述しているということです。(TBS16年1月6日)』
『神奈川県警戸塚署は5日、安全保障関連法に反対する大学生らのグループ「SEALDs(シールズ)」の中心メンバーで明治学院大4年生の奥田愛基さん(23)や奥田さんの家族の殺害を予告する脅迫状を送ったとして、脅迫容疑で愛知県名古屋市守山区の無職少年(19)を逮捕した。容疑を認めているという。
同署や明治学院大(東京)によると、脅迫状は昨年9月24日に別の大学に届き、明治学院大に連絡が入った。奥田さんは2013年頃から沖縄・辺野古基地問題などの政治運動を始め、15年5月にSEALDsを結成。昨年8月、国会前の反安保関連法案集会を開くなどして、安倍政権を批判している。(スポーツ報知16年1月6日)』
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参考のために、昨年9月の記事をこちらに。
『安全保障関連法に反対する学生団体「SEALDs(シールズ)」の中心メンバー、奥田愛基さんを脅迫する文書が、奥田さんの在籍する明治学院大(東京都港区)に届いていたことが29日、大学への取材で分かった。奥田さんは28日、自身のツイッターに「僕と家族に対する殺害予告が来ました。何か意見を言うだけで、殺されたりするのは嫌」などと投稿していた。
同大によると、24日夕、封筒に入った文書が届き、奥田さんを脅迫する内容が書き込まれていた。大学は東京と横浜市の両キャンパスそれぞれの所轄警察署に相談したという。
神奈川県警港北署によると、奥田さん側から被害を通報するFAXが同署に届いているという。
奥田さんは団体の先頭に立って活動し、15日の中央公聴会では「説明不足で到底納得できない」などと廃案を求める意見陳述を行った。(時事通信2015/09/29)』】
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いつも書いていることだが・・・。
mewは、世の中色々な考えの持ち主がいてもいい、いや、むしろいなくてはならないと思っているのだけど。<ひとつの考えしかないor言えない国の方がアブナイもんね。^^;)
相手がどんな考えの持ち主であれ、権力や暴力、脅迫や圧力によって言論を封じようとするほどヒキョ〜なことはあるまい。
また、それは日本の民主主義、表現の自由を破壊して、アブナイ国を作ることにもつながる行為でもあるわけで。どうか愚かな人たちが、暇つぶしやストレス解消、ある種のノリやウケ狙いで、安易にこのような行為を行なわないように、どのような思想の持ち主にかかわらず、国民みんなでウォッチ&批判して行く必要があると思うです!(**)
<政治権力を持つ人たちが、脅迫や圧力によってメディアに干渉、介入しようと、また忖度による自主規制によって、自分たちに都合のいい報道をさせようとするのは、も〜っとアブナイことだけどね。(ーー゛)>
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ところで、昨年12月、SEALDsを含む5つの市民団体が、アンチ安倍・安保法制を訴えて選挙活動を行なうために「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」(市民連合)を結成したという話を書いたのだけど。(『安保反対の「市民連合」結成&野党候補の選挙を支援+SEALDsはシンクタンクも設立』http://mewrun7.exblog.jp/23981619)
その市民連合が5日、東京の新宿駅前で初の街頭活動を行なった。(・・)
この活動には、学者やママの会などの団体が参加。さらに野党4党の幹部も加わり、かわるがわるにマイクを手にして、街宣活動を行なったという。(++)
『安全保障関連法に反対する学生団体「SEALDs(シールズ)」など5団体が昨年12月、参院選での野党統一候補支援のために設立した「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」(市民連合)は5日、東京・新宿駅西口で初めての街頭宣伝を行った。主催者発表で約5000人が参加した。
設立に関わった団体代表や研究者、市民団体の関係者の他、野党各党の代表者も街宣車に上がり、安倍晋三首相による政権運営を厳しく批判。今夏の参院選1人区で統一候補を擁立する「野党共闘」の必要性を強調した。
慶応大名誉教授の小林節さんは「野党がきちんとまとまれば確実に政権交代」と主張。上智大教授の中野晃一さんは「新年になってもまだ野党共闘の枠組みができていない。何やってるんだ」と批判した。「総がかり行動実行委員会」の高田健さんは「今年が本当に山場です。全国で大きな大きな運動を起こしましょう」と呼び掛けた。
演説中、自然発生的に「野党は共闘!」の掛け声が上がり、聴衆の間に広がる場面もあった。終了後にシールズ・メンバーが「民主主義ってなんだ?」と呼び掛けると、「これだ!」の声が新宿駅前に響き渡った。(毎日新聞16年1月6日)』
『マイクを握ったSEALDsの本間信和さん(21)は「安保関連法の強行採決などへの怒りを国民はまだ忘れていない」。小林節・慶大名誉教授も「野党がまとまれば、確実に政権交代です」と訴えた。
熊本県の「安保関連法に反対するパパママの会」の瀧本知加さんは、地元で野党統一候補の擁立が進む動きを紹介し、「全国に広がることを祈っています」。思想家の内田樹(たつる)さんや映画監督の想田和弘さん、民主党の蓮舫代表代行、共産党の志位和夫委員長らもスピーチした。(朝日新聞16年1月5日)』
『民主、共産など野党4党は5日、安全保障関連法に反対する「SEALDs」などの団体が設立した「市民連合」と初めての共同街頭演説会を開いた。
