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件名:怒りから代案へ、成長する「広場の民主主義」
日時:20161129
媒体:the hankyoreh
出所:http://japan.hani.co.kr/arti/politics/25791.html
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大統領府の居座りが長くなるほど、広場の民主主義はさらに深まっている。怒りの場であった広場では少数者の声が増幅され、討論と熟議が行われる場に進化している。集会に参加した市民たちの手にも、検察改革、セヌリ党議員の全員辞任、両極化政策の全面廃棄など、韓国社会の基本構造を再び立て直そうという要求が込められている。
26日、光化門(クァンファムン)集会の本行事に先立ち、午後1時からソウル市庁前広場で開かれた「わいわい市民評議会」には、150人あまりがみぞれの降る中三々五々と円卓を囲んでグループディスカッションを行った後、投票を行った。「朴槿恵(パク・クネ)大統領をどのように退陣させるか」については「国会が弾劾を進め、憲法裁判所が拒否しないように団体行動を続けていくべき」(37%)という意見が最も多く、「政府の無能力と道徳性を牽制する装置をどのように作るべきか」については36%が「大統領と国会議員に対する国民リコール制度を憲法に明示」を選択した。光化門広場のセウォル号の座り込み場の隣の「朴槿恵退陣キャンプ村」では、午前9時に15~20人が集まり「村民会議」を開いて活動計画などさまざまな事案を論議する。24日午前10時には初めての村総会を開き、朴大統領の退陣後至急推進すべき7大課題を選定した。広場に出た市民たちから噴出する要求を選び出すためだ。
文化芸術、労働、人権、女性、性的マイノリティ、青少年団体に所属する村民たちは、お互いさまざまな違いをさらけ出した協議を経て、▽不正蓄財を没収し、20代の借金から清算▽警察・検察・裁判所のトップの直接選挙制実施▽韓国放送(KBS)の中に集会・デモの特別放送担当部署設置など、ユニークな課題を採択した。特に「特定嫌悪犯罪加重処罰法制定」は、人権をめぐる激しい論争と字句の修正を繰り返したという。
組職も続々と生まれている。「村民会議」は朴槿恵退陣戦略だけでなく、以後の社会について公論の場が必要だと判断し、「広場討論委員会」を構成して、少なくとも週1回以上広場で討論会を開くことにした。第1回討論会は29日午後2時、キャンプ村で開かれる。第1回討論会を準備中のイ・ウォンジェ文化連帯文化政策センター所長は「提案は短く、全体討論は長く持つつもりだ」とし、「汝矣島(ヨイド)の政治を越え、市民のための新しい政治を実現する談論と政策まで作り出す」と話した。イ所長は「さまざまな主体が各地で次々と開いている討論会を一つにつないで汲み上げる討論会を12月に開く一方で、これらの討論で出た結果をアーカイブに構築し、次の大統領選挙で強力に世論化する計画」だと付け加えた。
違いと差異についての共存と交渉が可能な「差異の政治」も芽吹いている。26日の光化門キャンドル集会には当初男性ヒップホップグループのDJ DOCが出演する予定だったが、このグループの新曲「受取人明らか」の歌詞に対する女性嫌悪の議論により、25日に出演が取り消された。女性学者のクォンキム・ヒョンヨン氏は27日、自分のフェイスブックに「民主政治の一つとして何人かのフェミニストたちが行った抗議が受け入れられたのが何より嬉しい」と書き込んだ。27日に掲載されたこの文は、28日現在、2000件を優に超える「いいね」と800件近い「シェア」を記録している。若いフェミニストたちが「女性嫌悪をしなければヒップホップはできないのか」とし、主催側に抗議して出演取り消しが実現したという。ソーシャルネットワーク(SNS)では議論が続いているが、少なくとも主催側が有名芸能人の公演を大きな負担を負ってでも1日前にキャンセルしたのは差異の政治、広場民主主義のプロセスを見せるものだと評価される。
アン・ヨンチュン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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ARIRANG NEWS / Published on Nov 28, 2016
euronews (in English) / Published on Nov 29, 2016
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