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2016年 01月 02日
mewも含め、安倍政権の早期終焉を望む人たちが、今年、最も注目していることのひとつは、果たして、野党共闘がどこまで実現するのか、そして成功するのかということだろう。(・・)
安倍自民党(+公明党のアシスト)の一強体制に対抗するため、民主党や維新の党をはじめ、生活、社民、共産党などの野党各党は、国会や選挙で共闘して行くことを目指して、ここから本格的な協議を進めようとしている。
この野党の共闘や再編に関しては、今後、色々と書いて行きたいと考えているのだが。現段階では、民主党や維新党内で意見が分かれているし。共産党アレルギーが強い人が少なからずいることもあって、スムーズに話まとまるかはビミョ〜なところなのだが・・・。(~_~;)
そんな中、昨年の暮れ辺りから、自公与党から野党の共闘、選挙協力の動きを批判、けん制する発言が出るようになって来た。^^;
『自民党の谷垣禎一幹事長は22日の記者会見で、来年夏の参院選に向けた野党共闘の動きについて「進む方向性を共にしない方々が『アンチ自民党』というだけで協力している。いびつな姿だ」と批判した。
同時に「選挙協力の議論が進んでいるようだが、『どうしてこの党とこの党が組めるのか』と疑問を感じる。そういう勢力が強くなると、政治は安定しない」とも指摘した。(産経新聞15年12月22日)』
『公明党の山口那津男代表は24日の記者会見で、来夏の参院選に向けて民主、共産など野党各党が統一候補の擁立を進めていることについて「安全保障政策や消費税の捉え方に違うところが多々ある」と指摘した。さらに、「本籍地がどこだか分からない政治家では本当の信頼は得られない」と批判した。(毎日新聞15年12月24日)』
何故、自公与党の代表クラスが、わざわざこんなけん制発言を行うのかと言えば・・・。
重要な国政選挙が近づく中、4月の北海道5区の衆院補選、さらには参院選の熊本選挙区などで、野党統一候補を立てようという話が出ていて。もしこれがうまく決まれば、一気に共闘の話が進むおそれがあるからだ。(@@) <この辺りに関しては、改めて書きたいと思うけど。彼らは何とか野党内の保守派を揺さぶって、野党共闘の芽を潰したいのよね。(>_<)>
* * * * *
そのような与党の発言を受けて、昨日1日、小沢一郎氏が恒例の自宅での新年会で、安倍首相を退陣させることを目的に、「選挙のために野党が力を合わせてどこが悪い」と大反論を展開したという。(**)dayone!
『野党は大同団結を=「選挙のためで何が悪い」―生活・小沢氏
生活の党の小沢一郎代表は1日、東京・深沢の自宅で恒例の新年会を開き、「野党の大同団結を何が何でも果たし、参院選で自公の過半数割れを現実のものとする。すなわち安倍内閣の退陣だ」と述べ、野党統一候補擁立の重要性を強調した。
小沢氏は、「野合、数合わせ、選挙のためと言われるが、選挙のためで何が悪い」と力説。「選挙は主権者たる国民が判断を下す唯一の機会だ。国民の信を得るために野党が力を合わせて訴えることは何もおかしなことではない」と述べた。(時事通信16年1月1日)』
『小沢一郎氏「野合でなにが悪い」 参院選へ野党団結訴え
■小沢一郎・生活の党と山本太郎となかまたち代表
今年は言うまでもなく夏に参院選が予定されている。我々としてはなんとしても野党の連携、大同団結を果たして、参院選で自公の過半数割れを現実のものとすることを目標とする。自公の過半数割れが実現すれば、すなわちそれが安倍内閣の退陣だ。
参議院だから直接、政権が与党から野党に代わるということはないが、安倍さんが退陣せざるを得なくなることだけは間違いない。それによって大きな国政の流れが変わるし、自民党自体も、本来のある意味あるべき政治の本質に目覚めるのではないかなと思っている。
そういう意味でどうしても野党の再編と言われているが、みんなで手を握って力を合わせ、安倍政権を倒さないとならないと思っている。(朝日新聞16年1月1日)』
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小沢氏に関して、色々書きたいことはあるのだけど。ともかく今、mewにとって最も大切なことは、どうしたら安倍政権が倒せるのかということであって。
