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現実味が増してきた「トランプ大統領」、彼の性格が分かる特徴8つ(まぐまぐニュース)
http://www.asyura2.com/16/kokusai16/msg/129.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 11 月 04 日 21:22:35: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


現実味が増してきた「トランプ大統領」、彼の性格が分かる特徴8つ
http://www.mag2.com/p/news/226366
2016.11.04 まぐまぐニュース


アメリカ大統領選がいよいよ目前に迫っています。選挙戦終盤まではヒラリー氏が優勢と見られていましたが、「FBIがメール問題の捜査を再開」との報道以降、急速にトランプ氏の支持率がアップし現段階では五分五分、どちらが勝ってもおかしくない状況となっています。無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では、著者の北野幸伯さんがマイケル・ダントニオ氏の著書をひきながら、トランプ氏の特徴について分析しています。

■トランプの心理、8つの特徴

世界最大の「リアリティーショー」アメリカ大統領選。もうすぐ結果がでます。トランプにセクハラされた女性が11人も登場し、「ヒラリー勝利は確実か!?」と思われた。しかしここにきて、「FBI、メール問題の捜査を再開」というニュースが出て、トランプ、ヒラリーの支持率がほとんど並んでいます。

ところで、過激な発言で知られるトランプさんは、何を考えているのでしょうか? BBCニュース11月2日付に、「8つの特徴」が載っていました。「The Truth About Trump(トランプの真実)」の著者マイケル・ダントニオさんのインタビューがもとになっています。

■トランプの心理、8つの特徴

1.過去について話すのが好きではない

どうして「いつも今が第一」なのかと問われたトランプ氏は、「僕は過去にこだわらない。そこが気に入らない人もいる。僕は未来のことを考えている」と答えた。

「過去から学ぶが、過去にこだわらない。それはとても大事な教訓だと思う」とトランプ氏は述べ、さらに「反省しないし、ほかの人にも反省してほしくない」と付け加えた。
(BBC News 11月2日)

これ、日本にとってはありがたいですね。というのも、日本は常に、「過去にこだわりつづける国々」からの攻撃にさらされているからです。

「反省しないし、ほかの人にも反省してほしくない」

これも、日本にとってはありがたいです。というのも、日本は、戦後70年経っても「反省が足りない!」と言い続ける国々からの攻撃にさらされているからです。
2.けんかが好き

ニューヨーク市クイーンズ地区で過ごした幼少期について聞かれ、「いつもとても反抗的だった」とトランプ氏は答えた。

「あまり当時のことは話したくないんだ。でもとても反抗的で、自分はこうするんだと決めて譲らなかった」

「けんかが大好きだった。いつも大好きだった」と述べ、「どんなけんかでも。どんなけんかでも大好きだった。体を使うのも含めて」と補足した。
(同上)

そんな感じがします。ヒラリーさんとのやり取りをみていて「ケンカ慣れしている」と思いました。

過去の卑猥な発言の録音が公開されると、「あんなのはロッカールームの会話に過ぎない。俺は口でいうだけだが、ビル・クリントンは、実際にやっている。だから、俺よりずっと悪い。ヒラリーは、ビルの犠牲者を虐待した。もっと悪い」などと言っていました(テレビ討論を思い出しながら書いているので、正確な訳ではありません。念のため)。

さらに、セクハラの犠牲者が次々と名乗りを上げると、「嘘つきだ!」と一蹴しました。日本人でもアメリカ人でも、もうギブアップしているところでしょうが、彼はあきらめません。やはりケンカ慣れしているのでしょう。
3.失敗を受け入れるのが嫌い

倒産を何度も経験しているものの、トランプ氏は「失敗は一度もしてない。いつも失敗を成功に変えてきたから」と話している。
(同上)

これは、成功する人の典型的な特徴ですね。発明王エジソンも同じようなことを言っていました。
4.自分の名前が記事になるのが大好き

自分の名前が記事に書かれているのを初めて見た時(若い有望な野球選手として本塁打を打った)について、「自分の名前が印刷されているのを見て、気分がよかった。面白かった」と話している。

「ほとんどの人は、記事にならないからね。ほとんどの人は記事になりたいはずだけど、記事になる人がどれだけいる? 全然いない。記事になる人はほとんどにない」
(同上)

自分の名前が記事になるのが好きだそうです。肯定的な内容で自分の名前が新聞に出れば、誰でも嬉しいかもしれませんが。
5.良い政治家は良いセールスマンだと考えている

「良い政治家は良いセールスマンでないとならない。いいか?」とトランプ氏は言う。
(同上)

