http://www.asyura2.com/16/senkyo199/msg/286.html
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安倍首相と9閣僚が伊勢神宮参拝、これは政教分離原則違反で憲法違反。伊勢志摩サミットも要注意!
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/81bed3d6a174efe29ed4205a568ae6db
2016年01月06日 Everyone says I love you !
安倍総理は、2015年1月5日、岸田外務大臣や甘利経済再生担当大臣など9人の閣僚とともに三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝しました。
歴代総理による伊勢参拝は、新春の恒例行事となっており、安倍首相の伊勢神宮参拝は4年連続となります。
5月26日と27日には、三重県志摩市で伊勢志摩サミットが開催される予定で、安倍首相は、その際にG7の首脳を伊勢神宮に案内する意向を示しています。
さて、初詣なんだから堅いこと言うなと思われるかもしれませんが、安倍首相らの伊勢神宮参拝は、憲法で規定する政教分離原則に違反し、違憲です。
戦前の大日本帝国憲法下では、神道が国教化され、日本や植民地の朝鮮・台湾で強制され人々の信教の自由などを侵害しました。
また、統治権を総攬する天皇が天照大神の子孫て神聖不可侵とする大日本帝国憲法と天皇絶対化の思想が、日本の侵略戦争を可能にしました。
このような苦い歴史にかんがみ、日本国憲法は政治と宗教の厳格な分離、政治がすべての宗教から徹底して中立であることを求めたのです。
日本国憲法第20条
第1項 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
第3項 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。
第89条前段
公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため・・・これを支出し、又はその利用に供してはならない。
これまで、政教分離原則違反が問題にされてきた首相の行為は靖国神社公式参拝ですが、神宮というのは皇室神道、神社神道の中では神社より上の別格最高の存在ですから、伊勢神宮への首相の参拝は、政教分離原則についてはむしろある意味でさらに問題です。
安倍首相の靖国神社参拝は公式参拝。政教分離原則違反で違憲。
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/d799ac2f1ca66a2d791e56ea0eac6397
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ちなみに、政教分離原則違反で国・地方自治体の行為が違憲とされた最高裁判決のリーディングケースに、愛媛玉ぐし料違憲判決(http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=54777)というのがあります。
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この事件は、愛媛県が靖国神社の下位神社に当たる護国神社の挙行した例大祭、みたま祭又は慰霊大祭に際し玉串料、献灯料又は供物料を県の公金から支出して奉納したことが憲法20条3項、89条に違反するとされた事例です。
この判例のポイントは、額の多寡にかかわらず、愛媛県が公金を支出したことが
「一般人に対して、県が当該特定の宗教団体を特別に支援しており右宗教団体が他の宗教団体とは異なる特別のものであるとの印象を与え、特定の宗教への関心を呼び起こすものといわざるを得ない」
場合には、国がしてはならない「宗教的活動」にあたる、とされたことです。
今回の、安倍首相ら10名の閣僚の伊勢神宮参拝は、内閣総理大臣以下内閣の多数が大挙して、それも神道最高の施設である伊勢神宮に参拝しているのですから、神社本庁が
「他の宗教団体とは異なる特別のものであるとの印象を与え、特定の宗教への関心を呼び起こす」
という象徴的効果がある事は明らかです。
写真から見ても公用車で大挙して訪れているのですから、私費でお賽銭を上げていようが公的な効果は絶大で、政治の宗教的中立性からの逸脱は明らかです。
ちなみに、この愛媛玉串料違憲判決は、最高裁が初めて政教分離原則違反で違憲判決を出したもので、13対2の圧倒的な違憲判決だったのですが、反対した2名の判事のうち、三好達最高裁長官(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%A5%BD%E9%81%94)は判事を退官した後、なんと右翼団体である神道政治連盟会長、「日本会議」の会長を歴任していました。
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そして、今年の初詣から、神社本庁参加の全国の神社で、日本会議系の団体「美しい日本の憲法を作る国民の会」の憲法改正署名活動が行なわれていることが物議をかもしています。
そんな中、安倍内閣が違憲の伊勢神宮参拝をして、5月の伊勢志摩サミットでは各国首脳に伊勢神宮を参拝させようとしている意味は深刻で、看過すべきではありません。
参考記事 うちからリンクさせていただいているブログがさすが問題にしています。
Matimulogから
http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/
laicite:首相の伊勢神宮参拝
http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2016/01/laicite-a569.html
弁護士 猪野 亨のブログから
安倍総理が伊勢神宮参拝 世俗の仮面をかなぐり捨てた神社勢力との危険な結合へ
http://inotoru.blog.fc2.com/blog-entry-1738.html
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関連記事
安倍政権を支える神道政治連盟と日本会議と統一教会。
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/ec5fecbd148c1826d6b0f1238787c8d0
安倍首相が日本会議系の改憲集会に「憲法改正に向けて、ともに、着実に歩みを進めてまいりましょう。」
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/fa457e25ce295e936d5f2ec3224bd37f
安倍政権を牛耳る「日本会議」の恐怖 菅官房長官が集団的自衛権合憲派として挙げた学者3人は全部日本会議
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/66713d3160b819de27ffba38f76c6e3a
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浄土の回復―愛媛玉串料訴訟と真宗教団
安西 賢誠 (著)
樹花舎
真宗の僧侶でありながら「愛媛玉串料訴訟」原告団団長をつとめていた著者が、親鸞の教えを根底にして裁判の経過と残された問題点、さらには靖国思想批判を語る。
岩手靖国違憲訴訟 (新日本新書)
澤藤 統一郎 (著)
新日本出版社
岩手靖国訴訟の経過と争点となった理念の解説を、まとめたもの。地方にあって徒手空拳で悪戦苦闘している弁護士の喜怒哀楽や、民主主義擁護のために共同して働く若手弁護士のひたむきな姿を伝える。
「靖国神社」問答 (小学館文庫)
山中 恒 (著)
小学館
『ボクラ少国民』など少国民シリーズで、戦時下の教育の実態を明らかにしてきた著者が、膨大な資料から靖国神社とは何かを一問一答形式で紐解く。戦後70年に歴史を正視し、問題の本質を理解するための必読書。
靖国問題 (ちくま新書)
高橋 哲哉 (著)
筑摩書房
本書では、靖国を具体的な歴史の場に置き直しながら、それが「国家」の装置としてどのような機能と役割を担ってきたのかを明らかにし、犀利な哲学的論理で解決の地平を示す。決定的論考。
臨時増刊ジュリスト 1985年10月号 No.848 緊急特集 靖国神社公式参拝 政教分離のゆくえは!!
