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(朝鮮日報日本語版) 【社説】韓国を軽視・無視、日本と中国の異常な動き
朝鮮日報日本語版 12/31(土) 8:15配信
日本の稲垣朋美・防衛大臣が一昨日、第2次世界大戦のA級戦犯などを祀った靖国神社を参拝した。現職の防衛相が軍国主義のシンボルである靖国神社を参拝するのは今回が初めてだ。とりわけ安倍首相と共に謝罪の意味で真珠湾を訪問した直後でもあるだけに、今回の参拝による衝撃は大きい。
韓日軍事情報保護協定(GSOMIA)が締結されてから1カ月が過ぎた。北朝鮮の核の脅威に対処するのに必要な情報を得られることから、韓国政府は国内の激しい反発を抑えてこの協定を締結した。しかしこの協定は日本が隣国を侵略し、数百万人の命を奪った過去と絶縁した国になったという仮定の上に成り立つものだ。そのような前提を日本側も知らないはずはない。ところが今回、防衛相が靖国神社参拝を強行した。このように最近、日本では韓国を軽視、あるいは無視する態度がたびたび見られるようになった。韓国が感情的な対応から抜け出せないからだろうか。
このような状況で韓国の民間団体が釜山の日本領事館前に慰安婦少女像を設置した。釜山市東区庁は28日、今回の少女像の設置が許可なく行われたことから、当初はこれを撤去した。しかし文在寅(ムン・ジェイン)前共に民主党代表が東区庁を「親日」と非難し「釜山市民による少女像の設置は真の独立宣言だ」などと反発したため、設置を阻止しないことにした。法律に沿って対応した東区庁長は「謝罪する」と発言した。韓日関係が今後非常に厳しい状況になる徴候がここでも表面化し始めたようだ。
これとは別に、中国外交部(省に相当)の陳海・アジア局副局長が26日に韓国を訪れ、政界や経済界の関係者と接触していたことが29日までにわかった。陳海氏は中国外交部で米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備問題を担当する人物だ。大統領選を前に韓国国内でTHAAD配備反対の世論を高めるのがねらいだろうか。一国の外交官が他国に一方的にやって来て、その国の外交当局と接触もせず勝手に行動するとなれば、これはその国と外交関係があると言えるだろうか。
日本と中国によるこれら一連の動きは、直接的には韓国の国政マヒによってもたらされたものだが、より大きな観点からみれば、これまでの対中、対日外交の失敗を示すものとも言えるだろう。中国と日本の異常な動きはこれから起こる出来事の何らかの前兆と考えるべきではないだろうか。
最終更新:12/31(土) 8:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161231-00000378-chosun-kr
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慰安婦像の設置、一転許可 「死に体」朴政権、合意破り黙認
産経新聞 12/31(土) 7:55配信
■政策「全否定」に走る世論、あおる野党
【ソウル=桜井紀雄】韓国の在釜山(プサン)日本総領事館前に慰安婦像が設置されたことは、朴槿恵(パク・クネ)政権のレームダック(死に体)化を端的に示した。友人の国政介入事件で朴大統領への弾劾訴追が可決され、政府が機能不全に陥る中、野党や世論は、朴氏が日本と結んだ合意や協定を「全否定」する動きを強めている。
「少女(慰安婦)像は生きた歴史教科書。市民の像設置は本物の独立宣言だ」
最大野党「共に民主党」前代表で、次期大統領選で支持率1、2位を争う文在寅(ムン・ジェイン)氏は、釜山市東(トン)区が像を一時撤去した28日、ツイッターにこう書き込み、撤去を「親日行為だ」と非難した。弁護士出身のはずの文氏が国際法に反する設置を称賛し、法に沿った区の処置を「親日」という、韓国では否定的意味が極めて強い言葉で糾弾したのだ。
共に民主党は、慰安婦問題をめぐる日韓合意について「政権交代後、必ず無効化するよう努力する」と宣言している。朴元淳(ウォンスン)ソウル市長や李在明(イ・ジェミョン)・城南(ソンナム)市長ら大統領選出馬に意欲を示す候補らも破棄や再交渉を主張。与党から集団離党を決めた議員グループも「追加協議が必要」と表明した。
崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件を受け、朴大統領が推進した政策を「一方的に決めたものだ」として全否定する世論の高まりが背景にある。野党側は日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の撤回も求めている。
世論調査機関の最新の調査では、59%が日韓合意を「破棄すべきだ」と回答。合意直後は4割以上が合意に肯定的だったが、今回、「維持すべきだ」との回答は25・5%にとどまった。
釜山の像設置に関してインターネット上では「違法であり、誰もが賛成するわけではない」との意見もあったが、一時撤去に反発する声にかき消された。
大統領権限を代行する黄教安(ファン・ギョアン)首相は、日韓合意を維持する方針を強調し、韓国人記者団に「もっとよい合意があるとすれば、どんなものがあるのか」と問い返したこともあった。
だが、外務省は今回の像設置についてひとごとのように「自治体の判断」だと突き放し、猛抗議にさらされた区側は結局、世論に屈した。
合意を推進した尹炳世(ユン・ビョンセ)外相は、韓国人記者団に「いま理解できない人々も今後、理解してくれる日が来るだろう」と語ったが、外国公館前の像設置という“合意破り”を見過ごした今は、その無責任ぶりが際立つこととなった。
最終更新:12/31(土) 8:06
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