先日も書いたように、小沢氏は自民党から政権を奪った(奪うために策を講じて、実行に移した)経験があるだけに、(好き嫌いはさておき)同氏を活用しない手はないと考えている。(・・)
実際、自民党が1955年に結党後、 初めて政権を失った時も、その立役者は小沢氏だったのだ。(++)
小沢氏は、自民党を集団で離党。細川護煕氏を担いで、野党8党をまとめる形で政権を作ることを提案。オモテウラで動き回って、細川新政権を誕生させる原動力になったのである。(・・)
ちなみに、この時も自民党は、さんざん「野合」だと批判していたのだが。
でも、そのあと、自民党が左右の両極・40年来の敵とも言える社会党と連立与党を組んで、政権を奪還するという、も〜っとトンデモない「野合」を実行に移したわけで。政界では、「野合」であれ何であれ、相手の政権を潰せれば、or自分たちで政権をとれればそれでよし、という考えを実証してくれたのだった。。(~_~;)
* * * * *
06年〜7年の安倍前政権を終わらせたのも、小沢氏である。(++)
06年から民主党代表になった小沢氏は、改憲の国民投票、安保政策などで自民党と協力体制にあった党内の保守派を(改憲より生活が第一だと)押さえ込み、安倍内閣や自民党の問題点を徹底的に批判して、07年7月の参院選で圧勝。
安倍首相(当時)は、この参院選に惨敗して求心力を失った上、小沢民主党の協力が得られなかったため、米国と約束したインド洋での海自の給油(イラク特措法)が延長できず。(&集団的自衛権の憲法解釈変更もできず。)
9月には政治的な力と体調を崩し、(辞任会見で、何故か「小沢さんが会ってくれない」と言い残して)、自ら首相を辞めるに至ったのである。<さらに、これが09年の政権交代につながった。>
そして、小沢氏は、今年7月の参院選でも、その再現を目論んでいるのではないかと察する。(@@)
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小沢氏に関して書きたいことは色々あれど。(また追々ね。)もしうまく小沢氏を活用できれば、野党側にとって大きな武器になることは間違いないし。(諸刃の剣とも言えるかも知れないけど。^^;)
他の政党の党首が、党内外の反応を気にして、言いたいこと、強いことなどが言いにくい状況にある中、いまや少数政党の代表である小沢氏は、却って、勢いをつけるようなことが言いやすい立場にあるわけで。
mewとしては、グダグダやっている他の政党の幹部や議員の背中を押すためにも、小沢氏にはどんどんと外に向かって発言して欲しいと考えているmewなのだった。(**)
* * * * *
で、何と産経新聞が小沢新年会での発言の詳報の記事を出していたので、それをここにアップしておくです。(新年会の出席者などは*1に)
『生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎代表は1日午後、東京・深沢の私邸で開いた新年会でのあいさつで、次期衆院選が今年夏の参院選と同日となる「衆参ダブル選」について「少しずつ現実味を帯びてきた」との見通しを示し、野党共闘の必要性を訴えた。
また、参院選に向けた野党間の連携をめぐり「与党サイドから『選挙のためだ』とことさらに言われる」と指摘した上で、「選挙のためで何が悪い。選挙というのは主権者たる国民が判断をくだす唯一の機会だ」と持論を展開した。
新年会には小沢氏に近い国会議員や元議員ら約70人が出席した。このうち現職国会議員は小沢氏本人を除いて7人で、生活所属議員のほか、維新の党の松木謙公幹事長代行ら他党の“小沢シンパ”も参加した。
新年会出席が確認された各党の現職国会議員は以下の通り(敬称略)。
【生活】(衆院)玉城デニー、(参院)主浜了、山本太郎
【民主】(衆院)鈴木克昌、小宮山泰子
【維新】(衆院)松木謙公、木内孝胤
* * * * * ☆
新年会での小沢氏の発言の詳報は以下の通り。
「今年は、いうまでもなく夏に参院選が予定されております。何としても野党の連携、大同団結を果たして、そして、参院選で自公の過半数割れを現実のものとする、すなわち、野党で過半数を握るということを目標とすると同時に、何が何でもそれを実現するという決意でこれからの半年を活動しなくてはならない。自公の過半数割れが実現すれば、すなわちそれは安倍(晋三)内閣の退陣であります。直接、参院選で政権が変わるということはありえませんけれども、安倍さんが退陣せざるをえなくなることだけは間違いのないことだと思います。それによって、私は、大きな国政の流れが変わると思いますし、自民党自体も本来の彼らのあるべき政治の本質に目覚めるのではないかなと、そう思っております」
