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一週間ほど前にNHKBS1で放送された米国ABCニュースによると、ロシア・プーチン政権が民主党サーバーをハッキングした“証拠”として、1)モスクワ時間のタイムスタンプ2)キリル文字キーボード使用が主たるものと報じた。
ロシア国家機関が米国民主党のサーバーをハッキングするのに、モスクワからキリル文字キーボードを使ったと“信じる”のは、中学生未満の判断力というほかない。
(ロシアの要員が米国内で米国型キーボードを使って作業することも楽々可能の時代。逆に、米国の要員がモスクワからキリルキーボードを使って米国内のサーバーをハッキングすることも楽々可能)
しかも、プーチン大統領が“主犯”という決めつけも、ロシアという国家で米国民主党のサーバーをハッキングするという決定を下せるのはプーチン大統領の他にいないという子供じみた判断に由来するというのだから笑うほかない。
“親露派”とされるトランプ氏は、民主党サーバーのハッキングについて、「ロシアはやっていない」と言っているわけではなく、「ロシアがやったかもしれないし、中国がやったかもしれないし、少年がベッドルームからやったのかもしれない」と言い、ロシアがやったという“証拠”はないと主張しているだけである。
この「露ハッキング騒動」で起きたいちばんの問題は、次期大統領トランプ氏が、米国の防諜・治安の要であるCIAとFBIが下した「ロシアの犯行」という判断に異を唱え続けていることである。
オバマ政権が実際に対露制裁を実施するとしたら、プーチン政権に対する報復というより、CIA&FBIに盾つくトランプ氏を牽制することが目的と言えるだろう。
CIA&FBIそして大統領(オバマ氏)がロシアの犯行と断定しているのに、このまま何もしなければ、誰がやったかわからないというトランプ氏の言い分を認めたことになり、CIA&FBIの威信は地に堕ちてしまう。
ハッキング経緯の事実はどうであれ、CIA&FBIに逆らうトランプ氏のほうがおかしいという世論や雰囲気を醸成し、トランプ氏をCIA&FBIの制御下に引き寄せることが目的と考えたほうがよさそうだ。
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ロシアによる米大統領選介入、オバマ政権が制裁発動へ 報道
AFP=時事 12/29(木) 8:01配信
【AFP=時事】ロシアがサイバー攻撃によって米大統領選に介入したとされる問題で、バラク・オバマ(Barack Obama)米政権は週内にもロシアに対する報復措置を発表する見通しだ。米メディアが28日報じた。
このサイバー攻撃では米民主党や同党の大統領候補だったヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏のスタッフの電子メールがハッキングされ、流出した。
オバマ大統領はこれまでに、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が直接指示したとほぼ断定。米情報当局は共和党のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏を勝たせるのが目的だったと結論づけている。
米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)は当局者の話として、経済制裁や外交上の非難、秘密工作といった措置が早ければ週内にも発表されると報じた。サイバー攻撃による報復も含まれる公算が大きいという。
米CNNによると、クリントン氏の陣営を標的としたとみられているロシアによる偽情報工作に関係した個人も制裁対象になる可能性があるという。
大統領選ではクリントン氏とトランプ氏が接戦を演じたが、多くの民主党員はこのサイバー攻撃によってクリントン氏が勝つチャンスが損なわれたと考えている。【翻訳編集】 AFPBB News
最終更新:12/29(木) 8:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161229-00000004-jij_afp-int
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