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2016年01月05日 「ジャーナリスト同盟」通信
<平和憲法破壊の勢力>
秋の臨時国会を逃げた自公のアンベ極右政権は、2016年1月4日の国会召集日に、首相自ら改めて改憲軍拡論をぶち上げて、平和憲法に挑戦する姿勢を鮮明にした。日本における極右とは、戦後体制の根幹である平和憲法を破壊する勢力を意味する。欧米ではナチス化を極右と決めつけて、現在も厳しく規制を加えているが、日本では政権を担当、隣国との関係を悪化させている。夏の衆参同時選挙での3分の2確保へ向けて始動、その祈りを伊勢神宮にかけるという不気味な政権である?
<軍国主義>
なぜ、戦後70年の平和を確保してきた、平和憲法を破壊しようとするのか。庶民には理解不能であるが、極右勢力は戦前の日本帝国への思いが強い。したがって歴史を直視することが出来ない。それどころか正当化する。
隣国との衝突は必然といっていい。
軍国主義・強兵強国論者の勢力でもある。「強い日本」「美しい日本」が、彼らのスローガンである。歴史の教訓を学ぶ姿勢は皆無なのだ。
<黒幕は財閥>
繰り返し訴えてきたのだが、だれも書かない、しゃべらないため、止むを得ずに叫んでいる。「その黒幕は財閥である」と。これを理解する外国の日本研究者は少ない。中には、彼ら財閥の恩恵を受けている学者もいると聞く。
財閥のカネにまとわりつく政治屋・腐敗官僚・腐敗ジャーナリストによって、改憲軍拡の銅鑼と太鼓がやまない日本である。死の商人の一群と言ってもいい過ぎではないだろう。
軍拡・戦争で暴利を得る輩は、決まって財閥である。彼らが前線で鉄砲を持つことはない。決まって弱者である庶民の子弟である。
<神社参拝>
彼らの精神的支柱が神社信仰である。失礼ながら、歴史学者・井上清の言葉を借りると「アメニズム・原始宗教に少し毛の生えたような祓(はら)いの宗教である」という代物である。
これをアンベの後見人・森喜朗にいわせると「日本は天皇中心の神の国」である?常人にとって頭が狂いそうになってしまう屁理屈だ。
かつては、公明党創価学会が徹底して嫌っていた宗教観という。いまは神社にひれ伏している公明創価学会というから、これも不思議なことである。
本日、アンベは伊勢神宮に参拝して、選挙での3分の2確保・改憲軍拡の成功を祈念するという。これも理解できない。5月のG7の首脳を参拝させるのだという。これも面白い。多くのキリスト信者を参拝させる契機にしたいらしい。伊勢神宮を世界の中心に据える魂胆か。
<反共主義>
米連邦議会調査局は、3年前の極右政権発足時、アンベは「ナショナリスト」「ストロング・ナショナリスト」と分析した。日本語では、極右を象徴する国家主義者・国粋主義者である。
彼は典型的な反共主義者でもある。両者は犬猿の仲だから、ここでは信頼関係は決して生まれない。不信・「戦略的」な関係になる。一連の秘密保護法・武器輸出・軍拡予算・戦争法は、中国脅威論を悪用して強行したものだが、さらには9条解体・3分の2確保作戦にも悪用する構えであることがわかる。
戦前の日本では、昨今の特定秘密保護法の前身である治安維持法によって、共産主義者や自由民主主義者らが多く拘束、一部の人は虐殺されている。創価学会の初代会長は獄死している。2代目も入獄している。
本来、最も敵対していいはずの極右政権に加担している公明党は、歴代会長の遺言を破ってしまっていることになる。
<平和憲法は世界の宝物>
戦争放棄の第9条は、日本の宝である。否、世界の宝物である。
人間の殺し合いを拒絶している。これはインドで誕生した仏教の理念そのものである。ガンジーの非暴力抵抗運動は仏法の理念を基礎にしたものだ。インドから中国にも伝わって、儒学と結びついた。共に平和主義である。
9条は、いうなれば仏法の憲法版である。絶対平和主義である。これは、信仰を持たない誰もが納得できる思想・哲学である。本来、創価学会3代会長の夢は、これを世界各国・人類に伝えようとしたのではなかったのか。
殺し合いを禁じる9条は、まぎれもなく最高峰の思想の憲法化であろう。断じて、極右の野望に屈するわけにはいかない。
2016年1月5日記(武漢大学客員教授・日本記者クラブ会員)
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