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熱狂的に受け入れられた(C)ロイター
選挙演説の“大放言” トランプ大統領はどこまで本気なのか
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/193599
2016年11月11日 日刊ゲンダイ
「メキシコは、麻薬や犯罪を持ち込む人々を送り込んでくる。彼らは強姦魔だ」
「メキシコとの国境に“万里の長城”を建設する」
すべてはこの大放言から始まった。アメリカ合衆国次期大統領に決まったドナルド・トランプ(70)の昨年6月の出馬表明演説は物議を醸したが、今となれば“暴言王”の一連の過激発言が、ホワイトハウスの主の座へつながったことは否めない。
トランプは不法移民対策として「強制送還部隊をつくる」とブチ上げ、不満を持つ白人に熱狂的に受け入れられた。イスラム教徒の一時入国禁止を呼びかけ、「イスラム国を打ち負かす」と資金源である油田空爆もちらつかせた。米国がテロ容疑者に水責めなどの拷問を禁止しているのは「弱腰」と切って捨て、「イスラム国に勝てないのは我々の弱さと無力さ、こういう考え方のせいだ」と力説してみせたが、暴言王はどこまで本気でやるつもりなのか。元外交官の孫崎享氏が言う。
「トランプ氏自身が『私の発言はすべて示唆だ』と言っています。つまり本人も、さらに支持者も、実際に万里の長城を造るのは難しいと分かっているのです。すべての過激発言は、6〜7割の白人層が本音で思っていることで、彼らにとって現実にできるかどうかは問題ではない。『自分たちの職を奪った移民は許せない』という怒りや不満、価値観を共有し、代弁してくれたからトランプ氏に投票した。論理より感情を優先させた点は、英国のEU離脱と似ているように思いますね」
トランプの怒りの矛先は“同盟国”にも向けられ、「日本、ドイツ、韓国を守っているが、彼らは支払いを一切していない。公平な負担がなければ日本を守れない」などと脅しをかけた。
「これは厳しく要求してくるはず。日本を揺さぶることで、ドイツと韓国からもっと引き出すつもりでしょう。戦う経営者の駆け引きのセンスを感じます」(孫崎享氏=前出)
安倍政権じゃ、とても太刀打ちできそうにない。
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