http://www.asyura2.com/16/kokusai16/msg/114.html
Tweet |
この期に及んでは全国ベースの支持率はほとんど意味がない。全国ベースの支持率で負けていても獲得選挙人が多数であればいいわけで、州別さらに言えば激戦州(ひっくり返りそうな州は5つくらい)で支持率がどうなっているかが問題である。
番狂わせ(トランプ氏勝利)の要因は、これまで大統領選で棄権を重ねてきた人が投票に動き投票率が大きく上昇することであろう。
ガチンコの選挙戦でほんとうに接戦なら、今回投票するかどうか曖昧な人・誰に投票するか迷っている有権者に関する詳細な調査をしなければ帰趨はわからない。
それはともかく、ずっと考えてきながら確証は未だ得ていないが、投開票がガチンコでも、トランプ氏が共和党の大統領候補に指名された時点でヒラリーさんの勝利が“確定”したと思う。
民主党オバマ政権が2期続き、有権者の大多数はリーマン・ショック後の“経済回復”から恩恵を受けたという思いがない。(オバマケアも、保険料が来年から25%もアップする)
このような政治的流れのなかで、共和党が多くの人にまっとうと思われるような候補を指名すれば、共和党支持者に加え長期民主党政権に飽きたり不満を抱く民主党支持者たちまで取り込み、是が非でも大統領になるというヒラリーさんの“夢”は断たれたはずである。
トランプ氏が立候補しただけでなく共和党の指名を獲得するに至った経緯を考えると、まずはヒラリーに対抗する共和党有力政治家を予備選で潰すための“当て馬”であり、本選ではヒラリーさんを戦いやすくするための“噛ませ犬”の役割をトランプ氏が担ってきたような気がする。
トランプ氏が予備選に勝利した背景として白人多数派の憤懣や不安があるのは確かだが、メディアがこぞってトランプ氏の言動に焦点をあてた報道を行ったことで予備選の勝利に貢献したと思う。他の予備選候補者は、存在感が希薄になったりトランプ氏の“毒気”にやられたりでさんざんだった。
トランプ氏の“過激な”言動も、一定割合の有権者には強い訴求力があるとしても、大統領選で勝てるほどのものではない。
二人の討論会を見て思ったが、同じテーマや政策を話すにしても、より有効な説明方法があるのにわかりにくい説明(数字を唐突に示すなど)が多かった。
本選のヒラリーさんは、なにやかにやとアラがあるトランプ氏を批判することで調子を上げていった。
何より、トランプ氏支援について共和党主要政治家が割れてしまうかようではトランプ氏の勝利はない。
どうしても大統領になりたいという思いは強いとしても、甘い言葉(リベラルな言動)だけで明確な政策はないヒラリーさんは、御しやすい大統領になると支配層に思われているのだろう。
(TPPにどう対応するかがヒラリーさんの最初の試金石になる)
※関連参照投稿
「トランプ氏、最後の反撃 FBI、クリントン氏の捜査再開 終盤戦に影響も:FBIの“アリバイ工作”に甘い対応のトランプ氏」
http://www.asyura2.com/16/kokusai15/msg/838.html
※タイトルだけ参照
「西側マスコミ トランプ氏を「クレムリンのエージェント」呼ばわり:トランプ氏が主要対立候補で得してるのはクリントン氏だが」
http://www.asyura2.com/16/kokusai14/msg/685.html
=========================================================================================================================
World | 2016年 11月 3日 12:41 JST
クリントン氏、捜査再開前のリード保つ=ロイター/イプソス[ロイター]
[ニューヨーク 2日 ロイター] - ロイター/イプソスが2日に公表した米大統領選に関する世論調査によると、民主党候補ヒラリー・クリントン氏の支持率が共和党候補ドナルド・トランプ氏を6%ポイント上回った。クリントン氏は、メール問題で米連邦捜査局(FBI)が捜査再開を発表する前のリードを保った。
今回の調査期間は10月28日─11月1日で、有権者がFBIの捜査再開を知った段階と考えてよいもの。クリントン氏の支持率は45%、トランプ氏は39%だった。
FBIの捜査再開が発表される前日である27日の調査では、クリントン氏43%、トランプ氏37%だった。
「第3の候補」を含めた場合では、クリントン氏支持が45%、トランプ氏37%、ゲーリー・ジョンソン氏5%、ジル・スタイン氏2%で、クリントン氏がトランプ氏を8%ポイントリードしている。
他の世論調査ではこの1週間に、クリントン氏のリードが縮小している。主要な世論調査結果の平均値を発表しているリアルクリアポリティクスによると、10月28日時点で4.6ポイントだったクリントン氏のリードは、11月2日時点では1.7ポイントとなった。
http://jp.reuters.com/article/usa-election-poll-idJPKBN12Y085
- カンボジア首相、米大統領選でトランプ氏の勝利望むと表明:「世界はよい方向に変わる。ロシアとの緊張緩和が望める」 あっしら 2016/11/04 04:14:13
(0)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。