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プーチン大統領、将来のロシアとトルコの関係を語る[スプートニク日本語]
2016年10月11日 18:02(アップデート 2016年10月11日 18:10)
ロシア・トルコ政府間委員会は二国間関係の完全な回復に向け力を注ぐとし、プーチン大統領が月曜日イスタンブールで、エルドアン大統領との会談の結果として次のように述べた。
「我々はこれからも関係の完全な正常化に向けて努力していき、近い将来、政府間委員会がこれに取り掛かるということで合意した。この作業へのロシアの関心をはっきりさせたい」
プーチン大統領とエルドアン大統領は、全方向での協力回復の意向だと発言した。特に、ロシア側が段階的に特別な経済対策とトルコ企業への制限を撤廃するよう確認され、石油パイプライン「トルコ・ストリーム」やアックユ原子力発電所計画の凍結も解かれた。さらに、チャーター便を再開し、2国間のビザ制度問題を解決するとの決定も取られた。
トルコがNATO加盟諸国なのに関わらず、エルドアン大統領は、トルコ政府が防衛産業分野でロシア政府と協力する用意があるとも述べた。
ロシアとトルコの関係は、トルコのF‐16戦闘機がシリアでロシアのスホイ24爆撃機を撃墜し、緊急脱出したパイロットのオレグ・ペシコフ氏が地上から銃撃されて死亡した昨年11月に著しく悪化した。
プーチン大統領はこれをテロリストの共犯者らによる「背信行為」だとし、トルコに対して一連の制裁を発動した。その後、アルパルスラン・チェリクがパイロット殺害に関与したとの声明を表した。
4月初旬、チェリク容疑者はトルコのイズミルで武器の不法所持容疑で逮捕された。容疑者は取り調べで、ペシコフ氏を銃撃したのは自分ではないが、戦闘グループの司令官としてその責任を負ったと主張した。イズミル検察庁は、「証拠不十分」としてチェリク容疑者に対するペシコフ氏殺害の訴追を取り下げたが、6月27日に予審判事が審理を再開した。
また27日、トルコのエルドアン大統領がプーチン大統領に書簡を送り、スホイ24型機の撃墜について謝罪し、パイロットの家族に哀悼の意を表したほか、トルコはロシアとの関係が損なわれるのを望んでいないことが明らかとなった。
https://jp.sputniknews.com/politics/201610112885165/
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「トルコ・ストリーム」は2本同時に運用開始の可能性[スプートニク日本語]
2016年10月11日 20:06(アップデート 2016年10月11日 20:54)
ロシアとトルコは「トルコ・ストリーム」計画の政府間協定の枠内で、2019年12月30日に石油パイプラインを2本同時に運用開始すると合意した。露紙コメルサントが報じた。
同紙が指摘するところ、文書にはそれぞれ年間157億5000万立方メートルを輸送する能力があるパイプラインを2本建設すると書かれているという。1本はトルコの消費者用で、2本めは南欧州への天然ガス輸送用だ。
同紙によると、「トルコ・ストリーム」が稼働を開始したあと、現在トルコへの経由を行っているウクライナの天然ガス輸送システムは年間140億から150億立方メートルの天然ガスを失うという。
同紙情報筋によると、建設開始は2018年を予定している。
https://jp.sputniknews.com/business/201610112885935/
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