有斐閣
一国の政権枢要が、大挙して特定の宗教施設に毎年行く国なんて、世界でも珍しいと思います。
やっぱり、「日本は天皇中心の神の国」(森喜朗元首相の神道政治国会議員懇談会での名言)なんだなあ。
安倍首相、伊勢神宮に参拝 外相や防衛相ら9閣僚も同行
http://www.asahi.com/articles/ASJ15366PJ15ULFA003.html
2016年1月5日12時39分 朝日新聞
伊勢神宮外宮に参拝する安倍晋三首相=5日午後0時35分、三重県伊勢市、吉本美奈子撮影
安倍晋三首相は5日午後、三重県伊勢市の伊勢神宮に参拝した。新年の参拝は歴代首相の恒例行事で、岸田文雄外相や中谷元・防衛相、甘利明経済再生相ら9閣僚も同行した。
首相は例年、新年の参拝後に現地で年頭の記者会見を行っていたが、今年は通常国会が開会した4日に行ったため、会見はしない考えだ。
今年は5月下旬に同県志摩市を主会場に、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)が開かれる。安倍首相は昨年10月にも伊勢神宮に参拝しており、同月に東京都内であった国際会議では「せっかくの機会なので、伊勢神宮をはじめ日本の伝統や文化、美しい自然を存分に味わっていただきたい」と述べ、サミットに参加する首脳の伊勢神宮訪問に期待を示していた。
首相 伊勢神宮に参拝 サミットで成果出したい
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160105/k10010361531000.html
1月5日 16時03分 NHK
安倍総理大臣は5日、三重県の伊勢神宮に参拝し、ことし5月に開かれる主要国首脳会議・伊勢志摩サミットで各国の首脳と世界が直面する課題について率直に議論し、成果を出したいという考えを強調しました。
安倍総理大臣は5日午後、三重県伊勢市の伊勢神宮を訪れ、岸田外務大臣や中谷防衛大臣ら9人の閣僚と共に外宮、内宮の順に参拝しました。伊勢神宮には、多くの人たちが初詣に訪れていて、安倍総理大臣は激励の声に手を振って応えたり、地元のボーイスカウトとガールスカウトの小学生から花束を贈呈され、記念撮影に応じたりしていました。
安倍総理大臣は参拝のあと記者団に対し、ことし5月に開かれる主要国首脳会議・伊勢志摩サミットについて、「伊勢志摩には悠久の歴史を紡いできた伊勢神宮や美しい自然があり、日本のふるさとと言ってもいい。すばらしい環境の中で、G7=主要7か国のリーダーたちと世界が直面するさまざまな課題について率直な議論を行い、実り豊かな成果を出したい」と述べました。
安倍首相が伊勢神宮参拝
http://www.sankei.com/politics/news/160105/plt1601050015-n1.html
2016.1.5 12:47 産経新聞
参拝客に手を振りながら、伊勢神宮の外宮の参拝に向かう安倍首相=5日午後、三重県伊勢市
安倍晋三首相は5日午後、三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝した。歴代首相による伊勢神宮参拝は毎年恒例となっており、安倍首相が新春に参拝するのは平成24年12月の第2次政権発足後、4年連続。甘利明経済再生担当相ら閣僚も同行して外宮と内宮を参拝し、同日中に帰京する。
伊勢神宮参拝は通常、新年の仕事始め当日か直前だが、今年は通常国会の召集が例年に比べて早い1月4日となったため、国会開会後にずれ込んだ。
安倍首相は今年5月26、27両日に三重県で開催される伊勢志摩サミット(主要国首脳会議)に合わせ、各国首脳とともに伊勢神宮を訪問したいとの期待を示しており、昨年10月に準備状況を視察した際にも伊勢神宮を訪れている。
首相、伊勢神宮を参拝
http://jp.reuters.com/article/idJP2016010501001183
Domestic | 2016年 01月 5日 17:27 JST ロイター
首相、伊勢神宮を参拝
安倍晋三首相は5日、三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝した。歴代首相による新春の伊勢参りは恒例で、安倍首相にとっては2012年12月の第2次政権発足後、4年連続となった。岸田文雄外相、甘利明経済再生担当相ら閣僚も同行し、外宮と内宮を参拝した。
首相は参拝後、5月に開かれる主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に関し、記者団に「先進7カ国(G7)のリーダーと、世界が直面するさまざまな課題について率直に議論し、実り豊かな成果を出したい」と決意を示した。
例年は新年の仕事始め当日か、直前に伊勢神宮を参拝してきたが、今年は4日の通常国会召集の影響でずれ込んだ。
【共同通信】
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