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http://www.sankei.com/premium/news/161126/prm1611260005-n1.html
【テキサス親父「トランプ大統領」誕生を分析】
行きすぎた「ポリティカル・コレクトネス」アメリカはいつから社会主義になったのか
(1/3ページ)【ドナルド・トランプ氏、第45代米大統領に】
※この記事は、トランプ大統領誕生の背景にあるアメリカの病をはじめ世界の「悪」を論じた『テキサス親父の大予言 日本は、世界の悪を撃退できる』(トニー・マラーノ著)から抜粋しました。ネットでのご購入はこちらへ。https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4819112945/asyuracom-22
トランプ氏が俺たちのような保守派から人気を集めている理由は、おかしな米国型リベラリズムの象徴ともいえる「ポリティカル・コレクトネス(Political Correctness)」(PC)の考えに汚染されていないからなんだ。
PCは、「人種や民族、ジェンダー、職業の違いによる差別、キリスト教以外の宗教などへの差別をなくそうという考え方は『政治的に正当である』」という意味で使われる。ところがアメリカでは近年、このPCが行き過ぎていて、意味のない言葉狩りや、マイノリティー(少数派)保護と称した被害者ビジネス、個人中心主義が蔓延している。そのため、白人以外の人や女性、あるいは同性愛者のようなマイノリティーに対して少しでも否定的な発言をすると、すぐに「差別だ!」と大きな批判を浴びることになる。これは政治家や著名人に限った話ではなく、一般人も同様だ。
確かに差別はよくない。だが、それが行き過ぎてしまっているから大変なんだ。
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●キリスト教もリベラルの標的の1つに
リベラルの連中によるアメリカ破壊活動はとどまることを知らず、ヤツらはさまざまなものを標的にしている。キリスト教もその1つだ。米独立宣言(1776年)の冒頭には「すべての人間は生まれながらにして平等であり、その創造主によって、生命、自由、および幸福の追求を含む不可侵の権利を与えられている」と記され、合衆国憲法修正第1条は、信教の自由を保護している。アメリカ人は「自由」と「平等」を最も大切にし、それぞれの人種や宗教への敬意を持ち続けているはずだった。
ところが、アメリカでは最近、「キリスト教への見えない差別」が絶えないんだ。米連邦政府が公式に始めたわけではなく、リベラルの連中の「キリスト教などの宗教を肯定的に報道をすることは、政治的に正当ではない」という考えのもと、メディアやハリウッド(映画界)が主導している。もちろん背後には、リベラル派の巣窟・民主党の存在がある。オバマ大統領自身が、「人々はキリストの名の下に十字軍や宗教裁判など、ひどい行いを犯してきた」と、まるでキリスト教を否定するようなスピーチまでしていたほどだ。
日本人には信じられないかもしれないが、アメリカの大多数のテレビではクリスマスに「メリークリスマス」とは言わず、代わりに「シーズンズ・グリーティング」(季節のあいさつ)と言う。「ジングルベル」も流さない。まるで宗教を否定する共産主義国家みたいだ。テレビや映画には事実上、キリスト教を中傷し、あざ笑い、侮辱するような表現も多いんだ。
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以前、ラジオのトーク番組を聴いていたら、司会者が、大西洋で日間も漂流した男性について話していた。男性は漂流時のことについて、「聖書を隅から隅まで、何度も読んだ」と証言したんだ。聖書が、男性に生きる希望と勇気を与えたんだが、この漂流劇を報じた新聞記事には「聖書」という言葉は1つも出てこなかった。これを正しく報じていたのは、イギリスのメディアだった。
この背景には政教分離や、宗教絡みのテロもあるのだろう。でも、こんなことをしていたら、キリスト教に基づいたアメリカの伝統や文化を破壊し、アメリカ人の信仰や信条を否定することになるぜ。リベラル派は将来、アメリカ人に「インターナショナル」(社会主義者の革命歌)でも歌わせる気なのか?
■トニー・マラーノ
1949年生まれ。米テキサス州在住のイタリア系アメリカ人。サラリーマンを定年退職後、動画サイト「ユーチューブ」で連日、評論活動を行っている。世界のあらゆる”悪”と戦う「プロパガンダ・バスター」でもある。大変な親日家であり、日本でも圧倒的ファンを獲得している。著書に『日本は世界一だ! 宣言』(扶桑社)、『テキサス親父、韓国・中国を叱る! 』(PHP研究所)の他、室谷克実氏との共著『没落する反日国家の正体』(ビジネス社)、ケント・ギルバート氏との共著『素晴らしい国・日本に告ぐ! 』(青林堂)など。
※この記事は、トランプ大統領誕生の背景にあるアメリカの病をはじめ世界の「悪」を論じた『テキサス親父の大予言 日本は、世界の悪を撃退できる』(トニー・マラーノ著)https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4819112945/asyuracom-22から抜粋しました。
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