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「朝生」で肩書伏せて観覧し意見述べた大田区議「言う必要はない」
http://www.hochi.co.jp/topics/20160102-OHT1T50129.html
2016年1月2日23時14分 スポーツ報知
ジャーナリストの田原総一朗さん(81)が司会を務めるテレビ朝日系「朝まで生テレビ」の1日の放送で、自民の大森昭彦大田区議(63)が、視聴者に区議であることを明らかにせず番組を観覧し、意見を述べたとしてインターネット上で話題となっている。これに対し2日、大森氏がスポーツ報知の取材に答えた。
「激論! 安倍政治〜国民の選択と覚悟〜」と題された番組では、政治が国民に与えている影響について、観覧者の意見を聞くために田原さんが大森氏を指名。画面には「建設板金業」の肩書のみが映し出された。大森氏が現在の業界の現況を話した後に「民主党も自民党も変わりはない?」と田原さんに問われると、苦笑した後で「民主党政権の時よりは、よくなったかなと、そういう印象はあります」と答えた。
1984年に「有限会社大森建板工業」を設立した大森氏は「番組へは自民党の区議という立場ではなく、町工場の経営者として出演し、意見を言いました」と説明。自らのコメント中に大田区議であることを明かさなかったことについても「自分は、工場の経営者として観覧したので、言う必要はないと考えていました」と答えた。「出演は問題ないと考えているか?」との問いには「はい」と断言した。
同氏によると、PTAの会長などを務め、20年ほど前に同番組のディレクターの一人と知り合いになり、その後、依頼を受けて教育問題がテーマになる時などに度々、観覧席に座ることがあった。2003年の統一地方選で区議に初当選して以降も参加し、今回もディレクターから依頼を受けて知人と観覧。ディレクターは、大森氏が区議であることを知っていたという。
大森氏は「下心を持って番組に参加はしておらず、国の政策が地方にどう関わっていくのかを知りたかった」。今後も、声が掛かれば観覧をしたいと考えているという。
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