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トランプを支援した富豪アデルソンの背後にいるイスラエル首相はロシアやトルコと関係修復の動き
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201611120001/
2016.11.12 15:25:37 櫻井ジャーナル
今回のアメリカ大統領選挙でドナルド・トランプに対する最大の寄付者はシェルドン・アデルソンだった。アメリカのラス・ベガスとペンシルベニア、東南アジアのマカオとシンガボールでカジノを経営している人物で、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と緊密な関係にある。
そのネタニヤフは今年5月、狂信的ユダヤ至上主義者として知られているアビグドル・リーバーマンを国防大臣に据えた。ロシアにパイプを持っていることが理由だと言われている。その閣僚人事だけでなく、ネタニヤフ首相は盛んにモスクワを訪問、6月7日にプーチン大統領と会談した。つまり、その段階でネタニヤフ政権はロシアへの接近を図っていた。アメリカのネオコン/シオニストとイスラエルの間に亀裂が入った可能性もある。
また、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は6月下旬にイスラエルとの和解を発表し、ロシアのウラジミル・プーチン大統領に対してロシア軍機の撃墜を謝罪した。7月13日にはトルコの首相がシリアとの関係正常化を望んでいることを示唆している。
この過程でロシア、イスラエル、トルコは友好的な関係を築いていたと言われ、アメリカやEUの中東における影響力は低下していた可能性が高い。そして7月15日、トルコでは武装蜂起があった。クーデター未遂だ。真相は不明だが、アメリカを黒幕とするトルコ軍の協力者が実行した可能性が高いと見られている。
武装蜂起の直後、クーデター計画の拠点になったと見られているインシルリク基地を約7000名の武装警官隊が取り囲み、基地の司令官が拘束されたとも伝えられている。この基地の主な利用者はアメリカ空軍とトルコ空軍で、イギリス空軍やサウジアラビア空軍も使っているとされている。
7月31日にはアメリカのジョセフ・ダンフォード統合参謀本部議長がトルコを訪問、8月24日にはジョー・バイデン副大統領がトルコへ派遣されている。副大統領がトルコへ到着する数時間前、トルコ政府は特殊部隊を含む戦車部隊をシリアへ侵攻させたが、その際にアメリカ軍が主導する連合軍が空爆で支援したという。シリア政府はトルコの軍事作戦を侵略行為だと非難、ロシア政府も両国の合意に違反していると怒っている。アメリカ政府がトルコ政府の離反を止めにかかったように見えるが、それが成功したかどうかは明確でない。
トランプを支援したアデルソンがネタニヤフの動きとリンクしているとするならば、ロシアのウラジミル・プーチン政権、イスラエルのネタニヤフ政権、トルコのエルドアン政権、そしてシリアのバシャール・アル・アサド政権の関係にアメリカも加わる可能性があり、ヒラリー・クリントンを支えていた勢力の戦略は崩壊するかもしれない。
クリントンの背後には投機家のジョージ・ソロスがいる。ハッキングされたソロスの電子メールの中に、国務長官時代のヒラリー・クリントンに対してソロスがアルバニア情勢に対する対処の仕方をアドバイスしている。そのメールは2011年1月24日に書かれたものだ。そこでソロスはトランプ潰しを始めるという推測が出てくる。トランプの得意技はカラー革命だ。
ちなみに、安倍晋三はI・ルイス・リビーなどネオコンに操られているのだが、アデルソンの影響も受けている。ネオコンの命令に従いつつ、ロシアへ接近しても不思議ではない。
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