民主党・蓮舫代表代行「安倍首相に対してしっかり『おかしい』ともう一度声を上げていただけないでしょうか。我々はまず立憲主義を踏みにじった安保法制、間違ったものはしっかりとただす」
民主党の蓮舫代表代行はまた、消費税の軽減税率を導入する際に減る税収をどう補うかが不明確な事について「先送り、目先の事しか考えていない」などと安倍政権を批判した。
共産党の志位委員長は夏の参議院選挙に向けて野党の選挙協力が必要だとした上で「『共産党アレルギー』という声が一部で聞こえてくるが、好きだの嫌いだのと言っている場合ではない」と結束を訴えた。野党各党は参院選を見据えて「市民連合」との連携を進めていて、今後も共同演説会などを開いて支持を訴える事にしている。(NNN16年1月5日)』
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ただ産経新聞によれば、こんな場面もあったようだ。(~_~;)
『ただ、市民連合からは野党への不満も噴出した。中心メンバーの中野晃一上智大教授は「新年になってもまだ野党共闘の枠組みができていない。何をやっているのか」と批判。小林節慶応大名誉教授は「つまらない縄張り争いをしているが、『まとまりなさい』と追い込みたい」と訴えた。
民主党には聴衆も不満のようだ。蓮舫氏が安保関連法の廃止法案と同時に「皆さんを守るための安保法案を責任を持って出す」と対案提出も表明すると、「廃止だけでいい」との声が上がった。蓮舫氏には他党の議員の演説時にはなかった「野党は共闘!」のコールが起こり、演説がかき消される場面もあった。(産経新聞16年1月5日)』
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ちなみに、mew的に最も印象に残った&興味深かった記事はこれだった。(・・)
『維新・初鹿氏「日本でテロが起きても怒るな、あわてるな」 おおさか維新への恨み節も
維新の党の初鹿明博国対委員長代理が5日、夏の参院選で野党統一候補の支援を目指す市民団体有志の組織「市民連合」が都内で開催した街頭演説に参加し、「日本でテロが起きても怒るな、あわてるな」といった独自の見解を披露した。
初鹿氏は演説で、安全保障関連法によって「米国の戦争や他国の戦争に巻き込まれていく。テロが日本でも起こるかもしれない」と指摘。その上で「復讐(ふくしゅう)しない、仕返しをしないとの決意を、われわれが持てるかどうかが非常に重要だ」とし、「テロが起きても動揺したり、怒ったり、あわてたりせず、戦争はしないとはっきり誓い合うことが必要だ」と述べた。
また、「(政府は)参院選が終わったら、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)で(自衛隊が)駆け付け警護をやる」と批判的に語った。維新は昨年の国会に提出した対案で、駆け付け警護を限定的に容認していた。
初鹿氏は「『野党が共闘』は当たり前だ」と述べ、同じ演説に参加した民主党の蓮舫代表代行や共産党の志位和夫委員長らとの連携に意欲を示した。さらに「戦後の日本の政治の中で今が一番の危機だ。解釈で憲法を変えることが現実に起こったからだ」と主張。「明らかな憲法違反を堂々とやっている。こんなのが首相でいる。民主主義だと思えるか」と安倍晋三首相を痛烈に批判した。
初鹿氏は維新、民主両党が衆院で結成した統一会派を「突破口」と表現。「統一会派をさらに進め、参院選までに1つの大きな固まりにし、自民党に対抗してもう1回政権交代できる政党と期待を持っていただけるのではないか」と訴えた。維新は一度も政権を担ったことがないが、初鹿氏は元民主党議員。政権時に自ら離党した過去には触れず、気分は早くも「民主党の一員」になったようだ。
初鹿氏は昨年6月、都内の街頭演説で志位氏や民主党の菅直人元首相らとともに安保法制反対を訴えた。「大阪都構想」に反対した共産党との連携に大阪系の議員が猛反発し、初鹿氏は党から厳重注意を受け、当時の役職だった副幹事長を辞任した。
5日の演説では、その後に党が分裂したことを挙げ、「なんで分裂したか。答えは簡単だ。中に安倍さんと一緒にやりたい人たちがいたからだ」と述べ、分裂後におおさか維新の会に参加した議員を批判。「その人たちがいなくなったから、もう安心してください」と語った。(産経新聞16年1月6日)』
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そもそも松井代表が率いる維新の大阪系議員が、急に維新の党を出て行くと言い出した大きなきっかけは、昨年6〜8月に、同党の初鹿氏や柿沢幹事長(当時)が共産党の幹部と、時に手をつないで街宣活動を行なった上、安倍政権や安保法制を一緒に批判したことにあったのだ。(~_~;)
安倍シンパで日本会議系超保守の松井氏にしてみれば、「極左である共産党と一緒に活動するなんてあり得ない」「安倍官邸が目指す憲法改正や保守政策にはできるだけ協力したい」という思いが強い。で、それを実行に移すために、あえて維新の党を出て、おおさか維新なる政党を作ったのである。(・・)
残念ながら、今でも維新の党や民主党の中に、「共産党とは、街宣活動や選挙協力もできない」「憲法改正や安保法制には賛成したい」という人たちが少なからずいるのだが。
幸いなことに、初鹿氏のように「『野党が共闘』は当たり前だ」と前向きな姿勢を見せてくれる人もいるようだし。とりあえず、このような考えの人をどんどんと集めて、市民連合などと一緒に活動を展開して行くことで、これからアンチ安倍の野党議員がとるべき道が見えて来るのではないかな〜と思うmewなのだった。(@@) <イヤな人は参加しなくていいし。新党を作って、移ってもいいんだよ。^m^>
THANKS
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