（上に続ける）
　切れ者（狂犬）マティスだ。トラ大明神の世界戦略を無視して強烈な軍事パワーを発動するとは思えない。もはやそのような状況ではないし、そういう方法論では手ひどい失敗をし、早々に舞台から退場することになろう。
　筆者はマティスではないのでどんな戦術が飛び出してくるかは全く読めないが、何らかの頭脳戦のようなものか。

　いやトラ戦略では狂犬マティスを大上段に構えて、その陰で巧みに兵を引いていく手さばきなどである。

・新国防長官候補、マティス氏は本当に「狂犬」なのか　次期政権の人事案に秘められたトランプ氏の深謀遠慮（JBpress）
　http://www.asyura2.com/16/kokusai16/msg/539.html
　投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 11 月 30 日 10:39:05: igsppGRN/E9PQ　kNSCqYLU

◆進むシリア平定、ロシア台頭、米国不信／田中宇
　http://tanakanews.com/
　【2016年12月7日】　露シリア軍は、シリア全土のアルカイダをイドリブに追い込んで集める作戦だ。シリア各地の町や村で、シリア軍の攻撃を受けて追い出されたアルカイダの多くはイドリブに移動している。露シリア軍は、しばらくイドリブを放置する予定だ。露アサドは、アルカイダを穏健派と故意に誤認し続ける米政府を逆なですることを避けつつせず、イドリブ以外のシリアの安定化や再建を加速できる。トランプは「シリアに穏健派などいない。米政府は馬鹿げた誤認をしている」という趣旨の発言を繰り返しているので、いずれ米政府の誤認は解消される。そうしたら、露シリア軍がイドリブのアルカイダを掃討するだろう。

　フリンの考え方は、すでにここでも明らかになっている。選挙参謀としてもトランプの世界戦略の形成に大きく関与してきた見られるバリバリだ。
　トラがマティスを紹介するとき、わざわざ”狂犬マティスだ”と芝居じみたのも良く見極めておきたい。トラさん、策士の臭いがする。本心は別のところにあるのではないのか。

木村太郎（フジ）によると、1968年？、パックス・ブリタニカの終わりとともに、未だ十分に強く力のある英軍を世界からスーっとっ引き上げたという。その伝を倣（なら）えるかどうか。

（マイケル・フリンの思想）
・http://www.asyura2.com/16/kokusai16/msg/421.html#c1
　http://www.asyura2.com/16/kokusai16/msg/421.html#c3