「そういう意味で、みんなで手を握って、そして力を合わせて安倍政権を倒すということにしなくてはならない。このことを言いますとですね、すぐ『野合』だとか『数合わせ』だとか、あるいは『選挙のためだ』とかいうことを、きょうもマスコミの諸君もいっぱい来てますけれども、メディアをはじめとして、与党サイドからことさらに言われるわけでありますけども、このことにわれわれの多くの仲間もですね、非常に気にいたしましてね、消極的な姿勢になってしまう傾向があるんですね」
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「私は本当にこれはおかしい、と。選挙のためで何が悪い。選挙というのは、主権者たる国民が判断をくだす唯一の機会であり、最終の決定の機会です。ですからそのために、有権者の、主権者の、国民の信を得るために、野党が力を合わせて訴えるということは、何にもおかしなことではありません。『選挙目当て』というたぐいの悪意の宣伝に何も動ずる必要はないと、私はそう思っております」
「昨年、その一つの大きな流れとして、フランスの地方選挙(地域圏議会選挙)が行われました。大きく右派連合、左派連合、そして極右の国民戦線、この3つが大きな勢力として国民の審判を受けたわけであります。私は、くわしくそれらの連携の細かなことについてまでは知っておりませんけれども、勉強しておりませんけれども、そんなに細かな政策の合意でもって左派連合、右派連合が形作られているとは思えません。その主として3者が戦いをいたしまして、一番伸びたのは、極右のルペン党首率いる国民戦線であります。次の大統領選挙で『ルペン大統領』が誕生しかねない−。そういう考え方のもとに、左派連合が、自分たちの弱いところでは右派連合に投票する、共産党まで一緒になって左派連合が右派連合に投票し、そして、結果的には国民戦線は1つの州(地域圏)も獲得できなかったというのがフランスの選挙であります。これに対して、フランスでも、そしてまた日本でも、『数合わせだ』『野合だ』『選挙目当てだ』といった批判が沸き起こっていたでしょうか。結果を、むしろ『よかった』みたいな形で受け入れていたのではないでしょうか」
「ある人が公明党に『憲法については自民党と意見が違いますね』という質問をしたところ、『当たり前です』『党が違うんですから』と平然と言っている。それは何の記事にもならない。私は、こういう日本のアンフェアな世論作りに対して、非常に憤慨を感じるものであると同時に、こんなことにねぇ、いちいち気にしていたんじゃね、政治活動していられません! そんなこと気にする必要はない! あの民主党政権のトラウマといいますか何といいますか、国民の間に失望感はあると思いますが、しかし、それ以上に今の安倍政権に対する不満や不平が心の中では非常に高まっていると、そう思っております。野党が協力するということが実現すれば投票率も非常に高くなると思いますし、必ず自公の過半数割れを実現できる。必ず選挙までに野党の大同団結を実現したい。そう私は思っております」
「それに付け加えて申し上げますと、最近、この元日にも一部メディアが報じていますけれども、衆参のダブル選挙ということが少しずつ現実味を帯びてきたと思います。私は、今の野党の状況でいけば、ほぼ、ダブル選挙の可能性が強いのではないかなという気が最近してきております。そういう意味で、参院を目指す人だけではなくて、衆院を目指す人も、あと半年ですから、ぜひ全力で。野党協力がどうなんだとか、そんなことを思い煩っていたんでは、もう政治活動できない。どうなろうがこうなろうが、『今のままの政治じゃダメだ』という思いで頑張ってもらわなくてはなりません。野党が団結すれば全くこわくない。むしろ政権交代の最大のチャンスだ。私はそう思っております。ぜひ今年は、私も最後の気力を絞って、体力を絞って、皆さんとともにその目標に向けて頑張りたいと、そう思っております」(了) (産経新聞16年1月1日)』
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