まさにその通りですね。結局国も、ある面会社と変わりません。たくさんお金を稼いで、社員とその家族(国民)が豊かになればいい。

景気が悪くて国にお金がなくなると、ありとあらゆる問題が起こってきます。

・失業者が増える
・犯罪が増える
・自殺が増える
・将来が不安で結婚できない
・結婚したが、将来が不安で子供を作れない
・金がないので、インフラがボロボロになる

などなど。
6.自分は正直だから騒ぎになると考えている

「僕は正直だから、騒ぎになるんだと思う。正直すぎるから、騒ぎになるんだと思う」とトランプ氏は言う。
(同上)

ある面、その通りだと思います。たとえばトランプさんは、「イスラム教徒をアメリカに入国させるな!」と言いました。なぜかというと、「ISメンバーと、普通のイスラム教徒」の区別がつかない。誰も、「僕はISメンバーです!」と宣言して入ってきませんから。

普通のイスラム教徒として入ってきたISメンバーがテロをする。アメリカ国民も、テロの恐怖におびえているので、この発言でトランプの支持率は下がらない。ただ、「国民の声を代弁しただけ」。

しかし、「ポリティカル・コレクトネス」的には大問題。マスコミは「差別だ!」と大騒ぎしました。
7.パットが上手(らしい)

「スポーツのたとえは色々なことに使える」とトランプ氏はダントニオ氏に言う。「ゴルフをしていて、パットが上手な奴もいれば、遠くの飛ばすのが上手な奴もいるし、ほかの何かがすごく上手な奴もいる」。

「僕にとってはごく自然なことで、僕は生まれつき、パットが上手なんだ」とトランプ氏。
(同上)

これは、「ゴールに到達するのがうまい」という意味でしょうか。確かに、最初は「おもしろ候補」と思われていましたが、最終戦まで残りました。

そして、最後8番目。私にとっては、もっとも興味深い話。
8.スキーの名人を良く思っていない、自分より上手いと見せつけられるのも嫌い

本を書くにあたって、ダントニオ氏はトランプ氏の元妻イバナさんにも取材した。付き合い始めて間もなくコロラド州にスキーをしに出かけた時のことを、イバナさんは話した。

イバナさんがスキーが得意だと知らなかったトランプ氏は、先に斜面を下ってから恋人に「こっちだよ、ベイビー、こっちだよ」と呼びかけたという。そこでイバナさんは「空中で回転したんです。2回、くるって。彼の前で2回。そしてそのまま遠くまで滑って行った」

「ドナルドは激怒して、スキーを外して、シューズも外して、レストランまで歩いて行ってしまった。我慢できなかった。まったく我慢できなかったんです」
(同上)

恋人が自分よりスキーがうまいのが、我慢できなかった!その後の態度は、子供のようです。

■トランプさんとのつきあい方

トランプさんの特徴を、もう一度見ると。

1.過去について話すのが好きではない
2.けんかが好き
3.失敗を受け入れるのが嫌い
4.自分の名前が記事になるのが大好き
5.良い政治家は良いセールスマンだと考えている
6.自分は正直だから騒ぎになると考えている
7.パットが上手(らしい)
8.スキーの名人を良く思っていない、自分より上手いと見せつけられるのも嫌い

まとめると、

・率直、正直
・負けず嫌いで、競争好き
・目立ちたがり屋で、自己顕示欲が強い
・政治とビジネスを同一視
・他人に負けるのが我慢できない、自分が一番でないと気がすまない

ということでしょうか? こういう陽の人には、陰で接するのがいいと思います。

今、トランプはプーチンを認めていますが、本当に大統領になったら、プーチンとも習近平ともぶつかる気がします。特に、スキーのエピソードでわかったことは、「使える」ということです。

もしトランプさんが大統領になったら、日本ははっきりと、「日本は、アメリカの覇権が存続することを強く望んでいる」「アメリカの覇権が続くよう、協力を惜しまない」と言いましょう。トランプさんは、にっこりほほ笑むことでしょう。

続けて、「しかし、国際社会は日本と同じようには考えていないようだ。国際社会は、中国が覇権国家になると見込んでいる。そのことは、アメリカの警告を無視して、57もの国がAIIBに入ったことからも明らかだ」と言います。するとトランプさんの「負けず嫌い」に火がついて、「中国に勝つにはどうすればいいか?」と考え始めることでしょう。

いつも書いていますが、日本が絶対に避けなければいけないのは、アメリカ抜きの日中戦争に追い込まれることです。最良のパターンは、「アメリカを中心とするバランシング同盟」を築き、中国が暴発できないようにすること。

もしトランプさんが大統領になれば、彼が望むように、リーダーシップを発揮してもらいましょう。日本が考えるべきなのは、彼の強大なエネルギーを正しい方向に向かわせることです。

image by: Evan El-Amin / Shutterstock.com

ロシア政治経済ジャーナル
著者/北野幸伯
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